学校へ行くのは違法? この質問は、被占領パレスチナで何度も訊かれた。
2009年12月20日、西岸の南端、アル-ファヘイトで学校への往復に子どもたちを輸送するのに使用されるパレスチナ車輌を、彼らが学校から戻る時、イスラエル軍は押収した。イスラエル兵士らは、車輌を止め、子どもたちに家まで歩くよう強い、グリーン・ラインを越えたイスラエル軍事基地近くに車輌を持ち去った。
イスラエル軍が、学校へ行くパレスチナの子どもたちに嫌がらせするのは目新しいことでない。イスラエル政府の政策は、南ヘブロン・ヒルズからパレスチナの人びとを追い出すことであり、彼らは、その領域を軍事発砲区域に変えると言う。パレスチナ人は、その領域を出るのに抵抗しただけでなく、彼らの村の家に帰るつもりだ。
イスラエル軍は、その領域の学校を禁止し、地域の子どもたちが、近くの都市部に住む親戚と同居するよう強制している。
イスラエル軍は、車輌の登録書類に問題があったと主張する。地元のパレスチナ人は、イスラエル軍が、グリーン・ライン近くでの、すべてのパレスチナ車輌を禁止しようとしていると断言する。
翌日、パレスチナ人は、子どもたちをトラクタで学校に運んだ。闘いは続く。
原文:International Solidarity Movement
アーカイヴ:入植者が学童に「石を投げつける」(11月15日)
パレスチナの「学ぶ自由」をこれほど傷つけるイスラエルの学術界に、ボイコットに対し「学問の自由」を語る資格はない。