イスラエル特攻隊の尊厳・アル-カラマ号拿捕について、知恵の語り手があなたに知って欲しくないことを、あなたは決して知らない。
アミラ・ハス
知恵の語り手が省いたことの中に、尊厳・アル-カラマ号乗船の活動家たちに兵器を向けなかったその兵士、明らかに指揮官はいた。わたしは、彼が兵器を持っていたかどうか思い出せない。おそらく持っていた。しかし、兵器を構え顔を覆った兵士ら15人の彼の特攻隊船が、ヨットに近づいたとき、彼は、数秒間、片手を上げた。わたしは乗組員の安心させる言葉を聞いた、ヘブライ語で:心配することはない。全く、狙いをつけられたライフル銃は暴力を示す。そして黒覆面は醜悪で怖がらせ、そして、活動家たちはすぐ放水銃でずぶ濡れにされるだろう、が、命令は、誰も負傷させるな。
これが、1時間後にデッキに踏み入り、英語で「従うなら、我々は危害を加えない」と言う同じ人? 知恵の語り手は語りもせず、語るつもりもなかった、確かにわたしにでなく。これは、結局、メディア取引の一部:知恵者(特に、イスラエル国防軍報道官、外務省、あるいは総理府)は、濾過器だ。彼は、情報(真実か否かは重要でない)と通報者をフィルタにかける。これは、カラマ号で捕らえられた乗客に、水や果物が与えられたのを、イスラエル人がいかに見たかということだ。
果物を受け取るカラマ号乗客。知恵者がこれをイスラエル人が見るべきと決めた。
Photo by: IDF Spokesman
(略:先を急いで、しかし上記写真、イスラエル兵の顔にぼかしが入っていることに注意)
運よく、わたしは布片の上に広げられたわたしのカメラを見つけた。わたしは、メモリカードと他の誰かの別のカードも取ることができた。しかし、カメラは作動しなかった。「濡れた」と兵士は認めた。それは、わたしの濡れていないバックパックから取り出された。 言い換えるなら、バックパックから取り出された後に、それは濡れた。どうして? 知恵の語り手のみ知っているだろう。(略)
やはり武装した、ギリシア海軍の特攻隊も、殆ど正確に同じ言葉(「心配ない、我々は危害を加えない」)を語ったが、覆面していなかった。イスラエルの仲間と異なり、彼は、交信を妨害しなかったし、カメラを没収することもなかった。(略)
(略:ギリシアに留め置かれている間、ギリシア人ガードと交わした会話のことなど)
10歳ほど若い、彼らのイスラエル同輩者らは、沈黙を維持した。わたしが、わたしたちが据えられた軍事物資を積む重装備のゴム艦載小艇の名前を尋ねたときさえ、彼らは応えなかった。兵士何人かの覆面が、彼らの目だけ、時々また、彼らの鼻を示した。他のものは、目と唇を示した。しかし、この匿名性の陰で、子どもじみた目が揺らいだ。近づいてから、黒い覆面は怯えさせるのを止め、疑問を思いつかせただけだった:彼ら兵士らの顔を覆うことで、イスラエル海軍特攻隊が、恐れているのは何か?
全文:Haaretz.com