2011年10月12日

カルテットがイスラエル・パレスチナに数日中に会談するよう求める

2011年10月09日日曜

ベツレヘム (Ma'an) -- 中東カルテットは、交渉を復活させる計画について議論するためブリュッセルで会合した後、「この数日」中の会談のため、イスラエルとパレスチナを招待するだろうと、日曜日、使節は語った。

カルテット代表、トニー・ブレアは、集団からの記者声明によれば、日曜の会合が「9月声明で述べられた会談進行表へのカルテットの献身を示した」と語った。

外交カルテット -- 欧州連合、ロシア、米国、国連を含む -- は、9月23日、30日以内の会談への復帰、3か月での本質的問題に関する提案、2012年末までの和平協定を提案した。

(略)

全文:Ma'an News Agency

 結局カルテットは、イスラエルの入植地建設停止に言及しなかった。国際社会を装いながら、実のところ、カルテットは、イスラエルの入植地建設の時間稼ぎをしているだけではないのか。なぜ「カルテット」なのか。なぜ、米国、ロシアだけなのか。国際社会はもっと広いし、世界市民の殆どは、イスラエルの入植地建設にうんざりしている。なぜそれが反映されないのか。

アーカイヴ:ファタハ官僚:カルテットは入植地を非難すべき(10月10日)
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シャース:パレスチナが安全保障理事会の9票確保

2011年10月11日

ベツレヘム (Ma'an) -- ファタハ中央委員会メンバー、ナビル・シャースは、月曜日、安全保障理事会の9か国が、パレスチナの国連加盟努力支持を約束したと語った。

シャースはMa'anに、「わたしたちへの投票を確認し、その姿勢をわたしたちが疑わない9ヵ国は次の通り:ガボン、ボスニア、ブラジル、インド、レバノン、ナイジェリア、南アフリカ、中国、ロシア」と告げた。

安全保障理事会6ヵ国 -- ブラジル、中国、インド、レバノン、ロシア、南アフリカ -- が、パレスチナ努力のための支援を公的に示した。

(略)

9月23日、アッバスが国連事務局長、バン・キムンに正式に提出した国連加盟要請は、数週間のうちの投票が予測される、安全保障理事会15ヵ国により調べられている。

安全保障理事会は、加盟申請のため、35日の調査期間を持つ。

(略)

全文:Ma'an News Agency

 1947年、「パレスチナ分割決議」が国連で裁決されるとき、「誰かの土地を奪って別のひとに手渡すなどということが正義であろう筈もない」と、反対のための熱弁を振るったフィリピン代表は、投票直前、本国から「賛成票」を投じるよう指示を受けた。米国の恫喝の結果だった。だからまだまだ気を許してはいけない。
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パレスチナがユネスコ・キャンペーンの一部として遺産サイトのリスト編纂

2011年10月10日

大臣は、パレスチナ自治政府が、ベツレヘムとヘブロンを含む20の遺跡のために世界遺産地位を求めると語る。
Reuters

パレスチナは、ひとたび、国連文化機関が完全なメンバーとして認めるなら、イエス生誕地の世界遺産地位を求め、そして同じ状態にあるイスラエル占領地にある他の遺跡も指定するだろうと、閣僚が語った。

遺物・文化に対処するパレスチナ自治政府大臣、ハムダーン・タハは、ユネスコ加盟は、パレスチナの生得権と語った。彼は、合衆国を含むいくつかの政府の反対を「遺憾」と評した。

ユネスコ委員会は、先週、国連システムでの国家としての承認のための、イスラエルと合衆国により反対されるパレスチナ進撃の一部と見なされる、パレスチナ加盟申請を加盟国の投票に付すと決定した。

「ユネスコ加盟は、公正と権利のメッセージを伝える。なぜパレスチナが、国際的システムの外に取り残されなければならないのか?」と、タハは語った。「わたしはそれを、過去20年に渡る長い努力の完成と見なす」。ユネスコ加盟がなった暁に、パレスチナは、イエス生誕の地として崇敬される、ベツレヘムと生誕教会の世界遺産地位を確実とする努力を復活させるだろうと、彼は語った。指定は、パレスチナがユネスコの正式メンバーでなかったので、今年拒絶された。

「これは、世界すべての国に与えられるツールを用いて、パレスチナがいかにその文化遺産を保存することができないかのひとつの例に過ぎない」とタハは語った。「わたしたちは、この適用を活性化するように世界遺産委員会に求めるだろう」とタハは語った。「わたしたちは、ベツレヘムの後、他の遺跡が続くだろうと期待する」。

(略)

全文:Haaretz.com

 西岸に、心置きなく入植地を建設したいイスラエルと、イスラエルに心置きなく入植地を建設させたい米国は、それは反対するよね、世界遺産に指定されたら、入植地を建設するのは難しくなるから。イスラエルが生誕教会を攻撃していたときも、世界のキリスト教徒は沈黙していたものだけれど...

アーカイヴ:ユネスコのパレスチナ加盟は氷山の一角(10月09日)
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2011年10月11日

ヴァーチャル・フィールド探訪:併合壁の衝撃


Alhaqhr
2011年09月27日

このヴィデオは、被占領パレスチナ領域で犯される人権侵害のヴァーチャル・ツアーを作成するため、アル-ハックの視覚的証拠資料と衛星画像を組み合わせる。ツアーそれぞれは、皆に占領の現実を知る機会を提供し、フィールド探訪を追体験するよう計画されている。

このツアーは、パレスチナの土地での併合壁の建設がどのようなものか示す;生計喪失に帰着する移動に対する厳しい制限;そして入植地拡張は、西岸のパレスチナ存在を分解するために、イスラエル占領勢力により採用される戦術だ。

 このヴィデオを見て、またしても9月30日の「報道ステーション」のパレスチナ報道の出来損ないぶりを痛感している。報道するには、前提となる知識も資料も「からっぽ」なのだ。
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2011年10月10日

ファタハ官僚:カルテットは入植地を非難すべき

2011年10月08日

ベツレヘム (Ma'an) -- 日曜日の中東カルテットによる今度の声明の成功は、イスラエル入植地建設を非難するかどうかにかかっているだろうと、ファタハ官僚は語った。

ヨーロッパのファタハ報道官、ジャマル・ナッザルは、「交渉の目標が、占領の終結であり、入植地が占領を深めると、カルテットは理解すべきである」と、土曜日に語った。

官僚は、カルテットが、日曜日にブリュッセルでの会議後、交渉に関する声明を発表すると予測されると語った。

違法入植地建設停止のパレスチナの要求は「前提条件」でないと、彼は語った。

(略)

全文:Ma'an News Agency
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2011年10月09日

ユネスコのパレスチナ加盟は氷山の一角

Josh Rogin
2011年10月07日金曜日

オバマ政権は、たった今、パレスチナが加盟国地位を与えられるなら、他の国連機関の主催国に繰り返し得る先例を設定し、既存の米国法が、合衆国に、国連文化機関、ユネスコ参加を止めさせ得る事実に関する方法を見つけようとかき集めている。

(略:米国法)

パレスチナは今週、ユネスコ執行委員会が、機関への参加努力を承認し、ユネスコ193ヵ国総会による投票に問題を送って、ハードルをクリアした。国務長官、ヒラリー・クリントンは、水曜日、問題を取り上げたことでユネスコを非難した。

(略:クリントンの発言:アーカイヴ参照)

米国はまだ、2011年のユネスコへの勘定、ユネスコ予算の22パーセント、およそ8000万ドルを支払っていない。法律が発効し、米国が2012年に支払わなければ、米国は機関での票を失うだろう。さらにユネスコ職員は、米国資金が次の2年間期待されない場合、1月はじめ、資金不足を占める大量解雇を始めなければならないかもしれないと米国に伝えた。

ユネスコへのパレスチナ加盟はまた、彼らに、世界知的所有権機関 (WIPO) と国連工業開発機関 (UNIDO) の即時加盟を与えるだろう。米国はWIPOへの寄与を止めなければならないかもしれないが、UNIDOのメンバーではない。

(略)

全文:Foreign Policy

アーカイヴ:クリントン:ユネスコはパレスチナ加盟を再考すべき(10月08日)

 まだ支払っていないのに「資金カット」なんて言っていたんだ、ヒラリー・クリントン。大量解雇される場合、米国人職員、ということになるのかしら、米国の「資金カット」の結果だから。
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イギリスがイスラエルのリヴニの逮捕令状を阻む

2011年10月07日

ロンドン (Reuters) -- 英国の一般検察当局長官が、申し立ての戦争犯罪で、英国に訪問中、イスラエル野党党首、ツィピ・リヴニの逮捕を求める試みを阻んだと、木曜日、職員は語った。

特定されていない人が、火曜日、一般検察当局長官、Keir Starmerに、2008年のガザに対するイスラエルの攻撃に関連する申し立ての戦争犯罪で、リヴニに対する逮捕令状を裁判所に出願する許可を申請したと、刑事検察業務は、声明で述べた。

逮捕を恐れて彼女を遠ざけていた戦争犯罪法が変更されて以来、訪問初となるイスラエル上級人物、イスラエル野党党首、ツィピ・リヴニは、木曜日、英国外務大臣、ウィリアム・ヘイグとの会談のため英国にいる。

(略)

パレスチナ連帯キャンペーンは、木曜日、英国政府が「ロンドンに招待するのでなく、戦犯を逮捕しなければならない」と語り、リヴニ訪問に抗議するためににデビッド・キャメロン首相のダウニング街邸宅近くでの抗議を呼びかけた。

(略)

全文:Ma'an News Agency

 ツィピ・リヴニへの逮捕令状を阻むイギリスのおぞましさは、つい先だっての、イスラエルのイスラーム運動を率いるラーイド・サラ首長の、シオニスト集団に煽られたらしい根拠の曖昧な逮捕で余計に増幅される。アーカイヴとして、サラ首長逮捕に関する記事をいくつか:

アーカイヴ:パレスチナ系イスラエル人指導者が英国で保釈(07月17日):この記事にアーカイヴ記事4本のリンクあり
posted by mizya at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする