2012年01月22日

イスラエルがエレツ検問所で「患者拘束」

2012年01月20日

ガザ市 (Ma'an) -- イスラエル軍が、木曜日、治療のためイスラエルに向かう途中のガザの男を拘束したと、目撃者は語った。

ジャバリヤ難民キャンプのバッサム・レハン、25歳は、ガザ北部のエレツ検問所で逮捕されたと、目撃者はMa'anに語った。

イスラエル軍報道官は、報道に関する即座のコメントをしなかった。

原文:Ma'an News Agency

アーカイヴ:「ガザに戻って死ね」(2009年05月16日)


 医療のためにエレツ検問所を通過しなければならないとすると、イスラエル軍の要求は「軍のスパイになれ」というものだ。治療を断念するか、スパイになるかの二者択一。治療のためイスラエルに向かうということは、封鎖のガザの医薬品の不足で、ガザでの治療が困難ということだから、軽い病気とは考え難い。拘束するとは、ね。
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2009年1月18日:アブルジャイラ家

2012年01月18日
PCHR(パレスチナ人権センター)

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オリーヴの苗木の傍らに立つアブデルアズィミとマズーザ・アブルジャイラ (Image from pchrgaza.org)

(以下は、「キャストレード作戦」から3周年を記す23の語りシリーズのうちの語り22である。新たな掲示が、事件が発生した3年前の日付と同じ、各々の日に公表されるだろう。語りは、パレスチナ人権センターにより促進されている。)

「そこに到着してわたしは、彼らの土地で作業するその地区の多くの人びとを見つけた。それは静かで、それだからわたしは、心地よく感じ、そこに留まった。突然、ジープの1台が境界で止まり、弾丸につぐ弾丸が発砲された。

2009年1月18日、10:00ごろ、イスラエルとガザ回廊間の境界に配置されたイスラエル軍が、ハーンユーニスの東、フザア村の東の彼らの土地で作業する農夫たちに向け、無差別に弾丸を発砲した。農夫のひとり、マヘル・アブデルアズィミ・アブルジャイラ (23) は、弾丸の1発が、彼の左腕と胸を貫き、殺された。

「マヘルは、畑でわたしの近くにいた。彼が『アッラー・アクバル』と叫ぶのを聞いたとき、彼はわたしの後にいて、わたしは、弾丸の1発が彼に命中したのを見いだした。人びとは悲鳴を上げ、地面に打ち倒れた」と、彼の父親、アブデルアズィミ・アブルジャイラ (59) は思い浮かべる。マヘルは、激しい砲撃下、馬車に運ばれ、次に車に移された。彼は、病院に到着して、死が宣告された。

「1月17日、イスラエルは停戦を宣言した」と、アブデルアズィミは思い浮かべる。「1月18日、多くの人びとが、そこの彼らの土地と家を調べるため、フザアの東に戻った。マヘルと(彼の兄)ユーセフは、土地に行き、彼らが心配だったのでわたしは彼らを追った。そこに到着すると、わたしは、その土地で作業するその地区の多くの人びとを見いだした。静かだったので、わたしは心地よく感じ、そこに留まった。突然、ジープの1台が境界で止まり、弾丸につぐ弾丸が発砲された」。ユーセフ (29) が、彼の弟の殺害後、PCHRに与えた目撃陳述によれば、マヘルと境界の間の距離は800メートルほどだった。彼は、その地区が静かで、電気技師たちもまた、その地区で作業していたと語った。

(略)

彼らの息子、兄弟の喪失を被ってなお、アブルジャイラはまた、彼らの農地の破壊と、到達不能の結果、経済的に苦闘する。兄弟たちと共に、アブデルアズィミは、イスラエルとの境界に近い、ハーンユーニスの東に4ヶ所の土地を所有する。

「わたしたちの土地は、オリーヴとオレンジの樹木が栽培され、わたしたちはその果実を売ったものだった。しかし、第二次インティファーダ開始以来、軍は、繰り返し何度もブルドーザで押し潰した。攻撃の前、わたしたちは日常的に土地に行き、夜遅くまで留まり、そこでバーベキューしたものだった。人びとはまだ、その地域に住んだものだった。わたしたちもまた、そこに建物を持っていたが、攻撃中、それらはすべて、作物と共に破壊された」と、アブデルアズィミは語る。

アブデルアズィミは、彼の土地の耕作継続を試みるとき、彼の息子を殺したのと同じ暴力に直面する。「昨年10月に、オリーヴの苗木を植林しようとしたとき、彼らはわたしを撃ち始め、わたしは離れなければならなかった。苗木は今、我が家の隣にある。4区画の2ヵ所に、わたしたちはもはや全く到達することができない。彼らがブルドーザで潰して以来、わたしたちはもはらそれらに到達できなかった。わたしたちがアクセスしようとすると、彼らはわたしたちに発砲する。それら畑は、50年もののオリーヴ樹が栽培されていたのに」。

(略)

全文:Jadaliyya

アーカイヴ:2009年1月16日:シュッラブ家(01月20日)
     :2009年1月15日:アンナディーム家(01月19日)
     :2009年1月14日:ムハマド・ムーサ(01月16日)
     :2009年1月13日:ヒッバ・アンナッジャル(01月14日)
     :2009年1月12日:アヤド家(01月14日)
     :2009年1月11日:ハムーダ家(01月14日)
     :2009年1月10日:ワファ・アルラデア(01月11日)
     :2009年1月9日:アブオダ家(01月10日)
     :2009年1月8日:アルラヘル一家(01月10日)
     :2009年1月7日:マタール家(01月09日)
     :2009年1月5日:アマル・アッサムーニ(01月07日)
     :2008年12月31日:アブアリーダ一家(01月05日)
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イスラエル裁判所がガザ大虐殺被害者による訴訟を妨げる5,200ドルの「保証」を課す

アリ・アブニマ
2012年01月18日水曜日

イスラエル裁判所は、1,400人を殺し、他の何千人もを負傷させ、立ち退かせた、2008年12月27日から2009年1月18日の、イスラエルのガザ回廊への攻撃「キャストレード作戦」に関わる訴訟に持ち込んだパレスチナ人被害者に、2万シェケル(5,200ドル)の「保証」を課し始めた。

この戦術は、個々の原告1,046人を代理する、ガザ拠点のパレスチナ人権センター (PCHR) によれば、「公正への打ち勝ちがたい障害」を設置する。今朝のリリースに、PCHRは書いた:

裁判所は、原告ひとりにつき、裁判所保証、2万シェケルを課し始めた。この保証は、訴訟を進める前に支払わなければならない。PCHRは、2つの要因を強調したい:ひとつは、この保証の額が、ガザ回廊の被害者の圧倒的多数の収入をはるかに越え、したがって、公正への打ち勝ちがたい障害を設置する;ふたつめは、この保証が原告ひとりにつき課され、これは、公正へのより大きな違反(そのようにより大きな原告数)、より大きな経済的障害とする状況に帰着する。

そのリリースはまた、被害者、1,046人各々を代理して、刑事・民事訴訟が提出された事実にも拘らず、「現在まで、実在的返答は、刑事訴訟で2件、民事訴訟で2件に関してしかなされていない」と言及した。

原文:The Electronic Intifada


 それぞれの記録の半分も翻訳しなかったけれど、パレスチナ人権センター (PCHR) による、アーカイヴの以下の記録は、すべてイスラエル裁判所に持ち込まれ、返答を受けていないものである。生活基盤を打ち砕いておいて、いざ訴訟に持ち込まれると、法外な裁判の「保証金」を課す。イスラエルのこのような手法の問題点は、これら悪質な手法が世界中に広まり、米国に、次いでニッポンにも採用されて、わたしたちを脅かすことである。だから問題は、イスラエルの弾圧を受けるパレスチナ人に留まらない。

アーカイヴ:2009年1月16日:シュッラブ家(01月20日)
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ガザへのイスラエルによる攻撃で2人死亡

2012年01月18日水曜日

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ムハマド・アブオダの近親者はガザ回廊北部、ベイトハヌーンの葬儀で彼を悼む、2012年1月18日 (Reuters/Mohammed Salem)

ガザ市 (Ma'an) -- イスラエル軍が、水曜日、ガザ回廊北部に発砲し、ふたりを殺し、少なくても他のふたりに重傷を負わせたと、目撃者と医療筋は語った。

ガザの保健省は、ムハマド・シャケル・アブオダが、現場で死を宣告されたと語った。アフマド・アッザーニーン、17歳は、攻撃の直後、病院で死んだ。他のふたりが重傷だ。

イスラエル軍幹部は、ベイトハヌーン近くの攻撃が、境界に爆破装置を埋める「テロリスト分隊」を標的としたと語った。

目撃者たちは、Ma'anに、飛行機と戦車が都市に向け、少なくとも4回発砲したと語った。

医療関係者は、継続的発砲と激しい射撃で、救急車ははじめ、現場に到着できなかったと語った。保健当局によれば、救急車の1台は、損傷を被った。

(略)

全文:Ma'an News Agency
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