境界沿いの地雷の殆どは対人地雷で、それらは除去されていない。
Anshel Pfeffer
イスラエル国防軍工作兵団は、ヨルダン渓谷での地雷除去のペースを加速した。
地雷は、30年から40年前、イスラエルが東戦線で敵対的活動を恐れ、国境フェンスと実際の国境(1.5キロメートル程離れた、ヨルダン川)の間に埋められた。ゴラン高原でも、シリアとの戦争で、何百もの地雷原がまだ防衛線の一部を形成する。
この土地が地雷原:今週前半、ヨルダン渓谷の地雷原を除去する兵士ら。地雷7,000個が昨年除去された。
Photo by: Tomer Appelbaum
イスラエル国防軍は、比較的撤廃容易な、対戦車地雷のみを除去しているが、その領域の地雷の90パーセント以上は対人地雷だ。
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イスラエル国防軍は、国境沿いの正確な地雷の数を明らかにしないだろうが、中央司令部消息筋は、250キロメートルに及んで埋められた地雷は、35万から40万の間と語る。
ヨルダンとの1994年の平和条約後、地雷はもう、イスラエル治安に必要でなく、その領域での農耕と観光への危険な障害となった。2004年、時のGOC中央司令部少将、Yair Navehは、地雷除去の開始を決めたが、最近、地雷除去のペースは加速された。
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全文:Haaretz.com
アーカイヴ:ヨルダン渓谷のイスラエル併合がパレスチナを搾取して干上がらせる(2010年10月02日)
イスラエル軍が、少なくてもヨルダン渓谷(被占領西岸)で地雷除去に精を出すのは、パレスチナ人に土地を返却するつもりでなく、ユダヤ人入植地の入植者らが農業できるようにするためである。でも違法入植地の産品を誰が買うのだろう。