Hagit Ofran
イスラエル・ピース・ナウ入植地ウォッチ・プロジェクト・ディレクター
2010年03月30日
かなりしばしば聞かれる、東エルサレムのユダヤ人入植地のための、ひとつの議論は、市民権原則に基づく:パレスチナ人が西エルサレムに建てることができるのだから、ユダヤ人も東エルサレムに建てることができるべきだ。「アラブ人が建てたり買ったりが許される一方で、ユダヤ人だけが、エルサレムに建てることを禁止される状況はありえない」と、リーバーマン大臣は、今週、イスラエルメディアに語った。もはや真実を語るべき時だ:パレスチナ人は、西エルサレムに自由に買って建てることなど実際にできない。
(中略)
現在の事実:真実は、西エルサレムがパレスチナ人所有権に事実上、閉ざされている。 なぜか?
1. 東エルサレムのアラブ住民は、イスラエル市民でない。彼らはイスラエルの永続的住民であり、居住、労働、税金を支払い、イスラエル国家からサーヴィスを受ける権利を有し、エルサレム自治体の投票をする権利さえあるが、クネセト(イスラエル国会)の投票は出来ず、イスラエルのパスポートも持たない。
2. 西エルサレムとイスラエルの土地の殆どは、「国家の土地」であり、イスラエル土地公社(ILA)により管理される。
3. ILAの公式手順によると、国家から土地を買うか借りるかを欲するものは、イスラエル市民か、イスラエルで生まれなかったユダヤ人にイスラエルの市民権を得させる、帰還法の下で市民権の資格を与えられたものでなければならない。東エルサレムのアラブ住民はどちらのカテゴリにも入らない。
(中略)
それで、だれが、西エルサレムで家や土地を買うことができるのか? ユダヤ人とイスラエル市民である。イスラエル市民の20%がアラブ人であり、彼らがイスラエルのどんな場所でも土地を買うことができるというのは事実だ。しかし、これは特権でなく、民族的背景に関わらずすべての市民の基本的権利である。
そしてもうひとつの問題、東エルサレムさえ、イスラエルが1967年以降パレスチナ人所有者から没収した土地に建設したイスラエル地区(国際法下で入植地)で、東エルサレムのパレスチナ人は全く土地を買うことができない、というのも、それは「国有地」と考えられているから。
全文:
The Huffington Postおまけ:
ADALAH
イスラエル市民の20%のアラブ人が、イスラエルのユダヤ市民と同等の権利を享受しているかというとそうではない。ADALAHはイスラエルのアラブ・マイノリティの権利センターで、最近、パレスチナをリードするhip-hopグループ、DAMの協力を得て15分のドキュメンタリを作った。街でインタヴュする中に、3ヵ月前に南アフリカから移民してきたユダヤ人が含まれていて、彼女はまだヘブライ語が巧くはなせない。このドキュメンタリのエンディングロールで止めずに観ていて欲しい、エンディングロールの後で、南アフリカから移民してきたユダヤ人が、初めてインタヴュアーがアラブ人だと知るシーン、小さなどんでん返し、アラビア語とヘブライ語に英語字幕。
posted by mizya at 15:32|
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