ドーハ (AFP) - イスラエルは、レバノンシーア派集団、ヒズボッラがスカッド・ミサイルを手に入れたと言い張ることで、レバノンへの新たな戦争を正当化しようとしている、とサアド・ハリリ首相は、カタール新聞に所見を述べた。
「我々は、そのような主張を拒絶する… (イスラエルは)望めばいつでも始められるよう、レバノンに対する戦争の正当化を試みている」と、ハリリは、その抜粋をAFPが入手した、木曜日発行のアル-ワタンとのインタヴュで語った。
「ヒズボッラがミサイルを所有するとする証拠はどこにあるのか」とハリリは尋ね、「イスラエルは核兵器を所有する」と付け加えた。
彼はまた、「なぜ、非難される立場に我々自身を置かなければならないのか、なぜ、そのような非難をする権利をイスラエルに与えなければならないのか?」と語り、「そのような兵器の所有を否定するよう、ヒズボッラに求めること」を拒絶した。
火曜日、レバノン大統領、ミシェル・スレイマンも、同様の姿勢を取り、「イスラエルの発明品」としてスカッド非難を退けた。
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全文:Yahoo! news
レバノンは建国以来、宗派間対立が最も穏やかな時期を迎えているように見える。若者たちによる宗教分離要求も、この穏やかな時期を反映してのことだろう。
そもそも「宗派間対立」は独立時、宗主国フランスにより仕込まれたと見えなくもない。若者たちの要求は正当であり、この要求が通るなら、ヒズボッラの軍事部門だってレバノン国軍に併合され、「民兵」などと呼ばれることもなくなるに違いない。戦争なしには国体を維持できないイスラエルの侵略に備える、南部の要がヒズボッラなのだから。