2012年02月03日

イスラエルが1967年以来エルサレムのパレスチナ120機関を閉鎖

2012年02月01日水曜日

パレスチナ人権組織は、1967年に都市占領を仕上げて以来、イスラエル占領当局が、エルサレムのパレスチナ機関120以上を閉鎖してきたと明らかにした。88機関ほどが完全に閉鎖され、他の機関は、被占領エルサレムから被占領西岸に、その活動を移さなければならなかった。

記者声明で、アルマクダシ財団は、イスラエル当局が、イスラミック倶楽部とサルワン慈善財団を、ハマースから資金提供を受け、代理して活動を率いるとの口実の下、30日間今閉鎖したと述べた。これは、両財団が、適切なライセンスを所持し、サルワンがその独立を証明する証拠を提出した事実にも拘らず、だった。

アルマクダシの声明は、「昨年と1967年以来毎年の他のすべてと共に、これらの閉鎖は、占領開始以来のイスラエル政策の一部である。イスラエル占領当局は、パレスチナのアイデンティティと機関の抹消を企てている」と述べた。この抹消の最初のものが、1967年に、イスラエルにより閉鎖されたアラブ・エルサレム市当局だった。

(略)

全文:Middle East Monitor
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OCHA:2011年に殆どが子ども、パレスチナ人1,100人が追い立てられた

2012年02月01日

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被占領エルサレム、(PIC)-- 国連人道業務調整事務所 (OCHA) は、2011年、その半分以上が子どもたちであるパレスチナ人およそ1,100人が、イスラエルによる彼らの家屋破壊で、強制的に追い立てられたと語った。

火曜日、OCHAにより発行された報告によれば、これら数値は、2010年と比較し、80パーセントの増加を反映した。

イスラエル占領軍は、パレスチナ人による所有の構造物、622棟を破壊し、2010年と比較し、42パーセント増加した。これは、家屋222棟、家畜小屋170棟、教室2室、モスク2棟(それらのひとつは2度破壊された)を含んだ。

2011年に破壊された雨水槽と雨水池の数 (46) は、前年 (21) の2倍以上となり、将来破壊を受けやすい他の関連構造物何十もがある。

これら破壊の殆ど、90パーセント、そして追い立ての92パーセントが、エリア Cの、既に攻撃されやすい農業・畜産業コミュニティに生じ;他の何千人もが、未決の破壊命令のため、追い立ての危機の中にある。

東エルサレムでは、破壊された構造物は42棟で、前年と比較し、著しい減少があった;しかしながら、許可なしで建設された構造物に住む住民、少なくても93,100人が、追い立ての危機にある。

2011年に破壊されたパレスチナ人所有構造物の60パーセント以上が、入植地に配分された領域に位置した。エリア Cの70パーセントは、パレスチナ人にとり建設禁止で、代わりに、イスラエル人入植地、あるいはイスラエル軍に配分され;加えて29パーセントが、極度に制限される。

収用され、イスラエル人入植地使用に区分された35パーセントと比較し、その多くが既に建設された、東エルサレムの13パーセントのみが、パレスチナ建築に区分される。

OCHAにより訪問された、エリア Cの13コミュニティのうち10コミュニティで、イスラエル政策が、基本的必要を満たすことを困難にするので、家族たちは追い立てられたと報告した。建築できないことは、この追い立ての主要な引き金のひとつだった。

「東エルサレムを含む西岸での、イスラエル軍による、パレスチナ家族の強制退去、市民家屋や他の資産の破壊は、深刻な人道的衝撃を持つ。破壊は、人びとから、しばしば肉体的・経済的安全の主要な源泉であるその家屋を奪う。それらはまた、生計を崩壊し、生活水準を押し下げ、水や衛生、教育やヘルスケアといった基本サービスへの彼らのアクセスを蝕む」と報告で、OCHAは強調した。

「イスラエル当局によれば、破壊は、構造物が必要な建築許可を欠くので、遂行される。実際、パレスチナ人にとり、許可を得ることは殆ど不可能だ。エリア Cと東エルサレムで、イスラエルにより実施される区分・計画制度は、違法イスラエル入植地に優遇措置を提供する一方、パレスチナの成長と開発を制限する」と、OCHAはまた付け加えた。

OCHAは、イスラエルに、西岸の占領勢力として、パレスチナ/パレスチナ市民に向けその国際的義務を果たすよう、彼らの被占領領域を彼らの利益のため管理するよう、彼らの家屋や構造物の破壊を止めるよう、そして、彼らコミュニティのため、公平で有効な区分・計画に、彼らがアクセスするのを保証するよう要求した。

OCHAは、イスラエルに、私財の破壊同様、市民の強制的追い立てや移送を国際法が禁止する事実を思い起こすよう語った。

原文:The Palestinian Information Center


 オスロ合意で、イスラエルが頑強に主張したからやむなく、イスラエルが管轄することになったのがエリア Cだ。パレスチナ人所有者がイスラエル建国以前からおり、イスラエルの所有となったわけではない。イスラエルは、建築許可がないとして破壊するが、パレスチナ人が自ら所有する土地に自らの住居を建設しているのであって、ユダヤ人入植地と違い、誰かの土地に建設したのでもなく、誰かから奪った土地に建設したのでもない。パレスチナ人が建築許可を申請しても、イスラエルが許可しないのは、住居を奪い、生計を奪って、パレスチナ人が住めないように、住むことを諦め、どこかに立ち去ってくれることを夢みてのことなのだ。土地を奪う目論見で、建築許可を出さず、許可なく建築するなら破壊命令を出す。暴虐の限りを尽くしているのに、保護すべき同盟国などと寝言を言っているのは誰だ。
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イスラエルの学校すべてが今や西岸「遺産」ツアーに参加できると文部大臣

2012年02月01日

論争の的の予定は、今までエルサレム学校カリキュラムの一部だったが、文部大臣、Sa'arは、反応が高く、学校(複数)がヘブロンを見に生徒たちを連れて行くことに興味を持っていると語った。

Talila Nesher

文部大臣、Gideon Sa'arは、水曜日、クネセト総会に、彼が、西岸都市、ヘブロンと「家長の墓」(イブラヒミモスク)遠足の試験的カリキュラムの拡張を計画していると報せた。

論争の的の「遺産ツアー」カリキュラムは、今まで、エルサレム学区の生徒たちにのみ向けられたが、Sa'arは今、国中の生徒たちに利用可能としたい。

(略)

全文:Haaretz.com

アーカイヴ:イスラエルの親たちが西岸への遠足キャンセルを大臣に要求(01月12日)


 アーカイヴ記事を読むなら、イスラエル領土でない、占領する土地に子どもたちを遠足させたくない親の心情と共に、彼らが入植者らをどのように観ているか判って興味深い。占領地に入植する者たちを「b級、c級市民」と親のひとりは語る。ニッポンもかつて、中国領土、「満州」に、入植者たちを募集して送った。満州に行かなかったニッポンジンは、満州への入植者たちをどのように観ていたのだろう。結局彼らは、ニッポン軍にも見捨てられ、命からがら逃げ帰らざるを得なかったが、苦労を重ねた「被害者」としての側面ばかりが強調され、他国を蹂躙した加害者の側面は見過ごされている、と考えるのは、わたしばかりではないと思う。
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ネタニアフが入植凍結要請拒絶

2012年02月01日水曜日
by Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

イスラエル首相、ベンヤミン・ネタニアフは、訪問中の国連事務総長、バン・キムンに、イスラエルが入植地建設を継続し、建設凍結のいかなる機会も直接和平交渉によって可能となるのみと伝えた。

(本文翻訳省略:ネタニアフの発言は欺瞞と一方的主張で構成されているので、翻訳を試みるなら不整脈を起こしそうで)

全文:International Middle East Media Center


 直接和平交渉で、パレスチナが入植地凍結を議題とすることを提案しても、イスラエルは、入植地は主要問題でないとして議題とすることを拒絶するのだから、直接和平交渉を100年続けようと、交渉で解決できることではない。それゆえ、パレスチナ市民は自治政府に対し、直接和平交渉の停止を求めて、デモンストレーションする。どれほど和平交渉を続けようと、パレスチナの家屋破壊も土地没収も、拉致も検問所も入植地も少なくなるどころか増えているのだから。それを知っている筈の国際社会が、交渉、交渉、交渉と言い続けるなら、とりもなおさずそれは、イスラエルの国際法違反の入植地建設を、容認とまではいかなくても、見ない振りをしようということに他ならない。政治家レベルの国際社会は、腐敗している。市民レベルの国際社会はだから、イスラエルへのボイコットで闘うしかない。ボイコットを強化せよ!
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ヨーロッパ議員団がイスラエルにパレスチナ議員解放要請

2012年02月02日

ベツレヘム (Ma'an) -- ヨーロッパ議会の議員団が、水曜日、投獄のパレスチナ議員26人を解放するようイスラエルに要求したと、公認通信社、Wafa(現在、イスラエル人ハッカーの攻撃を受けてダウン中 - mizya)は報じた。

欧州議会議員26人からなる集団は、パレスチナ立法議会の投獄の議員すべてを解放するため「EUとその加盟国が、緊急行動を講ずるよう」促すと、書簡で述べた。

「パレスチナ議会人すべてを解放するための国際社会による強力な決意された要求は、長く必要とされ、優先事項とされなければならない」と、議員団は述べた。

EU議員団は、1月19日、ラマッラの検問所でイスラエル軍により逮捕されたパレスチナ議会議長、アジズ・ドゥエイクの最近の逮捕を非難した。

(略:下の記事アーカイヴ参照)

