2011年08月28日

米国:国連宣言続行なら我々はパレスチナ支援を止めるだろう

2011年08月26日

エルサレムの米国総領事、ダニエル・ルービンスタインは、パレスチナ交渉者チーフ、サエブ・エレカットに、国連総会で地位向上を求めるなら、米国はパレスチナ自治政府に「懲罰的措置をとるだろう」と告げる。
DPA

米国が、9月の独立国家承認を国連に求める計画を続けるなら、パレスチナ自治政府への経済支援のすべてを止めるだろうと、金曜日、米国官僚は警告した。

エルサレムの米国総領事、ダニエル・ルービンスタインは、パレスチナ交渉者チーフ、サエブ・エレカットに、オバマ政権の名において、米国が、1967年6月4日境界内、西岸とガザ回廊に、パレスチナ独立国家承認と、国連会員資格を求める国連安全保障理事会決議に拒否権を行使するだろうと告げた。

(略)

全文:Haaretz.com

 至って尤もな、占領地でのイスラエル入植地建設停止が、パレスチナのイスラエルとの交渉再開の条件なのだから、援助停止で脅すなら、パレスチナでなく、イスラエルをターゲットにすべき。パレスチナには「雀の涙」、イスラエルには膨大な援助をあまりに長く続けてきた結果が現在の状況をつくっている。
 しばらくぶりに、ヤコヴ・ラブキン教授、「たとえば、あなたと私が、1枚のピザを分け合う交渉をしているとしましょう。交渉のまっ最中に、私はそのピザを食べ続けている。あなたの取り分は、ほとんど残らない。今は、ちょうどそんな状況です。」NHKのインタヴュに応えて。
 占領地に入植地を建設すること自体が国際法違反、それなのに、違反者でなく、違反を被っている方を脅すなどもってのほか。
posted by mizya at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする