2011年05月08日

ガザのハマース指導者が闘士集団にイスラエルとの休戦保持促す

2011年05月05日

イスマイル・ハニーエは、闘士たちに、イスラエルとの停戦協定を維持することにより、到来のハマース-ファタハ統一政府に機会を与えるよう呼びかける。
Reuters

(本文翻訳省略)

全文:Haaretz.com

 シンプルな記事だけれど、このような記事は殆どニッポンで報道されることがない。常に「停戦協定」を破るのはイスラエルで、停戦協定におかまいなく日々攻撃しており、我慢しきれなくなってガザ闘士集団(多くの場合、ハマース以外に所属する闘士集団)がロケットを1発か2発、ネゲヴ砂漠に打ち込むと「ハマースのロケット攻撃への報復」とするイスラエルの強弁だけ報道される。だから、シンプルでもハマースのこのような呼びかけ、イスラエルの日々の攻撃を報じることの意味は大きいと思う。

関連記事:「イスラエル大臣がファタハとハマースへの制裁要求」Middle East Monitor
2011年05月05日木曜日

イスラエルの国内公安大臣は、政府に、ファタハとハマース両方への経済制裁を課すよう要求した。Yitzhak Aharonovitchは、2つの派閥間でのパレスチナ和解合意調印への応答で呼びかけをした;イスラエルは「極度の重大」と協定を見る。

Aharonovitchは、パレスチナ自治政府へのいかなる資金、いかなる他の経済的利益の引き渡しも終わらせるようイスラエル政府に促した。彼は、和解合意の調印者に、4年間のパレスチナ内部分裂を終わらせる動きに対する「罰則措置」として様々な経済制裁が課されるべきと語った。

(略)

    :「EUがパレスチナ自治政府に資金振込」Ynet news.com

外交政策チーフが、1億2400万ドルの振込は労働者給与支払いを意味すると語る一方、国連が、ハマースとの停戦協定にも拘らず、パレスチナ自治政府に資金引き渡しを続けるようイスラエルに促す。西岸で、住民たちは「金曜日停戦協定」を祝してハマース旗を振る

Elior Levy and Reuters
201105月06日

パレスチナ人何百人もが金曜日、ハマースとファタハ間で調印された停戦協定を支持して西岸中を行進した時、EUは、パレスチナ自治政府への1億2400万ドルの資金振込を発表した。両派閥の指導者たちは「金曜日停戦協定」と述べられたものに参加した。

補った動きで、国連事務総長、バン・キムンは、パレスチナへの資金を引き止めないようベンヤミン・ネタニアフ首相に促した。

(略)

 「パレスチナ分断政策」の挫折へのイスラエルの苛立ちが読み取れる。EUの資金提供をパレスチナの統一政策を喜ぶ民衆デモンストレーションと並列して報じるところに。
 わたしだって、この統一を祝うデモンストレーションに参加したいところだったけれど、土曜日(昨日、5月7日)渋谷での「5.7 原発やめろデモ」に参加した。警視庁(警察官らの制服にそう表示されていた)による「デモ分断政策」の結果、300人をひとつのデモ集団に区切り、時間を置いて出発させるから、3時に最初の集団(わたしはこの集団にいた)が出発し、最後の集団が代々木公園に戻って来た7時まで、4時間かかったことになる。警視庁は、デモが傍目に「小さい」と見せたいらしい。第5集団が戻るまで、友人とわたしは代々木公園で待ったけれど、歩き疲れたし、叫び疲れたし、わたしはダルブッカをたたいて(サウンドデモだったから)指が痛かったし、たばこも吸いたかったし、デモ集団が通る道路を監視できるカフェで、コーヒーを飲みながらフライドポテトとチキンナゲットをつまんだ。「ジャガイモは放射線を照射されているんだよ、芽がでないように」「芽なんかとればいいだけなのに」なんておしゃべりしながら、フライドポテトを頬張った。たばこを2本吸って、チキンナゲットもフライドポテトも食べてしまい、コーヒーも飲んでしまったのに、次の集団はまだ戻ってこなかった。
posted by mizya at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする