イスラエル裁判官は、パレスチナの子どもだけの判決に対処する新たな軍事裁判所の設立を発表した。
ヘブライ語日刊紙、Ma'arivは、「これからは、パレスチナの子どもは、特別軍事法廷の新機構の下、子どもが通常の軍事法廷に連れてこられる最近の状況を避ける、法的成人の年齢以下の子どもに判決を下す、軍事裁判官の前に連れてこられるだろう」と書いた。
法的成人の年齢以下の子どもへの、通常の軍事裁判所での判決言い渡しは、イスラエルが1991年に批准した、の違反を構成する。
法廷の設立は、イスラエル中佐裁判官、Aharon Mishnayotにより発表された。
(後略)
全文:Ma'an News Agency
子どもたちが通常の軍事法廷で裁かれるのは、何十年も続いてきたことで「最近の状況」などではない。
イスラエル軍が午前2時頃、パレスチナの村を襲い就寝中の子どもを拉致していくのも「子どもの権利条約」違反だし、拷問して「自白」を強要するのも「子どもの権利条約」違反である。教科書、ノートや筆記具へのアクセスを妨げ、学校を空爆して破壊するのも「子どもの権利条約」違反、建設資材の輸入さえ許可せず、テント住まいを強要するのも「子どもの権利条約」違反。つまりイスラエルがパレスチナの子どもたちに課すすべては「子どもの権利条約」違反なのだが、その唯一の是正が「子ども専用軍事法廷」、まあ、ご立派というか、一貫している。