2011年02月20日

イスラエル国防軍はヨルダン渓谷の地雷除去を誇大宣伝するが主たるゴランは危険のまま残る

2011年02月18日

境界沿いの地雷の殆どは対人地雷で、それらは除去されていない。
Anshel Pfeffer

 イスラエル国防軍工作兵団は、ヨルダン渓谷での地雷除去のペースを加速した。

 地雷は、30年から40年前、イスラエルが東戦線で敵対的活動を恐れ、国境フェンスと実際の国境(1.5キロメートル程離れた、ヨルダン川)の間に埋められた。ゴラン高原でも、シリアとの戦争で、何百もの地雷原がまだ防衛線の一部を形成する。

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この土地が地雷原:今週前半、ヨルダン渓谷の地雷原を除去する兵士ら。地雷7,000個が昨年除去された。
Photo by: Tomer Appelbaum

 イスラエル国防軍は、比較的撤廃容易な、対戦車地雷のみを除去しているが、その領域の地雷の90パーセント以上は対人地雷だ。

(略)

 イスラエル国防軍は、国境沿いの正確な地雷の数を明らかにしないだろうが、中央司令部消息筋は、250キロメートルに及んで埋められた地雷は、35万から40万の間と語る。

 ヨルダンとの1994年の平和条約後、地雷はもう、イスラエル治安に必要でなく、その領域での農耕と観光への危険な障害となった。2004年、時のGOC中央司令部少将、Yair Navehは、地雷除去の開始を決めたが、最近、地雷除去のペースは加速された。

(略)

全文:Haaretz.com

アーカイヴ:ヨルダン渓谷のイスラエル併合がパレスチナを搾取して干上がらせる(2010年10月02日)

 イスラエル軍が、少なくてもヨルダン渓谷(被占領西岸)で地雷除去に精を出すのは、パレスチナ人に土地を返却するつもりでなく、ユダヤ人入植地の入植者らが農業できるようにするためである。でも違法入植地の産品を誰が買うのだろう。
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大使館:パレスチナ人学生たちはエジプトに戻ることができる

2011年02月17日木曜日

カイロ (Ma'an) -- パレスチナ人学生たちは、春の学期に登録されるなら、エジプトに入ることができるだろうと、木曜日、職員は語った。

 パレスチナ人たちは、政権の倒れる前、当局が権力にしがみついて戦った2月7日以来、エジプト入りを禁止されてきた。

 カイロのパレスチナ大使、バラカット・アル-ファラは、今年、学生たちの入域を確保するため、大使館が介入したと語った。

原文:Ma'an News Agency

 ムバラク政権を倒して得た効果、その一、といったところ。
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国連が入植地決議投票に着手;米国は拒否権準備

2011年02月18日

米国は、決議に反対する唯一の安全保障理事国だ;入植地に関するワシントンの姿勢と衝突しない言葉選びにも拘らず、決議が通過するなら、和平会談更新への障害になると恐れる。
Barak Ravid、Natasha Mozgovaya、Shlomo Shamir

 国連安全保障理事会は、今日、西岸のユダヤ人入植地を違法であり、二国家解決の障害と言明する、アラブ諸国とパレスチナ自治政府によりもたらされた決議について投票すると思われる。合衆国は、バラク・オバマ大統領が2年前就任して以来、そうした行動の最初となる、決議に拒否権を行使すると思われる。

 拒否権を行使するのを避けるため、オバマ政権は、安全保障理事会代表職からの入植地活動を非難する拘束力のない声明と追加の外交的誘因に賛成し、パレスチナが決議を引き上げるよう説得を試みた。

(略)

全文:Haaretz.com

アーカイヴ:ライス:「論争の余地ない」イスラエルの合法性(02月18日)

 米国が「拒否権」行使を避けたいのは、イスラエル/パレスチナ問題の仲裁者としての正当性を持ち合わせていないと宣言するようなものだからだ。もちろん、パレスチナ問題に関わってきた人びとにとって、米国は常に、仲裁者として不当だったが、拒否権行使により、もっと広く、その不当が明らかとなる。だから、米国が拒否権を行使しないことが望ましいにしろ、行使したところで、米国の負けなのである。
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ハロー・キティがアーリヤーをなす

そのイメージがヨーロッパで28万個の製品に使用されてきた日本架空のキャラクターは、新チェーン店の一部として正式にイスラエルに着地する。

Shoshana Chen
2011年02月18日

(本文翻訳省略)

全文:Ynet news.com

 Ynetの記事のタイトル、ハロー・キティがアーリヤーをなす、つまり「キティ」はユダヤ人ならぬユダヤ猫だった、と解釈できる。う〜ん、キティのキャラクターのついたものなんて持っていない。無印良品の寝具やカーテンは使っていたけれど(イスラエルへの出店を止めたので今も使っている)。
 記事を読むと、携帯電話会社(オレンジといった)やテレビゲームとのフランチャイズ、記事の中でフランチュアイザー(サンリオ)は「何も作る必要はない」と語る。ダウンロードされるとフランチャイザー/チャイジーとも儲かる、というわけなのだ。このような商売に対するBDS運動の形態をわたしたちも模索しなければならない。アーリヤーをなすからにはハロー・キティ、黒いドレスに黒のリボン?
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2011年02月19日

アディダス:アパルトヘイトはフェアプレーでない、エルサレムマラソンの後援を止めよ

2011年02月17日木曜日

BNCパレスチナ

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 被占領パレスチナ、2011年2月17日 - パレスチナ市民社会組織・組合最大連合、パレスチナ不買・脱資・制裁国民委員会 (BNC/The Palestinian Boycott, Divestment and Sanctions National Committee) は、アディダスに、イスラエル戦争犯罪と重大な人権抑圧を隠すための共犯となるのを避けるため、2011年3月25日開催の第一回エルサレムマラソン後援から撤退するよう求めた。イスラエルは、一貫して、系統的に、全く露骨に、第四次ジュネーヴ条約と国際人権法に反して、被占領都市の人口統計の事実を変えるため、生来のパレスチナ住民に向けた民族浄化政策を通して、エルサレムの「ユダヤ化」に従事してきた。

 ヨーロッパ連合エルサレム使節領事たちによる最近の報告は、「継続的(植民地的)入植地の拡張、拘束的区画と計画、進行中の破壊と追い立て、不等な教育政策、困難な保健医療へのアクセス、資源と投資の不十分な供給、不確かな居住問題は、重大な人道主義的帰結を持たないばかりでなく、東エルサレムのパレスチナ人存在の土台を浸食する」と、述べた。これら政策の実現に責任ある当事者、エルサレム自治体による主催のマラソンのアディダス後援は、イスラエルの国際法違反承認の検印として、エルサレムや他で知覚されるだろう。

原文:End the Occupation

アーカイヴ:地域的圧力の後、Adidasがエルサレムマラソン後援再考(2010年12月14日)

 つまりアディダスは、「不買運動」を怖れてマラソンコース変更を求めたかもしれないが、後援を降りるには至らなかった、らしい。コースが変更されたからといって、「エルサレムマラソン」が無罪になった訳ではない。エルサレムを首都と強弁し、エルサレムを奪い取ろうと目論むエルサレム自治体の姿勢に変わりはないのだから。う〜ん、Adidas前で「プロジェクショナル・インティファーダ」、やろうかな。うってつけの壁を探さないと...
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パレスチナ人何百人もが西岸で抗議

2011年02月17日

ラマッラ - パレスチナ人数百人が、木曜日、2大政党、ファタハとハマースの分裂終結を要請し、西岸都市、ラマッラを行進した。

「人びとは分裂終結を望む」と繰り返した。

 先立ってデモンストレーションを禁止するとしていた警察は、介入せず、抗議が阻止されず続くにまかせた。

 抗議は、事実上、2007年6月以来、ファタハ支持のパレスチナ自治政府に統治される西岸と、イスラーム派ハマースに統治されるガザ回廊に分かれることにうんざりしていると語る、多くのパレスチナ集団により求められた。

 パレスチナ人のあるものたちは、和平プロセスの失敗を考慮して、彼らの違いを終わらせ国を再統合するために、ファタハとハマース、両方に対する民衆の圧力を強めると決めた。

(略)

全文:m&c
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アンナビ・サレ:子どもの逮捕をヴィデオが捕らえた

2011年02月17日

 DCI (Defence for Children International)-パレスチナは、西岸、アンナビ・サレ村から逮捕されている子どもたちの数の増加する報告を受け取り続けている。村は、被占領西岸、ラマッラの北、およそ15キロメートルに位置し、違法イスラエル入植地、Hallamishに隣接している。2010年1月ごろ、入植地は拡張され、村民による金曜日抗議行動をもたらす、ナビ・サレのさらなる土地が没収された。よくあるように、これら抗議行動は、平和的に始まり、催涙ガス、ゴム(皮膜)弾、時々実弾と石の取り交わしで終わる。

 以下のヴィデオクリップと音声は、アンナビ・サレの生活をかいま見せる:

http://www.youtube.com/watch?v=EbWrHXST20M


91177info

原文:Defence for Children International
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