2011年12月25日

狙撃兵の実弾発砲でナビ・サレの抗議者負傷

2011年12月23日
民衆闘争調整委員会

村のデモンストレーションでムスタファ・タミミを殺害した2週間後、イスラエル狙撃兵は、群衆支配目的で禁止される、実弾0.22口径弾で抗議者を撃った。

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今日ナビ・サレで実弾で撃たれて抗議者は運ばれた。 Picture credit: Oren Ziv/ActiveStills

今日早く、イスラエル軍狙撃兵は、ナビ・サレ村のデモンストレーションに発砲し、ひとりが腿に負傷した。負傷した抗議者は、赤三日月社の救急車により、サルフィト病院に運ばれた。その事件は、ムスタファ・タミミの射殺から僅か2週間で、全く同じ場所で起こる。加えて、パレスチナ人ジャーナリストが、彼に直接発砲された催涙ガス弾により、脚を負傷し、イスラエル人抗議者2人が逮捕された。

抗議者は、服務規定が、デモンストレーション分散での使用を禁止する、0.22口径弾で撃たれた。2001年末、法務総監、Menachem Finkelsteinは、0.22口径弾を実弾として分類し直し、特に、群衆支配手段としてのその使用を禁止した。再分類は、殆どが子どものパレスチナ人抗議者の多数の死に続いて決定された。


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この事実にも拘らず、イスラエル軍は、カストレード作戦にならい、西岸でのデモンストレーション分散のため、0.22口径弾使用を再開した。以来、少なくともパレスチナ人抗議者2人が、0.22口径弾発砲により殺戮された:

(略)

全文:International Solidarity Movement

アーカイヴ:目撃者がムスタファ・タミミの最後を語る(12月14日)
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マアレ・アドゥミンをエルサレムに繋がないようEUがイスラエルに警告

2011年12月23日金曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

欧州連合は、地域での新入植地建設により、マアレ・アドゥミン入植地と被占領東エルサレムの間の地理的隣接を創出しないよう、イスラエル政府に警告した。

EU使節、アンドリュー・スタンリーは、イスラエル外務省に、これに関する公式文書を提出した。

EUは、イスラエルが、エルサレムとマアレ・アドゥミンの間に鎖をつくるだろう入植地設立に使用するつもりの地域、エリアAのパレスチナ人家屋を破壊していると語った。

スタンリーは、EUが、新イスラエル計画に関して、極めて懸念すると述べ、問題に関する説明を要求した。

EUの姿勢は、いくつかのEU諸国、ドイツとイタリアを含む安全保障理事会メンバー諸国が、西岸とエルサレムでのエスカレートする入植活動と、パレスチナ人やその資産に対する入植者による攻撃の急増を非難した後、つくられた。

(略)

全文:International Middle East Media Center

関連記事:「国連がエルサレムに近いE1地区でのイスラエル入植地に公式に抗議」Palestine News Network

2011年12月23日
PNN

金曜日、国連は、イスラエル外務省に、エルサレムと違法マアレ・アドゥミン入植地の間に位置するE1地区でのパレスチナ人家屋破壊に関し、公式抗議を提出した。

(略)
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壁・鉄線・ガス弾から成るクリスマスツリー

2011年12月24日
Monjed Jadou

それはクリスマスツリーだが、今年、伝統的なものと違う。それは、イスラエル占領下のパレスチナの苦難を反映する明確な政治的メッセージを有する。それは、彼らの良心を呼び起こし、イエス・キリストの民に課される攻撃、壁と入植地の停止を支援するよう求める世界へのメッセージだ。それは、ベツレヘムの中心、かいば桶広場と生誕教会からの、クリスマス期間の希望のメッセージだ。

パレスチナの若者集団が木曜日に集まり、地元および国際メディア同様、教会の訪問者や巡礼者の、パレスチナ問題に向けた注意を引き始めた。彼らは、「アパルトヘイト壁に抵抗する民衆キャンペーン」から来た。彼らは、壁スラブでつくられた幹、有刺鉄線から作られた枝、そして催涙ガスの果実から成る、クリスマスツリーをつくり始めた。ツリーは、地域的・国際的にイスラエル製品ボイコットを呼びかけるポスターで囲まれた。

パレスチナ人活動家、ファディ・カッターンは、ツリー飾りに従事しながら、最終的製品は「アパルトヘイト壁ツリー」と呼ばれると、PNNに語った。それは、包囲下にあるパレスチナの現実を反映する。

このツリーは、平和、愛、公正、人間の尊厳の予言者:イエスの祭りを全世界が祝うとき、パレスチナ人がまだイスラエル占領下にあり、不正、抑圧、人種差別の対象であると、クリスマスを祝う世界への注意喚起とも、カッターンは語った。

(略:画像がないのが残念)

全文:Palestine News Network
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「イエスが現れるのが今年なら、ベツレヘムは閉じられる」

ベツレヘム北部の土地に建設された入植地回廊が、歴史的双子都市、エルサレムから都市を切り離す恐れ

Phoebe Greenwood、ベツレヘム
guardian.co.uk
2011年12月22日木曜日

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パレスチナ人羊飼いが、ベツレヘムに近いイスラエル入植地、ハール・ホマ近くで彼の群を見る。 Photograph: Abir Sultan/EPA

ヨセフとマリアが今日、ベツレヘムに向っているなら、クリスマス物語は少し違っていただろうと、町の教区司祭、イブラヒーム・シュマリ神父は語る。カップルは、ホテルの部屋を見つけることはいうまでもなく、市に入るため苦闘するだろう。

「イエスが現れるのが今年なら、ベツレヘムは閉じられるだろう」と、ベツレヘムのベイト・ジャッラ教区司祭は語る。「彼は、検問所か分離壁かで生まれなければならないだろう。マリアとヨセフは、イスラエルの許可証を必要とする - あるいは観光客であるか。

「これは実際、ベツレヘムのパレスチナ人にとり大問題だ:彼らが、わたしたちを完全に閉め出すとき、何が起こるだろう?」

(略)

かつてベツレヘム北部だった18平方kmに建設されたイスラエル入植地回廊は、歴史的双子都市、エルサレムから都市を切り離す恐れがある。イスラエル当局にとって、これらは、1967年以来、エルサレム地区だった。入植地のひとつ、ハール・ホマは、天使が、地元の羊飼いたちにキリスト生誕を報せたと言われている土地に建てらる。ハール・ホマともうひとつの入植地、ギロの間の土地の回廊地帯は、まだ、エルサレムにベツレヘムを繋いでいるが、10月に発表された新入植地、Givat Hamatos建設は、数年でこれを塞ぐだろう。

欧州連合と国連は、機械的にイスラエルの一方的入植地拡張を非難するが、10月、EU高等弁務官、キャサリン・アシュトン男爵夫人は、Givat Hamatos建設が、「エルサレムとベツレヘムの間の地理的隣接を切り離すだろうことをことさら懸念する」と警告した。

ヨーロッパの懸念は、イスラエルの進行を遅らせていない。先週、ハール・ホマに新住宅500戸、ベツレヘムの西境界上、Betar Illitにさらに348戸が承認された。今月の初め、加えて267戸が、国防省がまた、入植者らに、パレスチナの土地で農場を始める許可を与えた、市の南部郊外の縁まではびこる入植地のため認可された。これは、ハール・ホマ、ギロ、Givat Hamatosに、既に予定された、新アパート6,782戸に加えて、である。

(略)

シュマリ神父の見解は、より陰鬱だ:「わたしが教会戸籍簿を見下ろすとき、地域の歴史的家族名の多くが既にいなくなった。20年で、ベツレヘムにはもはやクリスチャンがいないだろうと、わたしは思う」。

ベツレヘムの人口統計専門家で、パレスチナ大統領、マフムード・アッバスの顧問、ジャド・イサック博士は、物理的な開発規制に加え、ベツレヘム経済は、土地の喪失とパレスチナ活動の制限により抑圧されていると語る。

(略)

「ベツレヘムの小さな町? それはまもなくイスラエル入植地に四方八方を囲まれた小さなゲットーになるだろう」と、彼は予告する。「わたしたちは、ベツレヘムを救い得る段階を既に通り越した。率直に言って、だからわたしはもはや、クリスマスを祝福しない」。

全文:guardian.co.uk
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