ナブルスの南、バラタ町のヨセフの墓 [MaanImages/Rami Swidan]
ナブルス (Ma’an) -- 日曜日早く、ユダヤ人参拝グループが、パレスチナともイスラエル治安部隊との調整もなしにナブルスに潜り込み、イスラエル入植者が射殺され、他の4人が負傷したと、当局は語った。
入植者情報筋は、事件で殺された男は、エルサレムに居住するBen-Yosef Livnat、24歳、4人の父親で、タカ派文化大臣、Limor Livnatの甥、ナブルス地域の入植地、Elon Morehで生まれたと名指した。
ナブルス知事、ジブリン・アル-バクリは、警察の調査に続き、午前5時45分、エルサレムの入植者30人を乗せた車5台がヨセフの墓に入り、2つのグループに分かれたと語り、事件を説明した。
「彼らは、パレスチナ人に対し、石を投げ挑発的行為を遂行した」と、アル-バクリはMa'anに語った。
警察が事件を知って、警察官がその地域に配備され、道路近くに検問所を設け、入植者グループを分散しようとの試みで空中に発砲したと、彼は語った。
匿名を条件に話したイスラエル治安部隊職員は、男が、駐車したジープのパレスチナパトロールを出し抜こうと試み、警察を、最初空中に、次いで彼らの車輌に発砲するよう駆り立てたと初期調査が示すとAFPに語った。
(略)
アル-バクリによると、「パレスチナ自治政府は、パレスチナ軍情報部と保安局職員により率いられる調査委員会を設置」し、現地調査が始まり、現場のガード(複数)が質問のため拘束されたことに言及した。
パレスチナ当局は、入植者らが、彼らの兵器を引っ張りだし、その領域にイスラエル軍護衛なしに入ることは許可されないと入植者グループに告知したパレスチナ自治政府警備に向けたと、より早くにMa'anに語った。
パレスチナ警備とイスラエル軍の両方が、入植者グループ護衛のための調整の試みは全くなされなかったと認めた。
(略)
ナブルス地方、バラタ町での墓訪問は、過去数年、夜に行われた。イスラエル軍が地域に入り、真夜中から明け方まで数時間、彼らの家屋から離れるのを差し止める軍事外出禁止令を課す。
その地域を管轄するパレスチナ警察は、イスラエル軍事作戦の間、撤退するよう告げられる。
(略)
全文:Ma'an News Agency
関連記事(イスラエルヴァージョン):「西岸で撃たれたイスラエル人らはパレスチナのバリケードを突破しようとしたと調査が示す」Haaretz.com
2011年04月24日
パレスチナ保安部隊が、西岸聖地、ヨセフの墓近くで彼らの車に発砲し、文化大臣、Limor Livnatの甥は殺され、他の3人が負傷した。
Chaim Levinson and Anshel Pfeffer
イスラエル国防軍とパレスチナ自治政府による初期調査によれば、パレスチナ保安部隊は日曜日早く、許可なく西岸のヨセフの墓複合施設に入り、次に地域検問所を突破しようとしたイスラエル人でいっぱいの車3台に発砲した。
(略:Ma'an記事参照)
イスラエル国防軍上官は、事件を「両派により引き起こされた深刻な災難」と呼んだ。 軍は、発砲をテロ攻撃と名指すのを控えているが、民間人に対する不当な攻撃と呼んだ。
(略)
パレスチナの土地を強奪して建設された入植地に居住するイスラエル人が「民間人」といえるかどうかは置くとして、やはりパレスチナの土地を強奪して建設された入植地に近づいたとして(そこはパレスチナの土地だ)イスラエル軍や入植者らに殺されたパレスチナ民間人は数しれない。
もうひとつ、このパレスチナ保安部隊により殺された入植者の事件に対するイスラエル政府の調査への情熱と、パレスチナ自治政府に調査を「丸投げ」した、やはり西岸、ジェニンで殺戮されたイスラエル人、ジュリアーノ・メル・ハミスの事件に対するイスラエルの調査の情熱の欠如が意味するところを考えてみるのは興味深い。
:「Livnat大臣:わたしの甥はパレスチナ警察官を偽るテロリストに殺された」Haaretz.com
2011年04月24日
Nir Hasson and Haaretz Service
(本文翻訳省略)
:「ネタニアフ:パレスチナ自治政府はBen-Joseph Livnatの殺人者に対し厳しい歩調を取るべき」Haaretz.com
2011年04月24日
エフード・バラクが、認可なしでヨセフの墓に入ったイスラエル人に対するパレスチナ保安部隊の致命的実弾使用を正当化する弁解の余地はないと語る。
Nir Hasson, Chaim Levinson, Mazal Mualem and Haaretz Service
(本文翻訳省略)
:「右派がナブルス射撃での報復を脅す」Ynet news.com
ヨセフの墓でおそらくパレスチナ警察官による発砲で殺されたBen-Yosef Livnatの葬儀の少し前、パレスチナの攪拌に続き、入植者らは「プライスタグ」報復に乗り出す
Yair Altman
2011年04月24日
日曜日朝、ヨセフの墓での発砲でおそらくパレスチナ警察官に殺された、ナブルス発砲犠牲者、Ben-Yosef Livnatの葬儀の少し前、入植者らは、パレスチナ車に石を投げ「プライスタグ」報復に乗り出した。報じられるところでは、パレスチナの子どもが負傷した。
(略)