エルサレム警察は、パレスチナ市民社会の指導者層に、ことさらシルワンで、嫌がらせし続ける。ワディ・ヒルウェコミュニティセンターのリーダーのひとり、ジャワド・シヤムは、別のパレスチナ人を襲撃したとして、1月に逮捕された。3カ月の自宅軟禁後、エルサレム裁判所は、昨日、彼の釈放を判決した。今日、警察は、シヤムを探して彼の家の襲撃を試みた。 その後、彼は調査のため呼び出され逮捕された。
警察の裁判所判決を迂回させる試みは、初めてのことでない。2月22日、ジャワドは、自宅軟禁を解かれると思われていた。その前夜、警察は、新たな言いがかりで彼を逮捕した。今回彼は、自宅軟禁に反し、彼が襲撃したとされるパレスチナ人を脅したとして告訴された。ジャワドはアリバイを提出したが、裁判官は、彼に自宅軟禁を判決した。昨日の公聴会で、裁判官は、警察が、ジャワドが家を離れなかったと証明する証拠を隠し、従って、苦情人に会うことも脅すことも出来なかったと判決した。ジャワドは即刻釈放された。24時間後、彼は再び逮捕され、新しい告発はまだ知られていない。
(略)
全文:
Eyes On The Ground in East Jerusalem先行記事:
「イスラエル軍が令状なしで情報センター所長宅襲撃試み」Wadi Hilweh Information Center - Silwan
2011年03月31日木曜日
シルワン、エルサレム (SILWANIC) -- イスラエル警察大隊は、今日、職員らにより明らかにされていない理由で、ワディ・ヒルウェ情報センター所長、ジャワド・シヤム宅襲撃を試みた。Silwanicは、警察が、先立つ警告なしにシヤム宅の扉を取り外そうと試み、次に、襲撃の理由を尋ねられ、彼の兄弟にシヤムへの逮捕令状提示を拒絶したと知った。
(略)
つまりイスラエルは無法国家、パレスチナ人なら誰あれ犯罪者に仕立て上げることができるということだ。そしてユダヤ系イスラエル人ギャングの野放し。そのような記事を「おまけ」に。
おまけ:
「世論調査:『プライス・タグ』支持46%」Ynet news.com
イタマル虐殺後行ったYnet-Gesher調査は、ユダヤ人国民の半数近くが、パレスチナ人に対する過激な右派行動が正当と信じていると示すYnet
2011年03月28日
(本文翻訳省略:気分が悪くなる)
「プライス・タグ」とは:ヨルダン川西岸やシリア領ゴラン高原といった、戦闘により占領した地域の状況を変えることは、ジュネーヴ条約違反となる。住んでいた人びとを追放することも自国民を入植させることも違反、つまり、イスラエル入植地はすべて国際法違反であるが、イスラエル国内法としては「合法」ということになっている。しかし、国家がまだ奪っていない土地に、イスラエル人入植者らは「前哨基地」と称する、イスラエル国内法に照らしても違法な入植地を打ち建てる。そうした違法入植地も、イスラエルは事後的に合法化してきてはいるのだが、世界の目がある手前、時には違法入植地を解体してみせる必要を感じる。ひとたび「前哨基地」が解体されると、入植者らは怒り狂い「パレスチナ人がいるからこのようなことになる、パレスチナ人に支払わせる」とばかり、パレスチナ人に暴虐の限りを尽くす。この行為が「プライス・タグ」と呼ばれている。
このような行為を「正当」とみなす国民(ユダヤ系)が半数いるとしたら、やはり狂っている。イタマルの虐殺については以下のアーカイヴで。
アーカイヴ:
社説:短絡な応答(03月22日)
posted by mizya at 17:21|
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