全文:Ma'an News Agency


 パレスチナ議会議長、アジズ・ドゥエイクの逮捕は、検問所を統括するイスラエル軍士官に判断できることではないから、もちろん、イスラエル首相、ベンヤミン・ネタニアフの差し金といわれている。アーカイヴにその記事を探したけれどないから、読んだだけで翻訳しなかったらしい。
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軍が1月パレスチナ人320人を拉致

2012年02月01日水曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

イスラエル兵士らが、1月で、西岸、ガザ回廊、被占領東エルサレムのあちこちで、パレスチナ人320人以上を逮捕したと、パレスチナ人調査官は述べた。

拘留者事務に特化する調査官、リヤド・アルアスカルは、彼の報告で、選挙された立法者(つまり国会議員:訳注)4人、子ども53人、女8人、(交換取引で解放された:訳注)元囚人ひとりが、1月に拉致された中にいたと述べた。

イスラエルが、立法府議長、アジズ・ドゥエイク博士を含む、選挙された立法者4人を再逮捕し、行政拘留令の下、彼らを投獄したと、彼は付け加えた。

(略:アーカイヴ記事参照)

立法者27人、大臣3人が、現在イスラエルにより投獄される。

更に、アルアスカルは、イスラエルが1月、パレスチナ人拘留者50人以上に対し、行政拘留令を更新したと述べた。

全文:International Middle East Media Center

アーカイヴ:イスラエルが議員もうふたりを拘束(01月27日)
     :アルアシュカル:「選挙された議員26人が現在イスラエルにより投獄」(01月23日)
     :アットゥーン議員が誘拐で心不全を被った(2011年10月01日)
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イスラエルが1月にヘブロンで「85人拘束」

2012年02月02日

ヘブロン (Ma'an) -- イスラエル軍が、1月に、ヘブロン郡の町、村、難民キャンプから85人を拘束したと、水曜日、パレスチナ囚人研究所は語った。

兵士らが、しばしば犬を伴い、西岸南部地区の家々を襲撃したと、研究所所長、アムジャド・アンナッジャルは声明で述べた。

人びとは、夜、凍てつく気温、土砂降りの中(パレスチナでは冬が雨期:訳注)、家から出るように命じられ、親たちが、子どもたちの前で殴られたと、アンナッジャルは述べた。

イブラヒーム・アブマリア、22歳は、研究所の弁護士に、真夜中過ぎ彼の家を襲撃し、兵士らが彼を床に投げ倒し、ライフル銃台じりで殴ったと告げた。軍はまた、母親が彼を護ろうとしたとき、彼女を攻撃したと、彼は付け加えた。

アブマリアは、彼の手枷(ニッポンでいう結束バンドを手錠として使用する:訳注)を外すとき、兵士がナイフで彼の手を切った(ナイフを入れるゆとりもないほど結束バンドを締め上げるので:訳注)、エツィオン入植地に連れて行かれたと語った。

バッサム・エイシャ、24歳は、兵士が彼に目隠しし、通りに2時間、逆さまに彼の手で吊るしたと語った。

85人の拘留者には、慢性疾患を被る11人と子ども11人が含まれると、研究所は述べた。

2011年、計3,312人のパレスチナ人が、イスラエル当局により逮捕され、そのうちの113人は、10月のハマースとイスラエルの間の交換取り引きで解放された囚人だった。

1967年以来、イスラエルは、女性と子どもを含むパレスチナ人、750,000人以上を拘束してきたと、パレスチナ自治政府の報告は述べる。被占領領域に住むパレスチナ人男性の40パーセントほどが、その人生のどこかの時点で、イスラエルにより拘束されてきた。

原文:Ma'an News Agency


 ハマースとイスラエルの囚人交換取引には、釈放の囚人を「再逮捕」しないこと、ガザ封鎖を解除することが含まれていた。釈放の囚人が「再逮捕」された最初はだから、衝撃で受け止められた。再逮捕者が、いつの間にか、113人にもなっていたのだから、イスラエルはやはり嘘つきだ。アーカイヴ記事「囚人交換、対称とガザのイスラエルによる包囲」は、(おそらく今も)フランスに住むイスラエル人活動家、ミッシェル・ワルシャウスキーの論考だけれど、イスラエルが約束を破ると看破している。一方、解放されたイスラエル兵士、ギラード・シャーリトの声は一向に届かない。「みんなの息子」の中で、「彼は話すことを許可される前、確実に徹底的に指示を与えられるだろう」と、やはりイスラエル人、ウリ・アヴネリは書く。「ハマースにある種肯定的光を投げかけるかもしれないから」と。もはや解放から3ヵ月以上、ハマースは紛れもなく戦時捕虜としてギラード・シャーリトを扱ったのだと、この時間の長さが確信させてくれる。

アーカイヴ:みんなの息子(2011年10月23日)
     :ギラード・シャーリトに起こらなかったこと(2011年10月22日)
     :囚人交換、対称とガザのイスラエルによる包囲(2011年10月19日)
posted by mizya at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする