2011年08月04日

報告:イラン原子物理学者暗殺の陰にイスラエル・モサド新チーフ

2011年08月02日

ドイツ週刊誌、Der Spiegelは、イスラエルの情報筋からとして、先週の射撃が、Tamit Pradoにより組織される最初の「公式作戦」だったと語る。

Ofer Aderet

イスラエル・モサドが、先週のイラン人原子物理学者暗殺の陰にいると、「イスラエル情報機関の出所」として、ドイツ週刊誌、Der Spiegelは報じた。

先週、Dariush Rezaeinejad、35歳のイラン原子力庁メンバーは、オートバイから発砲した2人のガンマンにより射殺された。これは、イラン原子物理学者に対するここ何年かで4番目の攻撃となる。先の事件では、イラン報道機関や報道官は、攻撃の陰にあるとして、モサド、CIA、MI6を非難した。

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この日付のない写真で、技術者たちがイランのブーシル原子力発電所の部分をみている。
Photo by: AP

(略)

全文:Haaretz.com

 米国の仲間内にだけに原子力発電所が許され、仲間はずれにされた国々には許されない。原子力発電所の燃料、ウランが、原子爆弾の原料、プルトニウムになるからだ。つまり、「原子力発電所」は、「原子力の平和利用」でもあり、「核開発」でもある。米国の「トモダチ」国家には「原子力の平和利用」という言葉が割り当てられ、「トモダチ」から除外された国家には「核開発」の言葉が割り当てられる寸法だ。
 東京電力のフクシマ原発事故は、計算からヒロシマ型原爆50発分の爆発に相当すると推定される。フクシマの住民、ことさら子どもたちに、これから襲いかかる原爆病を考えると、「原子力の平和利用」という言葉は、内実を伴っていない詭弁に過ぎないとわかる。「原子力の平和利用」などあり得ない。ニッポンも原爆をいつでも持てる準備として「原子力発電所」を国策として推進してきたのだから。
 原子力発電所なんて持たない方がいいよ、と、イランに言いたい。原発を持つということは国を滅ぼすことだと。原発を推進する国はいずれ、滅びる、そしてそう遠い話じゃない。ニッポンが、原発作業員の被爆線量制限を、どんどん拡大しているのは、原発作業員の絶対数が不足しているからだ。拡大しないと作業できない、しかし、膨大な被曝で彼らを殺すということでもある。彼らが死んでしまった後、もうひとつ原発が事故を起こせば、もう作業できる人たちはいない。おまけに、30年の耐用年数を越えたボロ原発を、解体しても「核のゴミ」の捨て場もないから、使い続けている。
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イスラエル最高裁が国に西岸最大の前哨基地解体を命ずる

2011年08月02日

前例ない判決は、2012年4月までにミグロンを破壊しなければならないと述べる;イスラエル政府は、前哨基地がパレスチナ人所有の土地に建てられたと認めたが、これまでのところ解体に至っていない。

Chaim Levinson

イスラエル最高裁判所は、火曜日、国に、2012年4月までに西岸最大の違法入植地前哨を解体するよう命令する前例のない判決を出した。

決定は、ピースナウ運動により提出された陳情に続く。

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西岸ミグロン入植地前哨基地
Photo by: Olivier Fitoussi

最高裁判所長官、Dorit Beinischは、そのようにするだろうとの先立つ約束にも拘らず、そしてそれが事実上、パレスチナ人所属の土地に建てられたと認めた後で、50家族ほどの家、ミグロン前哨の解体を果たさないイスラエル政府を厳しく批判した。

Beinischは、前哨の露骨な違法性にも拘らず、最高裁判所が、自制を示そうと試みたと語った。

「イスラエル法によるなら、パレスチナ人の私有地に入植地を造り得ないことに疑問の余地はない」と、Beinischは語った。

判決で、最高裁判事たちは、既に50家族に拡張されたそのような前哨の解体を巡る困難を彼らが認識すると語ったが、国が当初より、法をよりよく実施するため仕事をし、そもそもミグロン建設を止めていたなら、これは避けることができたと語った。

これは、最高裁判所が、西岸の前哨を解体するよう国に命じる最初で、動きは、裁判所アジェンダと隣り合わせの主題をもたらす(? - 原文参照)。ミグロンほど大きな前哨を解体する決定は、西岸入植地に政治的嵐を引き起こす気配だ。

原文:Haaretz.com

アーカイヴ:ネタニアフが入植者家屋の破壊を強いられるかも(07月24日)

 真っ当な判決が新鮮、あまりに真っ当でない国に起こったことだから。ニッポンでも、定年間近の裁判官は真っ当な判決を下すと言われているけれど、最近、定年間近の裁判官はいないらしい。
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