Ali Waked
2009年11月12日
Yitzhar入植地の近くに位置する西岸の村、ブリンのパレスチナ人農夫は、木曜日朝、何十本ものオリーヴの樹が切り倒されているのを発見した。
ブリンのアクラム・アムラムは、午前5時30分頃に、彼の土地で、根こそぎにされた97本のオリーヴを発見した、とYnetに語った。
「わたしは、わたしの土地で行われた大虐殺を見いだして、泣いたと認めるのに躊躇しない」と、彼は語った。「これらの樹々は樹齢60年以上で、わたしは子どもを育てたのと同じように彼らを育てた」。
アムラムによると、樹々は大変貴重だった。「わたしは、これらの樹々で生計を立て、他の仕事をしていない。しかしわたしの痛みは、失われた生計のためばかりでなく、わたしが育て育んだ果樹園が一瞬にして失われたからだ。それは苦痛な光景、誇張なしに、本当の大虐殺だった」。
(後略)
全文:Ynet news.com
アーカイヴ:入植者ら、西岸南部でパレスチナの土地に放火(09月05日)
アーカイヴから同様の記事を探して、以前掲載したのは9月だったと知る。入植者によるパレスチナ農地襲撃の記事は、ほぼ毎日届いていて、以前の襲撃が9月だったということではない。通常の民主国家なら、このような暴力事件は処罰されるが、イスラエルで処罰されることはない。つまり入植者たちは、処罰されないことで、こうした行為が、国家により奨励されていると受け止めている。だから、日々、繰り返されている。