2010年11月23日

パレスチナ自治政府:入植地は完全に停止されなければならない

2010年11月23日

ラマッラ (Ma’an) -- 西岸のパレスチナ政府は、月曜日、イスラエルに、和平交渉更新に向けた必要なステップとして、入植地拡張のすべてを終結するよう求めた。

 サラーム・ファイヤド首相が議長を務める内閣は、宣言で述べた:「エルサレムを含むパレスチナ領域での入植地活動を完全に停止することが、占領を終結させ、パレスチナの人びとの正当な権利を保証する、真剣な政治プロセスの基本である」。

 大臣たちはまた、パレスチナ難民の帰還権、自決権、そしてその首都として東エルサレムを含む1967年に占領された領域に独立国家を創設する権利を強調した。

(略)

全文:Ma'an News Agency

 至って正当な要求なのに、誰も聞こうとしない。

palestinian-loss-of-land.jpg

 左から、「歴史的パレスチナ」、「1947年の国連分割決議」、「第一次中東戦争停戦ライン」、この地図のグリーンの部分にパレスチナを建国したい、と、パレスチナは言っている。全部強奪されたものだから、「歴史的パレスチナ」を要求する権利がパレスチナにはあるにも拘らず。そしてどうやら米国は、イスラエルに、わずかに残ったグリーン(パレスチナ)を強奪して構わないと言っているようだ、入植地凍結を二度と求めないとするならば。結局のところ、二国家解決の余地はますます奪われて、一国家解決しか選択肢がなくなった時、イスラエルは自滅に向かって歩みだすことになるだろう。
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米国がイスラエルに別の入植地凍結を決して求めないと誓約

2010年11月22日

被占領エルサレム、(PIC)-- イスラエルのブルドーザが、月曜日朝、エルサレム中心部、イッサウィヤ・アラブ地区で、民間の農地や家屋じゅうをがちゃがちゃやっているのが観測された。米国は、もう3カ月アラブの土地での入植地拡張を停止することにより、和平会談を見せびらかすため、イスラエルに報償物のリストを提供し続けている。

(略)

 有刺鉄線がまた、何十ドナムもの土地を収用する企てで町北部に置かれた。土地の殆どは、イスラエルにより、ユダヤ人入植者らのための何千戸もの住居、国立大学、病院、および他の施設を建設するため、既に吸い取られた。

 イスラエル当局は、西岸、ラマッラ市に近いOtairt Benyamin入植地拡張のより大きい未来像の一部として、新イスラエル入植地地域を建設していると、イスラエルのチャンネル7は報じた。
 そのイヴェントを記念して、入植地協議会議長、ダニー・ダヤンは、主張した:「全世界の前に我々が立つ時、我々が誠実であり、困難にも関わらず建設を継続し、我々は建設を決して止めることができないと覚えておかなければならない」。

 武装ユダヤ入植者らは、日曜日朝、ナブルス北部のサウィヤ村とヤトゥマ村で、Rahalim入植地を拡張するため、パレスチナの土地を均し始めた。

 イスラエル国家安全顧問、ウジ・アラドは語った:「アメリカ政権は、我々が、もう一度だけ、入植地での建設凍結延長に同意するのみと理解し始めた」。
 彼は、パレスチナがイスラエルとの交渉を迂回させたなら、米国は、パレスチナ国家創設を支持するいかなる国連の決定にも拒否権行使を誓約したと認めた。

「入植地問題に関するイスラエルとパレスチナの理解はまだ事実上あるが、それらを実現するにはある程度時間がかかるだろう」。

 イスラエルは、伝えられるところによれば、西岸での別の入植地一時停止を要求しないとするアメリカからの文書による合意を明かした。

全文:The Palestinian Information Center
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ロバート・フィスク:譲歩の悪臭放つアメリカの賄賂

2010年11月20日土曜日

 いかなる他の国でも、この度のアメリカのイスラエルへの賄賂、そして、他の誰かの資産窃盗の暫定的停止のお返しでさえ、それを受け取る後者(イスラエル)の不承不承は、非常識と看做されるだろう。たった90日間の西岸植民地化の一時的凍結のお返しに30億ドル相当の戦闘爆撃機? 東エルサレムを含んでいない - したがって、聖都の東をパレスチナ首都とする最後の機会にグッドバイ - そして、ベンヤミン・ネタニアフがそう願うなら、アラブの土地に入植地の騒々しい継続。 わたしたちが生活していると考える通常の正気な世界で、バラク・オバマの申し出のためのことばはひとつしかない:譲歩。 通常、わたしたちの君主や指導者たちは、侮蔑と嫌悪を込めそのことばを使用する。

(略)

全文:The Independent

関連記事:「待って - わたしたちは誰に与えようとしているのか?? F-35ステルス攻撃ジェット20機を?? 何のために??」Mondoweiss
ヴァージニア・ティリー
2010年11月20日

     「哀れでむかつくコメディのもう一幕」Occupation Magazine
Reuven Kaminer
2010年11月14日

アーカイヴ:米国政府がイスラエルに3カ月の入植凍結と引き換えに兵器30億ドルの配分申し出(11月17日)
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ジャーナリストが告訴ないまま3年後に釈放

2010年11月19日金曜日

ナブルス (Ma'an) -- イスラエルは、行政拘留で3年間拘束した後、金曜日、ナブルスのジャーナリストを解放したと、囚人センターは語った。

 サミ・アル-アシ、38歳は、2007年12月16日に拘束され、いかなる犯罪でも起訴されなかったと、センターは語った。

 アル-アシは、ナブルスのいろいろな支局で仕事していた。

 行政拘留 - 裁判や起訴のないままの拘留 - は、日常的に、西岸で捕らえられたパレスチナ人に手渡され、公聴会も提訴もないまましばしば延長される。国際法下、それは、非常に極端で厳しく制限された状況でのみ受入れられる。

 イスラエルは、パレスチナ人何千人をも、彼らを起訴しないまま、時々何年間にもわたり行政的に拘束してきた。囚人たちは、何で告発されたのか告げられることはなく、そして、彼らの弁護士も証拠(物件)を見ることを許されない。

 イスラエルの平和(運動)組織、B'Tselemは、イスラエルの慣例使用が「非常に大規模」で「しばしば当局は、刑事裁判への迅速かつ能率的代替手段として、基本的には個人を起訴するに足る証拠のない時、行政拘留を使用する」と語る。

原文:Ma'an News Agency

 イスラエルに拘束されている殆どのパレスチナ人は無実であり、西岸に野放しにされているギャング入植者の殆どは有罪と、国際社会の一員たる人びとがもっと知るようになった時、状況は変わる筈。でなければ、これら記事の翻訳にどんな意味が見いだせよう...
posted by mizya at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする