2011年09月15日(木)
PCHR - パレスチナ人権センター
パレスチナ人権センター (PCHR) は、ガザ回廊パレスチナ漁師を標的とする進行中のイスラエルの攻撃を非難し、最近のこれら攻撃のエスカレーションに関する重大な懸念を表明するイスラエル海軍により破壊されたガザのパレスチナ漁船 (Emad Badwan/IPS)このエスカレーションは、多くの漁師の負傷や逮捕、多くの漁船の没収を引き起こしてきた。拘束された漁師は質問され、警備情報提供や、イスラエル軍に協力するように圧力をかけられ、残酷で自尊心を傷つける扱いを受ける。
PCHRにより行なわれた調査によれば、2011年9月11日(日)の06:15頃、ガザ回廊北部、ベイトラーヒアの北西、al-Wahaリゾートの反対に配置されたイスラエル砲艦2隻が、パレスチナの舟2艘を囲んだ。
2艘の舟には、少年ふたりを含む漁師8人が乗っていた。砲艦は、パレスチナボート2艘に発砲を始めた。その結果、漁師ふたりが榴散弾によって負傷した。イスラエル海軍は、衣服を脱いで海に飛び込むよう強制した後、漁師8人を逮捕し、彼らのボートを没収し、イスラエルのアシュドッド港に操縦した。
(略)
パレスチナ漁師とその資産に対するイスラエルの攻撃は、今年当初以来、増加してきており、攻撃の数と形態で、劇的に上昇してきた。今年当初以来、PCHRは、ガザ回廊の海で、漁師に対する61件の攻撃を記録してきた。
PCHRはまた、漁師8人の負傷を引き起こした5件を含む、発砲事件38件;漁師18人の逮捕に帰結した、漁師追跡に関する5件;舟や漁具に没収と損傷をもたらした19件を記録した。
(略)
2000年以来、漁師は、航行し漁業する権利の行使を妨げられてきた..イスラエル軍は、漁業海域を、パレスチナ・イスラエル間で署名された協定で合意された20海里から、2008年に6海里まで縮小した。
イスラエル軍は、2009年以来、漁師たちが3海里を越えて行くのを妨げ続けた。従って漁師たちは、距離を超え、魚が豊富な領域への到達を妨げられる。
時折、イスラエル軍は、3海里内の漁師たちを追いかける。その結果、漁業領域制限で、パレスチナ漁師たちは、収入の85%を失った。
以上に照らして、PCHRは:
1- パレスチナ漁師たちに対するイスラエル海軍による、最近犯される暴力の循環を非難し(略);
2- イスラエル軍に、パレスチナ漁師たちを追跡し逮捕する政策を直ちに停止し、彼らに自由に航行・漁業させるよう求め;
3- イスラエル軍に、没収されたボートを所有者に直ちに返却し、長い間捕獲された損傷、あるいは招いたであろう他の損傷を賠償するよう求め;
4- 漁師たちとその資産にもたらされた物理的・実体的損害を、イスラエル暴力の被害者に賠償金支払いするよう求め;
5- 国連とその諸機関を含む国際社会に、ガザ回廊に課された進行中の海上封鎖と、3海里までの漁業区域制限で、漁師たちの生計の85%以上を奪ったことを含む、イスラエルの暴力のすべてを停止するため、即時・緊急の介入を通し、彼らの法的・道徳的責任を担わせるよう求める。
全文:
International Middle East Media Center
posted by mizya at 19:33|
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