Noam Sheizaf
ナクバから残った一握りの村々の最良に維持されたリフタは、富裕なユダヤ人らの住宅計画に道をあけるため、破壊されるだろう
エルサレムに近いパレスチナ村、リフタの遺跡 (photo: Ester Inbar)
イスラエル遺産遺跡保存協会は、現代エルサレムの西の入口、パレスチナ村、リフタの残された家屋群を保存するキャンペーンに加わっている。何百もの放棄されたパレスチナ村の最良に維持されたリフタは、新ユダヤ地区に道をあけるため、破壊されようとしている。
日刊紙、Maarivによる報道によれば、協会のエルサレム地区マネジャー、Itzik Shvikiは、エルサレム自治体に動議を提出した。「イスラエル遺産遺跡保存協会は、エルサレム自治体と内務省に、上リフタの [保存] 計画を作成するよう要求する」と、ShvikiはMaarivに伝えた。「破壊の脅威にさらされる歴史的家屋の殆どは、保存と開発の総合計画に含まれるべきである。そして現在の区画計画すべては、止められるべきである」。
リフタは、1948年の戦争でその住民が追放されたか逃れたナクバでわずか残る村のひとつだ。イスラエルは、その家を離れたパレスチナ人たちがそこに戻ることを妨げ、戦争が終わった時、彼らの土地と資産を没収した。
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本来ならユネスコ世界遺産に登録されてしかるべき建築群、ニッポンの白川郷に匹敵する。この建築群を失うことは、わたしたち世界市民にとっての損失である。これが西岸に位置しているなら、パレスチナがユネスコ加盟を果たした暁に、世界遺産リストに加えることもできただろう。リフタ村はグリーンラインのイスラエル側に位置する。しかし、イスラエル側であろうと、パレスチナから強奪した土地の上に国が築かれた事実は変わらない。歴史的パレスチナ(現在のイスラエル、西岸、ガザ)の6.5パーセントのみが、ユダヤ人による所有だった。イスラエルが文化を尊重するなら、このリフタ村をイスラエルの手で世界遺産に申請することもできる。しかしイスラエルは、文化を尊重するより、そこがパレスチナの土地だった痕跡を抹消してしまいたいのだ。リフタを世界遺産に!
アーカイヴ:リフタであり得ないだろう(02月06日)
:パレスチナ村リフタを全面破壊から救おう(2009年11月30日)注:この署名活動は終了した