2011年08月10日

ガザは電力危機と闘う

2011年08月09日火曜日
Ashraf Shannon, Press TV, Gaza

5年以上のイスラエルによる封鎖下で、ガザの電力危機は弱まることなく続く。

その結果、ガザは、人道基盤の正常な機能を深刻に途絶する、1日最大12時間の停電を経験する。
状況は、ムスリムの聖なる月、ラマダーンの間、ことさら厳しい。
ガザ住民の殆どが、多くが停電のため食事を作ることさえできず、イフタルの食事を暗闇で摂るよう強いられる。
パレスチナ非政府組織ネットワーク (PNGO) によると、44年間なされてこなかったが、十分な電力を含め、人びとの必要を供給することは、占領権力としてのイスラエルの義務である。

ガザの電力供給は、3電源あり、エジプトから17メガワット、イスラエルから108メガワットを受け取り、そして自身の発電所で55メガワットを生み出した。
これは総計180メガワット、あるいは期待される要求240メガワットの75パーセントに達する。

(略)

イスラエルは、もはや、公共事業を一般市民に供給する占領地の行政を治める国際法に縛られないと主張する。

しかし、国際社会に受け入れられる地位は、6年前の撤退にも拘らず、まだガザの境界、領空、領海を支配しているので、イスラエルが、封鎖の沿岸飛び地の法的責任を残すままということだ。

(略)

ヴィデオと全文:Press TV
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ガザ住民が「ソマリアの子どもたち救援」運動

PHILIP WEISS
2011年08月07日

「パレスチナの人びとを愛すもうひとつの理由」Angry Arab(シハムのおかげ)から。

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イスラエル・テロリストが、ソマリアの飢えた人びとにポテトチップス1袋送ったなら、ニューヨーク・タイムズはそれを第一面に置き、米国TVニュースネットワークは、男にインタヴュするため奪い合ったことだろう。しかし、ガザの人びと(まだ封鎖下にある)が、ソマリアの人びとを支援するため集合的キャンペーンを組織してきて、わたしは西側メディアでそれについて何も見なかった。(上のポスターは語る:ガザから...手に手を取って:ソマリアの子どもたちを救援しよう)

原文:Mondoweiss
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米国が東エルサレム建設計画のイスラエル承認で「深く懸念」

2011年08月09日

米国の批判は、EUのキャサリン・アシュトンとパレスチナ交渉者、サエブ・エレカットが、ハール・ホマ地区に住宅930戸の建設を承認するイスラエルの決定を批判した数日後に現れる。

Natasha Mozgovaya and The Associated Press

合衆国は、火曜日、東エルサレムでの新住宅建設のイスラエルの承認に「深く懸念する」と語った。

国務省は声明で、そのような「一方的行動は、直接交渉再開の努力に反対に作用し、党派間の妥当で必要な合意の理論に矛盾する」と述べた。省はまた、それがイスラエル政府への異論を引き起こすと述べた。

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東エルサレムのハール・ホマ入植地
Photo by: Emil Salman / Jini

(略:アーカイヴ参照)

国務省声明は、EU外交政策チーフ、キャサリン・アシュトンが、イスラエルの新住宅承認を非難したとAFPが報じた4日後、パレスチナ交渉者トップ、サエブ・エレカットが、イスラエルの承認を酷評する声明を発表した5日後に、なされた。

(略:アーカイヴ参照)

全文:Haaretz.com

 米国のイスラエルによる入植地拡張承認批判が9日、ということは、ニッポンは米国の批判を待たずに批判したのだから、自民党政権時代よりは米国から自立してきていることになる。ニッポンのイスラエル批判記事は以下(boycottil掲載は9日だが原文の発行は8日):

アーカイヴ:イギリス大臣がエルサレムでのイスラエル入植地建設を非難(08月09日)
     :EU:新入植計画に「深く失望させられた」(08月07日)

 ハール・ホマは、東エルサレムとベツレヘムの間、アブ・グネイム山の森を破壊して建設された入植地だ。英語で、settlement、しかしシオニストメディアはしばしば、settlementでなくneighborhoodの単語を使う。neighborhoodとあれば、翻訳に際して、わたしも「入植地」ではなく、曖昧に「地区」のことばを充ててしまう。Haaretzのこの記事もneighborhoodが使われていたが、画像キャプションのneighborhoodは「入植地」と訳した。このような記事のことば選びひとつで、記事ライターのシオニスト度が計れる。
posted by mizya at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする