2011年04月03日

目撃者:パレスチナの子どもが入植者に轢かれる

2011年04月01日金曜日

ヘブロン (Ma'an) -- イスラエル人入植者が、木曜日、3歳の少女を轢いて、ヘブロン中心の現場から逃げた、と地元住民は語った。

ラナ・アル-ジャバリは病院に運ばれ軽傷と、彼女の親類は語った。

彼女は、アル-イブラヒミモスク近く、イスラエル兵士らの面前で轢かれたと、目撃者は語った。

月曜日、イスラエル入植者は、ヘブロン南部の学校への途中のパレスチナ人少女を轢き倒した。警察が到着まで、彼はそこに留まった。

しかしながら、3月の別の2件では、西岸で運転していたイスラエル人入植者らは、パレスチナ人を轢いて逃げ去った。

原文:Ma'an News Agency

 ことほどさように、イスラエル人入植者らによるパレスチナ人轢逃げ事件は、流行というか、まあ、文化らしい。

アーカイヴ(月曜日の轢逃げ事件):医師らが負傷のパレスチナ少女の病院への搬送拒絶(04月01日)
posted by mizya at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

裁判官が釈放し警察が拘留 - パレスチナ市民社会に対するエルサレム警察の攻撃は続く

エルサレム警察は、パレスチナ市民社会の指導者層に、ことさらシルワンで、嫌がらせし続ける。ワディ・ヒルウェコミュニティセンターのリーダーのひとり、ジャワド・シヤムは、別のパレスチナ人を襲撃したとして、1月に逮捕された。3カ月の自宅軟禁後、エルサレム裁判所は、昨日、彼の釈放を判決した。今日、警察は、シヤムを探して彼の家の襲撃を試みた。 その後、彼は調査のため呼び出され逮捕された。

警察の裁判所判決を迂回させる試みは、初めてのことでない。2月22日、ジャワドは、自宅軟禁を解かれると思われていた。その前夜、警察は、新たな言いがかりで彼を逮捕した。今回彼は、自宅軟禁に反し、彼が襲撃したとされるパレスチナ人を脅したとして告訴された。ジャワドはアリバイを提出したが、裁判官は、彼に自宅軟禁を判決した。昨日の公聴会で、裁判官は、警察が、ジャワドが家を離れなかったと証明する証拠を隠し、従って、苦情人に会うことも脅すことも出来なかったと判決した。ジャワドは即刻釈放された。24時間後、彼は再び逮捕され、新しい告発はまだ知られていない。

(略)

全文:Eyes On The Ground in East Jerusalem

先行記事:「イスラエル軍が令状なしで情報センター所長宅襲撃試み」Wadi Hilweh Information Center - Silwan
2011年03月31日木曜日

シルワン、エルサレム (SILWANIC) -- イスラエル警察大隊は、今日、職員らにより明らかにされていない理由で、ワディ・ヒルウェ情報センター所長、ジャワド・シヤム宅襲撃を試みた。Silwanicは、警察が、先立つ警告なしにシヤム宅の扉を取り外そうと試み、次に、襲撃の理由を尋ねられ、彼の兄弟にシヤムへの逮捕令状提示を拒絶したと知った。

(略)

 つまりイスラエルは無法国家、パレスチナ人なら誰あれ犯罪者に仕立て上げることができるということだ。そしてユダヤ系イスラエル人ギャングの野放し。そのような記事を「おまけ」に。

おまけ:「世論調査:『プライス・タグ』支持46%」Ynet news.com

イタマル虐殺後行ったYnet-Gesher調査は、ユダヤ人国民の半数近くが、パレスチナ人に対する過激な右派行動が正当と信じていると示す
Ynet
2011年03月28日

(本文翻訳省略:気分が悪くなる)

「プライス・タグ」とは:ヨルダン川西岸やシリア領ゴラン高原といった、戦闘により占領した地域の状況を変えることは、ジュネーヴ条約違反となる。住んでいた人びとを追放することも自国民を入植させることも違反、つまり、イスラエル入植地はすべて国際法違反であるが、イスラエル国内法としては「合法」ということになっている。しかし、国家がまだ奪っていない土地に、イスラエル人入植者らは「前哨基地」と称する、イスラエル国内法に照らしても違法な入植地を打ち建てる。そうした違法入植地も、イスラエルは事後的に合法化してきてはいるのだが、世界の目がある手前、時には違法入植地を解体してみせる必要を感じる。ひとたび「前哨基地」が解体されると、入植者らは怒り狂い「パレスチナ人がいるからこのようなことになる、パレスチナ人に支払わせる」とばかり、パレスチナ人に暴虐の限りを尽くす。この行為が「プライス・タグ」と呼ばれている。
 このような行為を「正当」とみなす国民(ユダヤ系)が半数いるとしたら、やはり狂っている。イタマルの虐殺については以下のアーカイヴで。

アーカイヴ:社説:短絡な応答(03月22日)
posted by mizya at 17:21| Comment(1) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペレスがロンドンで抗議者たちに迎えられる

名門研究所への訪問で、大統領は、偏った報道でイギリス・メディアを非難し、ロケット攻撃をやめるようハマースに要求しろと彼らに主張した。建物の外では、親-パレスチナ活動家たちの小集団が、ペレスを「戦争犯罪者」とするプラカードを掲げた

Hagit Klaiman
2011年03月30日

ロンドン - シモン・ペレス大統領は、水曜日、名門のChatham House研究所で彼のロンドン訪問を開始した。

ペレス到着前、イスラエル大使館は、親-パレスチナ組織が、大統領演説に抗議し中断を計画しているとの情報を得た。

小集団のデモンストレータは、研究所の外に集まり、ペレスを「戦争犯罪者」と名指すプラカードを掲げた。彼らは、ガザ封鎖を解き「すべての敵対行為を終わらせる」よう彼に促した。

SDC10023_wa.jpg
ロンドンの抗議者たち (Photo: Hagit Klaiman)

全文:Ynet news.com

 いつどこで行われた抗議行動かは知らない。説明なしにたった一枚届いた写真に撮られたプラカードから:
あなたは
わたしの水を奪い
わたしのオリーヴ樹を燃やし
わたしの家屋を破壊し
わたしの仕事を奪い
わたしの土地を強奪し
わたしの父を投獄し
わたしの母を殺し
わたしの国を爆撃し
わたしたちすべてを飢えさせ
わたしたちすべてを辱しめる
しかし
わたしが悪い:わたしはロケットを撃ち返した

アーカイヴ(上記画像):プラカード(03月26日)
posted by mizya at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アブ・シシ:わたしはShalitについて何も知らない

ガザ技術者は、3週間前のウクライナでの彼の失踪以来初めて、彼は捕虜兵士の情報を持たないと語る
Raanan Ben-Zur
2011年03月31日

パレスチナ人技術者、ディラル・アブ・シシは、木曜日、先月ウクライナで失踪して以来初めて話し、捕虜兵士、Gilad Shalitのいかなる情報も持っていないと否定した。「わたしはGilad Shalitについて何も知らない。彼らは尋ねた。わたしは何も知らない。わたしは技術者だ」と、彼は、再拘留が延長される前、Petah Tikva行政裁判所の外で語った。

警察は、彼に対する告発は提出されるだろうと語った。

42歳の技術者は、2月19日にウクライナの列車から姿を消し、3週間後、国連難民機構は、イスラエルを、ユダヤ国家に彼を移送する意図で拉致を命じたとして非難した。イスラエルは、先週前半、アブ・シシを拘束していたと認めたが、事件を取り巻く詳細は、緘口令下に置かれた。

(略)

全文:Ynet news.com

アーカイヴ:報告:拉致されたガザ住民はShalitの情報を持っているかも(04月02日)

 ニッポンにもあったっけ、冤罪増産機構、検察の密室の取り調べ。結局「検察の在り方検討会議」も可視化を提言するには至らなかった。可視化に反対するなど、およそ調査能力の不備を暴露しているに等しい。調査能力がないからこそ「自白」に頼り、「自白」を強要することになる。
 東京電力の原発事故に見るように、どうもこの国ではしろうとが跋扈し過ぎる。「自民党」が推進してきた原子力政策の結果の無惨さに、呆然としているだけでは足りない、野に下ったとはいえ、自民党には果たすべき役割があるだろう。
 ドイツでは、東京電力の原発事故を受け、原発反対を唱える緑の党が圧勝したが、原発事故の発祥地、ニッポンの選挙で原発が争点にならないのは、候補者が皆、原発推進派だからだろう。都知事選で、唯一原発反対を掲げているのは小池晃だけ。
posted by mizya at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パレスチナの若者が轢逃げ事故で殺される

2011年03月31日

images_News_2011_03_31_car-hit_300_0.jpg

被占領エルサレム、(PIC)-- イスラエルのスピードを出して走る車が、木曜日、被占領エルサレムで、故意にパレスチナ青年を轢き、現場で彼を殺した。

地元筋は、30代の男が車に故意に轢かれ、彼の身元はまだ判らないと語った。

エルサレム住民は、聖都で、しばしば狂信的ユダヤ人入植者らに標的にされ、その最新が、フッサム・アル-ルウェイディ、24歳で、仕事への途中、ナイフを使うそれら入植者らにより殺戮された。

原文:The Palestinian Information Center

アーカイヴ:医師らが負傷のパレスチナ少女の病院への搬送拒絶(04月01日)

 ユダヤ人入植者の本来の「轢逃げ」の事例が、アーカイヴの記事以来、かくもすぐ現れるとは思っていなかったけれど...

アーカイヴ:受難者となったフッサム・ルウェイディの最後の瞬間(02月24日)
posted by mizya at 10:31| Comment(1) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする