エルサレム米国領事館によると、イスラエル国境当局は、パレスチナ自治政府支配地域のみの旅行を許可する入国ヴィザの発行を始めた。
今週、領事館のウェブサイトに、イスラエルの政策変更と、アレンビーとベングリオン国際空港の両方の係官により取られる所見に基礎を置くと、日付なしで掲載された。
領事館の「国境越え」区分に詰め込まれ、『新たなパレスチナ自治政府地域オンリー・スタンプ』と題された記入は、先月全般を通じ、非パレスチナのアメリカ、フランス、イタリア、ヨルダンの旅行者からMa'anへの、イスラエル係官が新しい入国査証を発行し始めたとの先立つ報告で確認された。
「西岸に繋がりがあると示すか、あるいは西岸への旅を計画する者は誰も、グリーン・ライン内イスラエルへの入域が(ベングリオンの場合、戻ることも)許可されないこのスタンプを得るかもしれない」と、ウェブサイトの記入に読める。このヴィザはまた、イスラエルが「併合」を発表した1967年以来継続的に占領されたままの、パレスチナ東エルサレムへの旅をも排除する。
驚くことに、領事館の記入は、その政策に対し無力で、外交官が、西岸外の旅から、例え西岸内のパレスチナ自治政府が支配するカントン(州、といえるほど大きくない、西岸では、まあ、支配飛び地)間でさえ排除され、弱められたスタンプでレッテルを貼られた米国市民を支援すると期待できないと付け加えた。
「領事館は、一度得たこのヴィザ変更の手助けはできない;西岸のイスラエル連絡事務所のみ手助けできるが、それをするとは思えない」と記入は述べる。「旅行者は油断なく、入国に際しては、受けるスタンプに注意を払うべきである」
原文:Ma'an News Agency
アーカイヴ:アレンビー検問所でパレスチナ当局ヴィザ発行(08月11日)
米国領事館に何もできないとしたら、この国の大使館にも何もできない。入国に際し目的地を尋ねられたなら、間違っても「ベツレヘム」などと言ってはいけない、テルアヴィヴ、ハイファ、せいぜいがナザレか。ベツレヘムに行けなくなる?