2011年10月27日

パレスチナ自治政府:イスラエルの怠惰が入植者暴力を助長する

2011年10月25日

ラマッラ (Ma'an) -- パレスチナ自治政府は、月曜日、イスラエル政府が、暴力犯罪の責任を取らせ損なうことにより、「暴力沙汰を継続するよう暗黙に入植者らを促している」と語った。

「パレスチナ人、その資産と生計に対する、イスラエルの暴力は、イスラエル当局が、法の支配下で人びとに責任を取らせる行動を殆どしないため増加し続ける」と、政府声明は述べた。

パレスチナ自治政府は、カルキリヤ、ナブルス、サルフィト、ラマッラでのパレスチナのオリーヴ収穫に対する、イスラエル人入植者らの進行中の攻撃を批判し、そして、入植者らが、金曜日、ナブルスに近いジャルードでオリーヴを収穫する村人たちを撃ち、12歳の少年を含む4人を負傷させたと語った。

ラマッラ本拠の政府はまた、9月に西岸北部で、33歳のイッサム・カマル・オデを殺した兵士が、逮捕されていないことに言及した。

兵士の司令官が、いくつかの作戦上・訓練上の事件に続き、降格されたが軍に残るだろうと、パレスチナ自治政府は言及した。

オデは、入植者らが、ナブルス近くのクスラを襲撃したのに続き、イスラエル軍により射殺された。軍調査が、入植者襲撃に応じた発砲は判断ミスだったと語ったと、イスラエルのニュース・サイト、Ynetは報じ、司令官を移動する決定が、多くの異なる事件に続いたと付け加えた。

7人の子どもの父親、オデの殺害に関し、それ以上の行動はとられなかった。

(略)

全文(一応の警告:原文にはオデの遺体の画像):Ma'an News Agency

 もちろん、イスラエル政府は、ギャングに等しい入植者らを占領地に放つことで、更なる略奪を企んでいるとしか見えない。「入植者襲撃に応じた発砲」が、襲撃者でなく襲撃されたパレスチナ人を殺戮しているのだから、イスラエル軍もまた、入植者集団と変わらない。などと、書いてみたくなるのは、Ma'anの記事の後に続くコメント、シオニストはマメというか、ヒマというか、小遣い稼ぎなのか(コメント1件につき1シェケルぐらい払っているシオニスト団体があると思う)、説得力のない暴言を書き連ねているからなのだ。コメントは読まないように、と、自らに言い聞かせている。
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4歳が撃たれて「危篤」

2011年10月26日

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パレスチナ政府関係者は、少女が撃たれて危篤と語った

ベツレヘム (Ma'an) -- 幼いパレスチナ少女は、火曜日遅く、被占領エルサレム、アナタ地区に近いイスラエル分離壁近くの事故で撃たれたと、パレスチナとイスラエルの職員は、水曜日、語った。

発砲の状況はまだ明らかになっていない。家族はイスラエル軍を非難したが、イスラエル軍幹部は、少女の負傷への関与を否定した。

軍は「これに関与していない」と、軍報道官は、Ma'anに語った。彼は、射撃が「イスラエル国防軍関連でない」と語った。

アシル・アララ、4歳は、遊んでいて、実弾で首を撃たれマカッシド病院に運ばれ、手術を受けたが危篤状態と、パレスチナ政府関係者は語った。

ベドゥイン・コミュニティの少女一家は、イスラエル軍キャンプに近いアナタ地区に住むと、パレスチナ自治政府報道センターは、水曜日、声明で述べた。

(略)

全文:Ma'an News Agency
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2011年10月26日

ヘブロンの教師たちが学校から遠ざける措置に抗議

2011年10月23日日曜日
+972blog

イスラエル国防軍は、ヘブロンの学校教師たちを、彼らの健康を危険にさらす、検問所の金属探知器を通らせると突然決定した。入植者らや軍のハラスメントに慣れた学校の子どもたちは、56検問所での彼らの抗議に加わってきた。

Ben Lorber

ほぼ2週間、ヘブロンのクルトゥバ校の幼い生徒と女教師の集団は、検問所での増殖する警備措置に抗議して、毎朝、56検問所の外で授業してきた。

過去7年間、クルトゥバ校教師たちは、検問所の通常の金属探知器を回避し、学校に到達するのに、攻撃的イスラエル入植地、Tel RumeidaとAdmot Yishaiの間の危険な区域にある別の門を通ることを許されてきた。10月11日火曜日、明白な理由なしに、軍は、この手順を保留し、教師たちが金属探知器を通り抜けなければならず、毎日検査のためバッグを提出しなければならないと発表した。同時に軍は、以前にやはり金属探知器を回避した、妊婦、心臓装置や他の併発症をもつ人びとも、もはやそうできないだろうと、今や、日常ベースで、肉体的健康を危険に晒さなければならないと、発表した。

その同じ火曜日、教師たちは、検問所で検査に従うことを拒絶し、その代り、パレスチナ側で即興的に沈黙のデモンストレーションを行った。午前9時、彼らの生徒たち、今教育を奪われた6歳から13歳までの少年と少女たちが、掲示を掲げスローガンを繰り返して、検問所に行進した。イスラエル兵士らは、彼らを石壁に放り投げ、蹴ったり、ライフル銃の台じりで殴り、強制的に引きずって検問所を通し、そして入植者ひとりは、彼女が運転していた車で、彼らを道路に押し出そうと試みた;子ども9人が負傷して病院に搬送された。

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ヘブロンの生徒と教師たちの抗議、2011年10月 (Photo: Ben Lorber)

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ヘブロンの生徒と教師たちの抗議、2011年10月 (Photo: Ben Lorber)

(略:興味深いけれど長い)

全文:+972

アーカイヴ:クルトゥバ校の教師たちは抗議を継続(10月18日)

 避けようもなく放射線を浴び続けるニッポンの状況に照らして、エックス線を毎日浴びる、イスラエルの検問所のありようは問題がありすぎる。ニッポン政府の真似をして「緩慢な死」、いや、毎日エックス線を浴びていたら「緩慢」ではないかもしれない死を量産しようとしているのかもしれない。
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イスラエル軍はエイラート攻撃がパレスチナ人により遂行されたのではないと示す証拠を包み隠す

2011年10月25日(火)
Saed Bannoura - IMEMC News

民間人5人、兵士3人を殺した、2か月前のイスラエルのバスとトラックに対する砲撃で、イスラエル軍当局は即座に、パレスチナ抵抗集団が責任を負うと主張した。しかし、攻撃がパレスチナ人ではなくエジプト人により遂行されたと明らかにするイスラエル軍の調査は、軍により「禁止された」。

調査結果が、先月、ひっそりと、軍により発表されたにも拘らず、彼らは詳細を公表せず、記者団のさらなる情報の要請を拒絶した。攻撃へのパレスチナ人の関与はないと示す内部調査結果を立証する記事が、捜査チームの結論を示す「漏洩」文書の情報と共に、先週、イスラエル日刊紙、Yedioth Ahranothに掲載された。

公式に、軍報道官、Avital Leibovitz中佐は、漏洩文書に関するコメントを拒絶しており、決定的証拠とは反対にも拘らず、攻撃者たちはガザからだったとの軍の最初の主張を続けてきた。

イスラエルのコラムニスト、Yossi Gurvitzは、日曜日、972Magに「これは、国防大臣の誤った突きの事実を包み隠す陰謀に見え、その結果として、イスラエル市民ひとり(とガザ住民27人)が死んだ拡大していく反撃を引出し、ガザに対する攻撃は起こった」と書いた。

エイラート殺人に続く、ガザに対するイスラエルの「報復攻撃」は、空爆、地上侵攻、境界を挟む砲撃を含み、幼い子どもふたりを含むパレスチナ市民27人が殺された。

原文:International Middle East Media Center

アーカイヴ:アッザッハル:「ガザ攻撃の口実として使われた」エイラートの攻撃(08月25日)

 少しも嬉しくないけれど、ニッポンは驚くほどイスラエルに似ている。放射能汚染の数値を少なく発表しておいて、数ヶ月後、「ひっそりと」数値を書き換える。書き換えられた数値をメディアは発表しない、もうニュースとしてはあまりにも古いから。まあ、過小に発表すること自体「大ニュース」だと思うけれど、どうもこの国のメディアはそのようには考えないらしい。
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イスラエルが東エルサレムのパレスチナ教科書検閲

2011年10月22日土曜日
+972

イスラエル当局は、東エルサレムのパレスチナ校に新たに検閲された教科書を押しつけようと試みている。ジャラール・アブハテルは、変更見本を提供し、パレスチナ遺産と歴史の検閲が違法で効果がなく危険であると論じる。生徒と父兄たちは抗議を準備している。

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検閲された東エルサレム教科書 (Photo: Jalal Abukhater)

ジャラール・アブハテル

(略:長いので大幅に)

わたしは、JEA(エルサレム教育行政)により、1993年のオスロ合意署名以来使用されてきたパレスチナ教科書になされた修正の重要部分の報告のコピーを入手した。その報告は、1年生から10年生までで使用される教科書になされた殆どの変更をリストにする。

1. すべての教科書の表紙に印刷されていたパレスチナ自治政府のマークが削除され、エルサレム市自治体のマークに置き換えられた。

2. 検閲された教科書で、パレスチナ旗への言及と写真すべてが、6歳用のぬり絵帳からさえ、削除された。

3. 1年生の教科書でまた、家へ戻る女囚の話と、「自由の夜明け」についての詩が、検閲版から削除された。

4.ナクバ(「大災厄」意味し、1948年のパレスチナ離散/出国を指す)の言葉とパレスチナ人の帰還権の言及すべてが、美しき祖国への望郷を表現した、追放のパレスチナ詩人による詩を含め、削除された。パレスチナ景観の美に関する詩や歌、あるいはイスラエル検問所に言及する詩なども削除された。

5. 初期の歴史 - 何百年も前からの - も等しく検閲されている。4年生の教科書では、サラディンとハッティンの戦いについての物語が、明白な理由もなしに存在から削除された。同様に、ナポレオン侵攻でのアッコ包囲についての物語も削除された。

6. 実際、アッコ市の言及すべてが、アッコを「海の花嫁」と呼ぶ詩や、初めて都市を訪れる生徒たちの話を含め、削除された。さらに「アルクッズ」としてのエルサレムの言及すべてが削除された;エルサレム旧市街への見学旅行に関する2年生教科書の物語も削除された。

7. 占領軍としてのイスラエルのいかなる言及も、あるいは被占領都市としての東エルサレムも削除された。これは、1967年停戦ラインを超えた被占領パレスチナ領土でのイスラエル支配を主張することを意図する。更に、イスラエル内のパレスチナ人は、これ以上どこでも、パレスチナ人として呼ばれない。

8. 第一次・第二次パレスチナ反乱(インティファーダ)についての物語、歌、詩は、すべて削除された。ここに、JEAが暴力を煽ると非難する、削除された歌から、報告が引用するサンプルがある。翻訳:「エルサレムは、陰鬱な占領が萎れ、自由の快活を待ち望む」。これは報告で引用された歌の部分に過ぎない。

9. 8年生生徒の地理教科書で、パレスチナ環境汚染問題は、西岸の入植地により、パレスチナの村々に投棄される汚水に向けられる;この課全体が削除された。地理教科書すべてでまた、パレスチナ人の水危機に関する事実 - ヨルダン渓谷でのように、およそ8,000人の入植者が、西岸に住むパレスチナ人殆ど250万人より20倍以上の水を受け取るといった - は、新たな検閲教科書で完全に削除される。

10. 9年生、10年生歴史教科書では、殆ど全部が削除された。バルフォア宣言 (1917) の時からナクバ (1948) まで、生徒が見つめる空白のページを残し、パレスチナ問題に取り組む全課が削除された。

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検閲された東エルサレム教科書のページ (Photo: Jalal Abukhater)

(略)

全文:+972

 ニッポンの文部省(いや、文科省になったのだっけ)の教科書検定も悪名高い。この期に及んで未だ原発の「安全神話」を振りまこうとしている。東京電力原発事故を受けて、小学生サブ読本では「原発事故」とは言わない、「放射能事象」だったかどうか、ともかくも曖昧にしたいらしい。イスラエルにしろニッポンにしろ、これは滅びゆく兆候だ。教科書というのは使用する生徒・学生、教師が選択するもので、権力が検閲するものでないからだ。検閲をしなければ立ちいかないほどに、既にほころびているのだ。情報が世界中を飛び交う時代、教科書検定などあまりに前-近代的、時代錯誤も甚だしい。教科書を捨てよう!
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2011年10月25日

ハマース指導者:イスラエルが国民への宣伝で解放の囚人たちを殺すと脅迫する

2011年10月23日日曜

ガザ市 (Ma'an) -- イスラエル政府による、ハマースとの交換取り引きで解放された囚人を暗殺するとの脅迫は、その大衆を満足させる試みであると、ハマース指導者、マフムード・ザハルは、日曜日、記者団に語った。

ハマース高官は、イスラエル兵、ギラード・シャーリトとの交換で解放された囚人たちを標的として殺害するその戦術を拡大するイスラエルの意図を控えめに扱った。

イスラエルが、シャーリトのため、イスラエル刑務所に拘束されていたパレスチナ人1,000人以上を解放する合意で「彼らが支払った重い代価の影を薄くする試みでこれら脅迫をしている」。

(略)

全文:Ma'an News Agency

関連記事:「バフルが元-囚人に対するイスラエルの意図的暴力を警告」The Palestinian Information Center

2011年10月24日

ガザ、(PIC) -- パレスチナ立法府、第一副議長、アフメド・バフルは、イスラエル政府とその入植者らに、ハマース運動との交換取り引きで解放された元-パレスチナ拘束者たちに対して敵対行為が遂行されるなら、彼らは大きな犠牲を払うだろうと警告した。

日曜日のプレス・リリースで、バフルは、ユダヤ人集団と協会が、最近の交換取り引きの部分で解放された元-囚人の誰かを殺害する誰にであれ、金銭的報酬を言明したと言及し、彼らに対するいかなる種類の暴力も処分を免れないと警告した。

彼はまた、クネセトメンバーの何人かが彼らに対して煽動していると指摘し、これら脅迫に続き、西岸とエルサレムの被占領地において、より注意するよう解放の囚人たちに要請した。

(略)
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国連職員:リーベルマンの発言を「深く懸念」

2011年10月24日

ベツレヘム (Ma'an) -- マフムード・アッバス大統領の辞任を要求する、イスラエル外務大臣、アビグドール・リーベルマンの月曜日の発言を、「深く懸念する」と、国連報道官、Richard Mironは語った。

和平プロセスの国連特使、ロバート・セリーの報道官、Mironは、リーベルマンの声明が「アッバス大統領非合法化の試みに見える」と、Ma'anに語った。

リーベルマンは、エルサレムで記者団に、アッバス辞任は「祝福」であり、大統領は地域和平への「最大の障害」だったと語った。

(略)

全文:Ma'an News Agency

関連記事:「外相:誰であれアッバスよりマシ」Ynet news.com

外務大臣、アビグドール・リーベルマンは、パレスチナ大統領が、和平交渉に殆ど即刻障害を持ち出すと主張する;アッバスは彼個人の議題に集中すると語る
Ronen Medzini
2011年10月24日
(本文翻訳省略)

 国際法違反の占領地に建設された入植地に住む外務大臣の語ることを、世界の誰が聞くだろう。イスラエル国民ならいざ知らず(Ynetの記事は内容の希薄にも拘らず長い)。リーベルマンを外務大臣に指名したのは、責任あるポストを授けて彼の口を封じるため、などと当初言われていたけれど、あまり効果はなかったらしい。
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