Amira Hass
今年末の、アラブサッカーチームとパレスチナチームの親善試合は、ラマッラに近い(というより、市街地で隣接してラマッラ文化圏を構成する双子都市といわれている)アル-ビレ東部に建設中の新たなスタジアムのこけらおろしとなる筈だった。「なる筈だった」というのは、国防省の片腕、民間行政が、作業の中止を命じ、破壊すると脅しているからである。
国際サッカー連盟、FIFAが、パレスチナサッカーを促進する、より大きなプログラムの一部として、スタジアムの資金を提供する。スタジアムは、11ドゥナム(2.75エーカー)に及び、8,000席を有するだろう。あるイスラエルの請負人が、オランダの会社とパレスチナ下請業者と協力して、その現場を建設した。
現場の準備が整った2008年10月、FIFA総裁、Joseph Blatterとパレスチナ自治政府首相、Salam Fayyadが、スタジアムの礎石を設置した。フランス・ドイツ政府は、スタンドの建設費を支払う。外壁・照明・スコアボードは、土地を所有し、その管轄内にスタジアムが位置する、アル-ビレ市が資金提供してきた。
(後略:長いので。表題を説明すると、イスラエルはごねて、和平交渉に入る条件の「入植地凍結」をチャラにする目論見らしいと、そのようなこと。いつもながらの手で目新しい手法ではないが、「ごね得」文化というのは品性下劣。いずれ入植地は撤退を余儀なくされるのだから、凍結を徹底することが大事。盗んだ土地への入植地建設より撤退は高くつくが、どうせイスラエルはその支払いをアメリカにまわし、ニッポンにもその「つけ」はまわってくる、覚えめでたき子分なのだから。まあ、「入植地凍結」を世界各国が叫ぶ中でニッポンは黙して語らずなのだから、撤退費用を支払うことになるのもやむを得ないかもしれない)
全文:
Haaretz.com
posted by mizya at 16:18|
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