2010年11月27日

リヴニ:ネタニアフは和平のために土地を手放すにはあまりにも弱すぎる

2010年11月22日

野党党首は、カディマが、領域からのいかなる撤退も一般国民投票に計ると条件づける、リクード法案に反対票を投じると語る。
Haaretz Service

 ベンヤミン・ネタニアフ首相は、彼が自ら決定するにはあまりに軟弱で、今後の和平協定の一部として、土地を放棄するかしないかの決定を手渡そうとしていると、野党党首、ツィピ・リヴニは、月曜日、語った。

(略)

全文:Haaretz.com

気まぐれのニュース解説:
 占領地からの撤退は「二国家解決」、占領地併合はつまるところ「一国家解決」に行きつく。イスラエルのナショナリストたちは「神の与え給う土地」を囲い込みたいが、パレスチナ人を殺戮し追放しない限り、そこはユダヤ国家とはなり得ない。マジョリティーとなるだろうパレスチナ人のイニシアティヴを避けるならば、占領地から撤退し、そこにパレスチナ国家を認める他ない、とリヴニは考える。しかしナショナリズムに傾く国民は、極右、リクードを選択した。リヴニから見るなら「亡国」に向かっている。
 ナショナリズムは常に破滅に向かうと、歴史が教えてくれる。まあいい、なくなって惜しい国などないのだから。
posted by mizya at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手榴弾がHadarim刑務所のパレスチナ囚人に投げ入れられた

2010年11月24日

ラマッラ、(PIC)-- ユダヤ人過激派とみられる知られざる攻撃者らが、水曜日午前、殆ど古くから服する指導者たち、パレスチナ囚人ほぼ800人を収容する、フェンスが囲むイスラエルHadarim刑務所に、イスラエル軍手榴弾を投げ放った。

 イスラエル刑務所部門 (IPS) 報道官は、警察が事件を調査していると語り、事件はまだはっきりしていないと付け加えた。

 負傷者はいなかったが、軽い物損をフェンス内に被ったと、IPSは声明で述べ、囚人たちは多くの人びとが現場から逃げ去るのを見たが、ガードたちは彼らを捕まえられなかったと付け加えた。

 パレスチナ人権情報筋は、著名なファタハ指導者、マルワン・アル-バルグーティがその刑務所に抑留されていると指摘した。

原文:The Palestinian Information Center

 イスラエルの刑事犯が収監される刑務所のことは知らないが、パレスチナ政治囚が収監されるイスラエル内刑務所の襲撃は、実は珍しくない。徒党を組んで刑務所になだれ込み、パレスチナ政治囚を襲撃するニュースはしばしば届く。いったいイスラエルの刑務所はどうなっているのだろう。簡単に襲撃できる刑務所というのは、やはり「国際ニュース」の価値があるのではないかと思う。
posted by mizya at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする