ベイルート、(PIC)-- レバノンは、国のパレスチナ人難民キャンプに影響する、新「人種主義」決定を通過する方向に傾いていると、パレスチナとレバノンの情報筋は明らかにした。
提案は、パレスチナ難民の利益に対して、次の水曜日に開催される政府議題の項目のためつくられてきたと、レバノン情報筋は、レバノンのパレスチナ難民ニュースネットワーク (Laji Net) に語った。
情報筋は、大臣協議会が、次のことを決定する方向に傾いていると付け加えた:
難民キャンプ内で事前の許可なく再建を禁止する。
国連パレスチナ難民機関 (UNRWA) が、事前の詳細な許可なく、建築資材を持ち込まないよう要求する。
かつて歩行者に解放されていたキャンプの入り口すべてを閉じ、キャンプの車輌用入り口にアクセスを制限する。キャンプの殆どは入り口をひとつだけにすることを意味する。
決定はパレスチナ人のためと考える。
Laji Netへの声明で、公的パレスチナ関係筋は、決定を非難し、情報が正しいと確認した。
「虐殺がパレスチナ人の利益であろう筈もない」と、最後の項目を嘲って情報筋は語った。
(略)
全文:The Palestinian Information Center
レバノン内戦時の、パレスチナ難民虐殺事件を思い出さずにはいられないような決定。たったひとつの入り口をスナイパーらが狙った。このような決定を、思いつかないとまでは言わないまでも、通常、表明するのは憚られる、まあ、品性のない国家と思われたくないから。しかし、イスラエルに許されているなら、どうして憚ることがあろうという訳だ。国際社会が、イスラエルを断罪しないまま沈黙しているから、国という国が、あの程度までは大丈夫だと考え、民主主義から遠のく。まず、「盲目的」と枕詞付きで語られるイスラエル支持の米国が「汚染」される。滅びかかっているものの「世界に冠たる超大国」だから、米国が汚染されてしまえば、広まるのは早い。「腐ったりんご」と隣り合うりんごも腐る、と書いたのはイスラエルの作家だったと思うけれど、イスラエルこそ「腐ったりんご」だ。隣り合うりんごは、米国。もはや、シンクタンクは「民主主義よりお偉方の決定だ」と言って憚らない。そして一箱(世界)のりんご、すべてが腐る。ニッポンでも「やらせメール」が横行する。いや、あれはかなり昔から、自民党政権時代の十八番だった。