2011年12月09日

報告:イスラエル・モデルが米国警察軍事化の底に潜む

Muriel Kane
2011年12月04日日曜日

アメリカ警察部隊の極端な軍事化は、非-暴力抗議のコントロールにというより、しばしば反-テロリズム作戦により適切と見える、占拠抗議者たちに対して採用された戦術により、大衆の注目をもたらした。調査担当ジャーナリスト、Max Blumenthalによれば、しかしながら、この冷酷な異議抑圧のための適切な言葉は「イスラエル化」であるべきだ。

イスラエル治安部隊と一緒のアメリカ警察訓練の例から始まる記事で、Blumenthalは、「先住民の支配・強奪・占領の63年の経験で完成された、イスラエル戦術の中で訓練され、地方警察は、米国都市のムスリムや移民の地区を監視するのにそれらを採用してきた。一方、元イスラエル軍当局者らは、無辜の人びと、疑わしくない人びとの人種的輪郭描写、威嚇、FBIの尋問の不穏な事件の波を引き起こし、アメリカの空港や郊外のショッピング・モールでの公安業務の先鋒に雇われてきた。マンハッタン中心、Zuccotti公園でキャンプする占拠抗議者たちに対し「反-テロ」措置を配備した、ニューヨーク市警本部の発覚は、日常に忍び寄るいわゆる「テロとの戦い」の最新の例に過ぎない。これらのような発覚は、占拠運動を抑圧するために使用されているイスラエルに吹き込まれた戦術の限度についての深刻な疑問を引き起こした」と、書く。

(略)

全文:The Raw Story

 米国で採用される「イスラエル化」は、世界のいたるところ、このニッポンにも伝播する。米国下院では既に、自白強要に拷問使用を許す「法案」が議論されている。イスラエルに教わりながら、キューバ領、グァンタナモでやってきたことを、米国内でできるようにする「法案」だ。イスラエルの存在が、民主主義を劣化させる。
 占拠抗議者の間で、パレスチナ問題、すなわちイスラエル問題をアジェンダとすることにはまだまだ抵抗が強いように見えるけれど、イスラエルの手法が占拠抗議者たちに向けられている理解が進むなら、あるいは変化するかもしれない。
 アーカイヴの記事は、上の掲載記事と直接関係ないけれど、イスラエルで起こることは世界に広がり、このニッポンでも起こるということをコメントに書いている。あわせて読んでいただければ嬉しい。

アーカイヴ:パレスチナ自治政府:イスラエルがエルサレムのパレスチナNGO4組織閉鎖(12月05日)
posted by mizya at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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