2011年02月02日

イアン・マキューアンへの公開書簡

親愛なるMr. イアン・マキューアン

 わたしたちは、イスラエルへの学術・文化ボイコット・キャンペーン (InCACBI) のために、インド・キャンペーンとして集まった、インドの学術人、作家、読者、芸術家の集団です。自身をあなたの読者の中に含めるわたしたちの多くは、2011年2月20日のエルサレム国際図書見本市でエルサレム賞を受けるというあなたの決定により、悲しませられてきました。

 あなたはGuardianに語りました:「わたしは、市民社会とその政府をいつも区別するべきと思う。イスラエル外務省でなく、エルサレム図書見本市が賞を準備している。わたしは、区別をするよう人々に促す - それは文学に関することだ」。

(http://www.guardian.co.uk/books/2011/jan/19/ian-mcewan-accept-jerusalem-prize ).

 返答で、世界中の他の多くの集団のように、わたしたちは、今一度、以下の点にあなたの注意を促したいと思います。

1. 2011年2月20日から25日にエルサレムで開催される、第25回国際図書見本市は、エルサレム自治体により主催され、アリエル地方自治有限会社により管理されます ( http://www.jerusalembookfair.com/main.html )。エルサレム自治体は、その発端以来、エルサレム植民地化の主要な道具でした。それは、パレスチナ人の家屋破壊を含む、エルサレムのパレスチナ人に対する積極的差別の手段になり続けています。言い換えるならば、見本市のスポンサーは、イスラエル国家の主要な団体で、そのアパルトヘイト計画の非常に多くの部分です。

2. 図書見本市は、一般に、書籍出版と芸術の後援者としてのイスラエル・イメージ強調に奉仕するイスラエル-売り込み日程表で、重要な機会です。世界からの若い編集者、代理人、有望新人への奨学金給付研究員の地位の申し出は、この慎重に術策されたイメージ促進を目指します。

(参照 http://jibffellowship.com/quick-facts-about-the-book-fair/ )

3. エルサレム賞は、図書見本市の開会の夜、2011年2月20日に与えられるため、エルサレム国際図書見本市の「文化的ハイライト」と看做されます。賞は、その仕事が「社会での個人の自由」の考えを最もよく表現し、促進する作家に与えられます。テーマは、より広い国際的アピールと国内的イスラエルの共鳴の両方で選ばれました。 (http://www.jerusalembookfair.com/the_jerusalem_prize.html ) 国際的作家に名誉を与えることにより、イスラエルの政治的、文化的確立は、再び、一般に、芸術、文学、文化の擁護者としての国家を売り込むことです。 そして、エルサレム賞を受けることによりあなたは、公的プロパガンダ努力--イスラエル商標キャンペーンの一部に、あなた自身と仕事を貸し付けることになるでしょう。

(参照 http://www.nytimes.com/2009/03/19/world/middleeast/19israel.html )

4. わたしたちが逃れることのできないここにあるいくつかの問題に、あなたが同意するだろうことを、わたしたちは確信しています。 アパルトヘイト国家が、個人の自由を促進し祝うことができるでしょうか? アパルトヘイト国家により、計画され、後援され、使用される賞が、文学に関するものであることができるでしょうか?

5. 彼らのボイコットの呼びかけに応じることは、彼らの国際社会の支援の呼びかけを、わたしたちが聞いたとパレスチナ人に知らせるひとつの明確な方法です。これは、彼らがひとりでないとパレスチナ人に確信させるために、確実に、わたしたちが本当にできることです。まだあなたには、賞を受けるか再考する時間があります。わたしたちはあなたにエルサレム賞を拒絶するよう、そして不買・脱資・制裁のパレスチナの呼びかけを支持するよう促します。

原文:Palestine Campaign for the Academic & Cultural Boycott of Israel

アーカイヴ:ポップスター、パラディは政治的にイスラエルコンサートを中止したのか?(01月21日)
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アムネスティ・インタナショナル:パレスチナ人権活動家がイスラエルで投獄

2011年01月30日

 アムネスティ・インタナショナルは、ハイファの知られる運動家に、今日早く、9年の投獄と、執行猶予つき追加1年が与えられた後、パレスチナ人権活動家たちへのハラスメントを終わらせるようイスラエル当局に促した。

 長年のパレスチナ活動家、アミール・マフールは、裁判での司法取引後、イスラエルの敵との接触やスパイ活動など様々な訴因で有罪を宣告された。彼は元来、終身刑になり得る「戦時における敵幇助」のより深刻な犯罪で告発されたが、彼が司法取引に同意し、検察当局により外された。

「アミール・マフール投獄は、非常に不安にする展開で、わたしたちはできる限り早く、判決の詳細を調査するだろう」と、アムネスティ・インタナショナル中東・北アフリカ次長、フィリップ・ルターは語った。

「アミール・マフールは、イスラエルのパレスチナ人とイスラエル占領下で生きるパレスチナ人を代表しての人権活動で、よく知られている。わたしたちは、これが彼の投獄の基本的理由の可能性を恐れている」。

「わたしたちはまた、昨年5月6日未明、警察がハイファの彼の住居に押し入っての逮捕に続き、彼の逮捕後12日間、弁護士との接見が許可されなかった事実により、また、この間に事例に関するメディア報道を禁止した箝口令により、彼が拷問され、さもなければ虐待されたとの申し立てを非常に懸念する」。

