ドイツ週刊誌、Der Spiegelは、イスラエルの情報筋からとして、先週の射撃が、Tamit Pradoにより組織される最初の「公式作戦」だったと語る。
Ofer Aderet
イスラエル・モサドが、先週のイラン人原子物理学者暗殺の陰にいると、「イスラエル情報機関の出所」として、ドイツ週刊誌、Der Spiegelは報じた。
先週、Dariush Rezaeinejad、35歳のイラン原子力庁メンバーは、オートバイから発砲した2人のガンマンにより射殺された。これは、イラン原子物理学者に対するここ何年かで4番目の攻撃となる。先の事件では、イラン報道機関や報道官は、攻撃の陰にあるとして、モサド、CIA、MI6を非難した。
この日付のない写真で、技術者たちがイランのブーシル原子力発電所の部分をみている。
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全文:Haaretz.com
米国の仲間内にだけに原子力発電所が許され、仲間はずれにされた国々には許されない。原子力発電所の燃料、ウランが、原子爆弾の原料、プルトニウムになるからだ。つまり、「原子力発電所」は、「原子力の平和利用」でもあり、「核開発」でもある。米国の「トモダチ」国家には「原子力の平和利用」という言葉が割り当てられ、「トモダチ」から除外された国家には「核開発」の言葉が割り当てられる寸法だ。
東京電力のフクシマ原発事故は、計算からヒロシマ型原爆50発分の爆発に相当すると推定される。フクシマの住民、ことさら子どもたちに、これから襲いかかる原爆病を考えると、「原子力の平和利用」という言葉は、内実を伴っていない詭弁に過ぎないとわかる。「原子力の平和利用」などあり得ない。ニッポンも原爆をいつでも持てる準備として「原子力発電所」を国策として推進してきたのだから。
原子力発電所なんて持たない方がいいよ、と、イランに言いたい。原発を持つということは国を滅ぼすことだと。原発を推進する国はいずれ、滅びる、そしてそう遠い話じゃない。ニッポンが、原発作業員の被爆線量制限を、どんどん拡大しているのは、原発作業員の絶対数が不足しているからだ。拡大しないと作業できない、しかし、膨大な被曝で彼らを殺すということでもある。彼らが死んでしまった後、もうひとつ原発が事故を起こせば、もう作業できる人たちはいない。おまけに、30年の耐用年数を越えたボロ原発を、解体しても「核のゴミ」の捨て場もないから、使い続けている。