9月1日、彼女が、オメルの学校の初日から戻った何時間か後、学校は、ワジュダン・アブ・アリアンの両親に電話し、もう学校に彼女を来させないよう求めた。
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彼女の寝室の引き出しのひとつに、ワジュダン・アブ・アリアンは、学年開始前に、オメル包括高校から受け取った教科書をしまう。教科書は、きちょうめんに整理される:歴史の授業の『三日月と十字』;ヘブライ文学の『すてきなことば』。
しかし、ベドゥインの町、テル・シェバのアブ・アリアン、13歳の7年生は、恐らくそれらを開くことはないだろう。9月1日、彼女が、オメルの学校の初日から戻った何時間か後、学校は、彼女の両親に電話し、もう学校にワジュダンを来させないよう求めた。
それ以来、彼女と友人のディナ・アブ・ラビアは、オメルの学校に通う許可を待ちながら、家で過ごした。 アブ・アリアンの家は、社会経済要因に基づくイスラエルのトップ共同体に一貫して位置づけられる、ベール・シェバから数キロの7,000人の高級な町、オメルとの境界に近い、テル・シェバ郊外にある。1960年代に、ベドゥインを常置の場所に入植させる政府の目論見で、創設されたテル・シェバは、過去10年間、一人あたりの国民所得が全国平均の半分と、社会経済順位表の下段に位置づけられてきた。
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ワジュダン・アブ・アリアン、左、とディナ・アブ・ラビア
Photo by: Eliahu Hershkovitz
この夏、彼女の両親は、オメルの学校に彼女を登録した。ヘブライ語の試験に合格した後、彼女を登録するため両親は、学校に1,300シェケル (3万円ほど) 支払った。その後まもなく、彼女は、教科書と、常にユニフォームにつける学校のロゴを示すステッカーを受け取った。クラスの初日に、アブ・アリアンはオリエンテーションに出席した。「わたしは生徒や先生たちと素晴らしく上手くやれた」と彼女は語る。「彼らは、学校について話し、時間割をくれ、わたしたちが望む選択科目に登録した。わたしは映画とヒップ-ホップダンスに申し込んだ」。
「突然資格が十分でない」
アブ・アリアンの父親、アベドは、学校の校長からの電話を思い起こす。「彼女は、娘を翌日学校によこさないようにと言った。わたしが、何が起こったのか理解しようとした時、彼女はどうやら、地方自治体から指示を受け取り、テル・シェバ議会と文部省から認可を得るようにと言った。わたしは、娘が許された後でどうして突然、資格が十分でなくなったのか、理解できなかった」。
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全文:Haaretz.com