 イスラエル刑法下、例え、情報が「敵のスパイ」に伝えられたと公的に知られており、情報を伝えることで危害を加える意図がなくても、人びとは「スパイ活動」で告発され得る。

 検察当局は、アミール・マフールが接触のあったヨルダン市民社会活動家がヒズボッラのスパイであり、彼がこの人に軍事基地と公安業務司令事務所の位置情報を与えたと主張した。

 アミール・マフールの有罪と判決が基づいた自白は、この声明が強要の下なされ、尋問の間拷問されたとの主張にも拘らず、裁判所により証拠として認められた。また、アミール・マフールにより伝えられたとされる情報は、公然と入手できるように見える。

 アミール・マフール判決は、人権活動家たちが、イスラエルと被占領パレスチナ領域での人権抑圧に対し、彼らが報告し反対運動するので、イスラエルの拡大する圧力を受け、政府やクネセトメンバーの幾人かにより「反イスラエル」で愛国心がないと非難される時に現れた。

 アミール・マフールは、ハイファ拠点の、協会基盤-アラブ社会同盟、Ittijahの所長である。

原文:Amnesty International

アーカイヴ:アムネスティ:イスラエルは人権活動家へのハラスメントを停止すべき(2010年05月15日)
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アフリカ連合がパレスチナ支持宣言

2011年01月31日

アディスアベバ、エチオピア (Ma'an) -- アフリカ連合は、月曜日、アディスアベバでの第16回年次サミットで、すべての国が1967年国境にパレスチナ国家を承認するよう要請した。

 執行委員会メンバー、タイシール・ハーリド、大統領補佐官、ニミール・ハマド、エチオピア駐在パレスチナ大使でアフリカ連合PLO使節、ズヘイル・アッシンを含む、パレスチナ解放機構の代表団は、2日間のサミットに出席した。

 アフリカ連合委員会チーフ、Jean Pingは、代表団を歓迎し、アフリカ諸国が、パレスチナ人の国家の権利を支持すると語った。

(略)

全文:Ma'an News Agency
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イスラエルが1979年平和条約以来初めてシナイのエジプト軍許可

2011年01月31日

ムバラク政権を脅かす抗議行動のため、イスラエルは、シナイのシャルム・エッシェイフ地域への、エジプト兵士800人ばかりの配置に同意する。
The Associated Press

 イスラエル当局は、30年前、平和条約に署名して以来初めて、エジプトが数百名の軍をシナイ半島に移動させることに同意したと語る。

 1979年平和条約で、イスラエルは、占領したシナイをエジプトに返還した。代わりに、エジプトは、領域の非武装化を保つことに同意した。

(略)

全文:Haaretz.com
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イスラエル軍がアドナン・ガイスの息子逮捕の目論見でシルワン襲撃

2011年01月31日月曜日

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ガイスと彼の息子

シルワン、エルサレム (SILWANIC) -- イスラエル特殊部隊警察は、今日未明、シルワンを襲撃、追放のアル-ブスタン民衆委員会メンバー、アドナン・ガイスを含む、いくつかの住居に押し入った。

 特殊部隊は、ガイス一家の住居を襲撃し、彼の11歳の息子、ウダイ・ガイスの逮捕を試みた。家族は、子どもの引き渡しを拒否、警察は、ウダイが今朝午前10時に警察署に出頭する条件でその家を離れた。ファタハのシルワン事務総長でアル-ブスタン民衆委員会メンバー、ガイスは現在、ラマッラで4カ月の追放刑に服しており、この間、エルサレム地域への入域を禁止されている。イスラエル当局は、追放を可能にするため、イギリス委任統治期に遡る軍令を発動した。

(略)

全文:Wadi Hilweh Information Center - Silwan
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イスラエルがハイファモスクの一部没収計画を通過させる

2011年01月31日

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ハイファ、(PIC)-- イスラエルは、ハイファのモスクの一部を没収し、その土地を、ユダヤ人入植者らの利益の使用に照準を定める。

 1948年に占領されたパレスチナの都市、ハイファのイスラエル自治体は、モスクの行政に通知なしで、イスティクラルモスクの2ドナムを没収する計画を承認した。

 モスクの委員会は、決定に如何に向うか議論するため、政治勢力と会談した。

 彼らは、被占領都市、ハイファに残るイスラーム教基本財産の支配を強奪する、陰謀の踏み段部分と看做した。

(略)

全文:The Palestinian Information Center

 強奪したものの上に住んで、住み心地のよかろう筈はない。現在ニューヨークに住む友人の、西エルサレムにある祖母の家を訪ねたことがある。ユダヤ人二家族が住んでいた(前にも書いたと思うけれど)。わたしたちはヴィデオカメラを持っていた。友人が近所を歩く人たちにインタヴュを申し込む。「わたしはかつてこの近所に住んでいたパレスチナ人ですが、少し話を伺えるかしら?」「あなたには話したくない」と、皆足早に遠ざかった。つまり皆、強奪したものの上に住んでいると知っている訳だ。乳母車を押す若い女でさえ。強奪したものの上に住んで、住み心地のよかろう筈はない。権利者に返却しなければならない日がやってくるかもしれないと思いながら...
posted by mizya at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする