2010年08月13日
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この数週間で、東エルサレムとエリアCで、イスラエル当局により行われた破壊の結果、ほぼ550人が家か暮らしの源を失った。これら最近の事実は、多くの深刻な人道的問題を引き起こす、西岸での破壊と強制排除の著しい増加を表す。
2010年の破壊と排除
OCHAの記録によると、東エルサレムとエリアCで、今年はじめ以来、40件以上の個別の事件で、少なくとも230のパレスチナ構造物が破壊されてきた。その結果、400人以上の子どもを含む1100人以上のパレスチナ人が、強制的に排除されたか、さもなければ財産の多大な損傷、あるいは生計の破壊に起因する影響を被った。
今年の破壊の2/3以上は7月に行われた。この月だけでイスラエル当局は、家屋、テント、家畜小屋、バラック、水槽、下水装置、店舗、他の営利事業を含む、140以上のパレスチナ構造物を破壊した。7月13日、東エルサレムで、その内5棟は人の住む、パレスチナ家屋7棟が破壊され、子ども14人 - ひとりは生後2ヵ月 - を含む、25人が残され強制的に排除された。同様に、7月19日、ヨルダン渓谷のアル-ファリシーエは、ほとんどパレスチナ村全体が強制的に排除された。
(略)
全文:ReliefWeb
米国が「ゴーサイン」を出したかどうかはともかく、ホワイトハウスでのオバマとの会談で、ネタニアフは「ゴーサイン」がでたと解釈した。7月の「破壊と排除の激増」はその結果だが、米国が沈黙を決め込んでいるところをみると、やはり「ゴーサイン」を出したのだと思わざるを得ない。
追記:関連記事(画像6枚含む):「2010年8月12日:民事行政がヨルダン渓谷のベドゥインの村、アル-ファルシーエを破壊」B'TSELEM