2011年08月31日

エジプトが報道によれば最近の流血でイスラエル国境に緩衝地帯を考える

2011年08月28日

エジプト日刊誌は、エジプト治安機関が、トンネルを取り外すため重掘削設備を配置させ、兵器や物資の密輸に使用されるトンネルを壊し始める用意ができていると述べた。
Barak Ravid and DPA

エジプトが、最近の流血に続き、ガザ回廊との国境に緩衝地帯設定を考えていると、独立系新聞、Al Masry Al Youmは、日曜日、報じた。

計画は、ガザとの国境を、長さ14キロメートルをまたいで走る密輸トンネル取り外しを含む。

治安機関は、トンネル取り外しのための重掘削設備が配置されたと伝え - 兵器や物資の密輸に使用されるトンネルを壊し始める用意ができていると、報道は述べた。

8月19日、死者8人を出したイスラエル南部での複数計画攻撃を遂行した、エジプトとの国境近くでの闘士狩りで、イスラエルにより、エジプト警察官5人が殺された。

死は、エジプトで憤りの引き金となり、1979年に平和協定に署名して以来、2国間最悪の危機を引き起こした。

(略:記事に混乱があり過ぎる、ガザとエジプトの国境と、イスラエルとエジプトの国境を混同している)

全文:Haaretz.com

 Haaretzは、イスラエルの中のメディアとしては、評価されているかもしれない、わたしの好きなノーマン・フィンケルシュタインだって評価しているのだから。しかし、記者に当たり外れがあり過ぎる。この記事の続きは、シナイ半島でのエジプト軍配備制限をめぐるもので、実は重要とわたしは考えるけれど、表題で「イスラエルとの国境」、記事文中で「ガザ回廊との国境」では、エジプトが考える緩衝地帯の意味合いは違ったものになる。このようないい加減な文章に、どうして翻訳の労力をさく必要があるかしら、と、思ってしまう。
 平和協定に署名して、シナイから入植地を撤退させたイスラエルは、シナイでのエジプト軍配備を制限した。ムバラク失脚後、イスラエルにガスを供給していたパイプラインが攻撃されるなどして、シナイでのエジプト軍配備拡大を求める声が、イスラエルからも起こっている。「そんな必要があるとまでは思わない」とネタニアフは語っている。
 アラブ諸国との平和協定を、パレスチナとの和平合意の条件に掲げながら、イスラエルは、隣国エジプトに越境して、エジプト兵士たちを殺戮した。つまり、アラブ諸国との「平和協定」は、パレスチナとの「和平合意」のハードルをあげる目的しかないのだと思わざるを得ない。
posted by mizya at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イスラエル南部で非常警戒態勢;イスラエル国防軍とエジプトが援兵配備

2011年08月29日

治安部門は、ガザ南部かシナイのイスラーム聖戦が他のテロ攻撃を計画していると考える;エジプト軍が、追加部隊1,500人を配備
Anshel Pfeffer

IDF(イスラエル国防軍)チーフ、Benny Gantzは、日曜日夜、イスラーム聖戦による差し迫る攻撃を示唆する諜報機関報告のため、ガザ回廊南部とエジプト国境どちらもの周辺に、援兵配備を命じた。援軍は、エジプト軍と調整された。

治安当局筋は、イスラーム聖戦が、可能な攻撃を計画していると予測するが、治安担当官は、IDFが、ガザ回廊に由来するいかなるテロリスト攻撃もハマースに責任を負わせると明確にした。

2512696739.jpg
エジプト兵士が、エイラートの北、およそ30km (19マイル) のイスラエル・エジプト間国境の監視塔で歩哨に立つ。
Photo by: Reuters

(略:イスラエル発表の嘘を繰り返すのに飽きてしまって)

全文:Haaretz.com
posted by mizya at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イスラエル軍が1カ月に2回目、ジェニン自由劇団を取り囲む;3人を誘拐

2011年08月25日木曜日
Saed Bannoura - IMEMC News

イスラエルの装甲車と兵士らの大隊は、火曜日朝、午前2時頃、ジェニン難民キャンプに入り、ジェニン自由劇団を取り囲み、彼と他の2人を誘拐する前、警備員を殴った。

これは、イスラエル軍が劇団を取り囲み、スタッフを誘拐した、今月2回目だ。1回目、スタッフ3人が、劇団共同ディレクター、ジュリアーノ・メル-ハミスの殺人の一部として誘拐され、調査された。月曜日、ジェニンの外のイスラエル軍事裁判所は、3人が攻撃と関係なく、今週末までに釈放すべきと判決した。

(略)

火曜日攻撃で、イスラエル兵士らは、劇団演劇総支配人、Jacob Goughを、裸になるよう強いた。彼が、だれか説明しようとしたとき、兵士らのひとりは、「黙れ、さもないとお前は、本当の殴打を得る」と彼に告げた。彼らはそして、Goughを誘拐し、何処かへ連れて行った。

兵士らはまた、劇場の警備員、Mohammed Naghnaghiyeの家に押し入った。ジェニン自由劇団によるプレスリリースによると、兵士らは、「手錠して彼を連れ去る前、モハメドを殴り、次に、乱雑の中に彼らを取り残すため、彼の家族の家3層すべての階を、あさりながら進んだ。軍がその領域を離れたとき、集まり投石していた若者たち集団を分散させようと、彼らは実弾を発砲した」。

(略)

全文:International Middle East Media Center

アーカイヴ:公開書簡:ジェニン自由劇団からイスラエル公安組織へ(08月15日)
posted by mizya at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

193ヵ国のうち124ヵ国がパレスチナ独立承認

2011年08月28日日曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

国連加盟の193ヵ国の内、合計124ヵ国が、パレスチナ承認と、国家承認と完全な国連会員資格を求める、今年の9月のパレスチナの国連での動きの承認を公式に言明してきた。

124ヵ国の内9ヵ国が、世界で最も人口密度の高い上位10ヵ国に入っていると、Maan News Agencyは報じた。

パレスチナ関係筋は、パレスチナが、国際的承認と国連の動きで、ことさら、スペイン外務大臣、Trinidad Jimenezが、最近、パレスチナの動きを支持するようヨーロッパ諸国に呼びかけた後、勢を得ていると報告した。イスラエルは、最近の声明に怒り、それを不安にさせると看做した。

最近、スペインとベルギー両議会が、パレスチナの国連の動きへの支持を言明した。

(略)

しかし合衆国は、イスラエルの指導に従い、パレスチナの動きに反対し、それをぐらつかせようと拒否権を振りかざしている。

(略)

全文:International Middle East Media Center
posted by mizya at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月30日

PLOと将来のパレスチナ国家の民衆代表の問題

2011年08月26日
FRANCIS A. BOYLE

世界中すべてのパレスチナ人すべてを代表するPNC(パレスチナ国民議会)により承認された、1988年11月15日のパレスチナ独立宣言で、PLO執行委員会は、--わたしの助言に従い、パレスチナ国家の暫定政府として設定された。

加えて、独立宣言はまた、--わたしの助言に従い、世界中に住むパレスチナ人すべてが、自動的にパレスチナ国家市民となると規定する。それで、パレスチナが国連加盟国になるとき、パレスチナ国家の暫定政府の資格でPLO執行委員会は、世界中のパレスチナ人すべての利益を代理し続けるだろう。

したがって、すべての権利は保持されるだろう:パレスチナ人すべてとPLOにとって。だれも公民権を奪われないだろう。PLOは、地位を失わないだろう。この法的取り決めは、パレスチナ憲章を犯さず、既にPNCにより承認された。

残念ながら、Guy Goodwill-Gillという名のオックスフォード教授は、歪曲に満ちたメモを循環させた。メモは、多くの誤った憶説に基づく。この教授は、--わたしの助言で、彼の世の終わりのシナリオを実現しないと確実にするため、パレスチナ独立宣言に元来組み込まれた、法的・立憲的専門事項を知らない。

(略)

全文:counterpunch

関連記事:「パレスチナ国家は国連での難民何百万人もの声を奪い置き去りにし得る」guardian.co.uk

法律専門家が、単に西岸とガザでの代表権は、ほかの場所に住むパレスチナ人の公民権を奪うかもしれないと語る

Harriet Sherwood in Jerusalem
The Guardian
2011年08月26日金曜日

国際法のイギリス人専門家によると、仮にパレスチナ自治政府が、世界機関でその国家承認を勝ち取ることに成功するなら、西岸とガザ外のパレスチナ難民何百万人もが、国連での彼らの代表権を失うかもしれない。

パレスチナ指導者たちは、来月、彼らの国家承認と、193ヵ国機関の会員資格を認めるよう、国連に求めるつもりだ。動き - イスラエルと米国により精力的に反対される - のメリットは、パレスチナ社会の中に論争を鼓舞してきた。

宣言が成功するなら、パレスチナ民衆の国連代表権は、世界的パレスチナ解放機構 - 現在、世界中のパレスチナ人すべての「唯一・正統な代表」として承認されている - から、西岸とガザ拠点の国家使節に移るだろう。Guy Goodwin-Gillによる7ページの法的意見によると、ディアスポラに生きるパレスチナ難民何百万人もが「ふとしたことから公民権を奪われ」得る。

(略)
posted by mizya at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月29日

なぜイスラエルはガザを爆撃するのか?

2011年08月26日
ピーター・ハート

ガザに対するイスラエル攻撃の報道は、ある予測可能なパターンに従う。New York Timesは、今日(8/26/11)、「イスラエルの報復攻撃がガザ住民9人を殺戮」との見出しがつく。読者は尋ねるべきだ:への報復?

この暴力が、南イスラエルの町、エイラートでの先週の攻撃に由来すると広く理解される。Timesが、記すように:「最近の暴力の連続は、イスラエル人8人が殺された南イスラエルのテロリスト攻撃で、1週間前に始まった」。

本当の質問は、しかしながら、だれがこれら行為を遂行したかだ。Timesは述べる:

イスラエル当局は、テロリスト攻撃の犯人と計画者が、ガザ出身者と語り、イスラエルは、少なくともパレスチナ人23人を殺した襲撃で報復した。ガザ当局は、攻撃元について何も知らないと語る。

それは広く行き渡った控えめな表現だ。

これまで、どんな武装パレスチナ集団も、エイラート攻撃の犯行声明を出していない。イスラエル当局は、民衆抵抗委員会 (PRC) が陰にいると主張したが、これら主張を裏打ちする証拠を提供してこなかった。そして、NPR (8/18/11) で、例えば、視聴者は、イスラエル大使、Michael Orenが、パレスチナ闘士が攻撃を遂行したと主張するのを聞き、そして5日後、London Times記者、James Hider (8/23/11) が、あたかもよく確定された事実であるかのように、同じことを述べた。

一握りのジャーナリストが、この主張の根拠薄弱を根気強く指摘している。それらライターのひとり、Yossi Gurvitzは、イスラエルウェブサイト +972 (8/25/11) での彼最新の記事で、イスラエルメディアが重要な疑問を提起し始めていると、説明する:

月曜日以来、公式ストーリーに疑問を投げかける、イスラエルメディアによるもう幾つかの報道があった。Yediot (ヘブライ語) は、火曜日、公安組織の匿名の人びとが、PRCの攻撃責任を疑っていると報道し、興味深い質問を提出した:彼らに責任があったなら、なぜ、PRC指導者全員が同じ場所にいたのか?

(略)

2日前、IAF(イスラエル空軍)は、ガザ回廊を再び攻撃し--当然、それは、それ自身休戦に拘束されると考えてはいない;パレスチナのみが、そして彼らのみが、破った場合非難され得る--イスラム聖戦機構のあるメンバーを殺した。昨日、IDF(イスラエル国防軍)は、彼がエイラート攻撃への資金提供を担当していたと主張した (ヘブライ語) 。ちょっと待った、わたしは混乱する:君たちが、攻撃はPRCにより遂行されたと言った、と、わたしは思っていた、そして今や、イスラム聖戦機構が責任を負わされる? アミラ・ハスが、Ha'aretz (ヘブライ語) に報告した昨日現在、ガザに弔問者テントはない。攻撃から1週間の今日現在、IDFは、それが殺した攻撃者たちの身元発表を控える。

これは、真剣な報道の価値ある驚くべきストーリーだ。ガザの何十人もが、非常によく(? - 原文参照)よそのどこかに由来する攻撃「報復」で殺された。

全文:FAIR (Fairness & Accuracy In Reporting)
posted by mizya at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

米国:国連宣言続行なら我々はパレスチナ支援を止めるだろう

2011年08月26日

エルサレムの米国総領事、ダニエル・ルービンスタインは、パレスチナ交渉者チーフ、サエブ・エレカットに、国連総会で地位向上を求めるなら、米国はパレスチナ自治政府に「懲罰的措置をとるだろう」と告げる。
DPA

米国が、9月の独立国家承認を国連に求める計画を続けるなら、パレスチナ自治政府への経済支援のすべてを止めるだろうと、金曜日、米国官僚は警告した。

エルサレムの米国総領事、ダニエル・ルービンスタインは、パレスチナ交渉者チーフ、サエブ・エレカットに、オバマ政権の名において、米国が、1967年6月4日境界内、西岸とガザ回廊に、パレスチナ独立国家承認と、国連会員資格を求める国連安全保障理事会決議に拒否権を行使するだろうと告げた。

(略)

全文:Haaretz.com

 至って尤もな、占領地でのイスラエル入植地建設停止が、パレスチナのイスラエルとの交渉再開の条件なのだから、援助停止で脅すなら、パレスチナでなく、イスラエルをターゲットにすべき。パレスチナには「雀の涙」、イスラエルには膨大な援助をあまりに長く続けてきた結果が現在の状況をつくっている。
 しばらくぶりに、ヤコヴ・ラブキン教授、「たとえば、あなたと私が、1枚のピザを分け合う交渉をしているとしましょう。交渉のまっ最中に、私はそのピザを食べ続けている。あなたの取り分は、ほとんど残らない。今は、ちょうどそんな状況です。」NHKのインタヴュに応えて。
 占領地に入植地を建設すること自体が国際法違反、それなのに、違反者でなく、違反を被っている方を脅すなどもってのほか。
posted by mizya at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする