2012年02月07日

論争で閉められたパレスチナ20世紀初期の最良の写真

2012年02月05日

アルメニア難民で写真家、エリア・カーヴェジアンの家族は、彼の遺産保護のため闘っている。
Nir Hasson

エルサレム旧市街の小さな写真店、Photo Eliaのカウンターの上に、もはや存在しないマグラビ(モロッコ)地区の家々に押し込められたように見える、「嘆きの壁」の20世紀初期の写真が横たわる。女と男が人前で共に祈る参拝者のシーンは、現代イスラエル人の眼に、衝撃的何かがある。

もうひとつの写真は、1931年にここをドイツのツェッペリン号が飛行したと示す。巨大な飛行船は、旧市街上空を奇妙なUFOのように、黒と白で浮遊する。3番めの写真で、大きな帆舟がYarkon河口に見られる;4番目では、ヨーロッパ型の時計台がヤーファ門の上に伸び、5番目で、控えめな初期のカフェ・チェーン、Kapulskyが見られる:エルサレムのシオン広場の端で、「Kapulsky」と書かれた看板のある小さなコーヒー売り車。

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「嘆きの壁」で祈るユダヤ人
Photo by: Kahvedjian Collection

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エルサレム旧市街上空を浮遊するドイツのツェッペリン号
Photo by: Kahvedjian Collection

(略:トルコのアルメニア人死の行進で始まるエリア・カーヴェジアンの苦難と写真との出合い、25年前に再発見された写真コレクションとその保全、写真集の出版のことなど)

全文:Haaretz.com


 エルサレム旧市街に小さな画廊がある。画廊の名もオーナーの名も記すつもりはないけれど、そのオーナーがやはりアルメニア人だ。彼は自らをパレスチナ人と考えている。パレスチナ人として弾圧されるのだから。
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米国が旅行者にエルサレムでの「不謹慎な服装」警告

イスラエル首都(まあ、イスラエル新聞だからこのように書くだろう - mizya)での最近のハレディ極端主義への懸念が、米国領事館を、アメリカ人旅行者のためのエルサレム旅行勧告公表に駆り立てた
Itamar Eichner
2012年02月05日

米国務省は、イスラエルのハレディ社会の過激派により示された最近の暴力を懸念し、旅行者のための旅行勧告を公表した:過激派が、通りであなたを攻撃する恐れのため、ハレディ地区を不謹慎な装いで歩き回るな。

最近の意図しての女排除とハレディ暴力の現象で、2週間前、米国務省により更新された旅行勧告は、アメリカ人旅行者に、旧市街やハレディ地区の宗教遺跡を訪れる場合、ふさわしく装うよう、そして安息日にそれら地区を車で通るのを避けるよう呼びかける。

(略)

旅行勧告は、2か月前、Saban会議で話し、エルサレムのあるバスが、女の座席エリアを分けて割り当てることへの衝撃を表明した、米国国務長官、ヒラリー・クリントンにより発表された声明のすぐ後に続く。

「それはローザ・パークスを思い起こさせる」と、1950年代に白人乗客に座席の譲り渡しを拒絶したアメリカ黒人女性に言及し、彼女は語った。

女兵士らが歌うイヴェントから立ち去ったイスラエル国防軍兵士ら何人かの決定に言及し、イランの状況を思い出させたと彼女は語った。

全文:Ynet news.com


 ニッポン外務省の渡航勧告を確認してみると、ハレディ過激派の暴力については言及がなかった。なるほど、ニッポン外務省は、占領勢力、イスラエルではなく、被占領民衆の抵抗運動に、不安定のすべての原因があるとみているらしい。このような認識であれば、渡航勧告サイトから得る情報は何もない。税金返せ。

関連記事:「Beit Shemesh被害者が活動家となる」The Jerusalem Post
JEREMY SHARON
2012年02月06日

過激派超-正統派暴力・脅迫の最近の被害者、Natalie MashiachとHadassah Margolisは、政府介入を要求した。

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By REUTERS/Baz Ratner

Beit Shemeshの過激派超-正統派暴力・脅迫の最近の被害者、Natalie MashiachとHadassah Margolisは、他の活動家らと、日曜日、エルサレム首相府に、その都市のハレディ社会区域の過激派傾向に取り組むよう政府に要求するため、小さなコンヴォイで進んだ。

(略)

アーカイヴ:警察:エルサレムの投票の女性排除を調査する(2011年12月18日)


 このユダヤ教徒らが排除するのは、女ばかりでない:長い衣をつけた男(聖職者)だって排除される:

アーカイヴ:旧市街で聖職者たちに対する超-正統派のつば吐き攻撃が日常となる(2011年11月06日)


 そして「唾吐き」はどうも、ハレディだけの専売特許でもないらしい:

アーカイヴ:イスラエルへようこそ(2011年07月10日)
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南アフリカがパレスチナとの協力促進、イスラエルに対する制裁強化

2012年02月06日月曜日

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芸術文化大臣、Paul Mashatile

南アフリカ政府は、パレスチナへの支援を促進する計画を練っている。芸術文化大臣、Paul Mashatileは、先週、Mashatile氏のカウンターパート、シーハン・バルグーティを含むパレスチナ代表団が、政府代表と会談し、南アフリカとパレスチナの文化協定に署名したと、プレトリアでの記者会見で発表した。将来の協力計画は、文学交流、展覧会、言語開発プログラム、遺産保存イニシアティヴを含む。

パレスチナとの強化される協力に加え、南アフリカ政府はまた、イスラエルに対する制裁強化を考慮している。「わたしたちは、パレスチナの支援促進を望み、この支援を向上させる多くの平和的方法を調査している」と、Mashatileは、先週、ニューエイジ新聞に語った。「わたしたちは、イスラエルに対する不買・脱資・制裁 (BDS) キャンペーンを支持するにあたり、何ら問題ない」。

これは、南アフリカを統治するアフリカ民族会議 (ANC) の、パレスチナに関するかねてからの立場に精通する人びとを驚かせないだろう。(略)

全文:Middle East Monitor
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ハマース:スイス決定は道理に適う

2012年02月04日

ガザ、(Alresalah.ps) -- ハマースは、テロリスト組織リストから取り除くスイスの決定を正しい方向と看做し、他の西側諸国に、そのような措置をなぞり、ハマースの合法性を認識するよう要請した。

(ハマース)運動報道官、ファウジ・バルフームは、土曜日、(Alresalah.ps) に、「決定は、イスラエル占領の実像と、占領が奪うパレスチナの権利を護るハマースの明確な政策を反映する」と述べた。

「イスラエルのメディアは、パレスチナ問題とことさらハマース運動に関して、西側世論を危険にミスリードしてきた」と、彼は付け加えた。

ハマース議員、ムシェイル・アルマスリが、最近、その運動の「テロリスト指定」を解除し、様々な省庁幹部のトレーニングを含む活動や計画を実施するため、スイスの機関に、ガザ回廊のパレスチナ政府と協力するのを認める、スイスの決定を明らかにしたことは注目に値する。

原文:AlResalah
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シオニストがアルメニア教会の土地にショッピングセンター建設計画

2012年02月03日

被占領エルサレム、(PIC) -- エルサレム占領自治体が、旧市街のアルメニア教会により部分が所有される土地に駐車場を備えた新ショッピングセンターを建設する計画を発表した。

自治体はさらに、旧市街のアルメニア地区住民に、教会により所有される土地に、彼らの車を駐車するのを禁止した。

アルメニア地区住民は、木曜日、自治体により取られた措置に抗議してデモンストレーションしたが、イスラエル占領警察により分散させられた。

4000平米ほどのアルメニア教会により所有される土地は、無料駐車場として地元住民により使用されたが、いわゆるユダヤ人地区委員会が、駐車料金を取り始めたとき、地元住民は驚き、そして今やそこに車を駐車することまで禁じられた。

原文:The Palestinian Information Center


 城壁に囲まれた旧市街が満ちあふれて、エルサレムは城壁の外に広がった。旧市街の魅力は、その込み合った活気と迷路のような路地と階段の連なりだ。キリストが処刑されたゴルゴダの丘は、当時、城壁の外だったが、現在残る旧市街の中、聖墳墓教会となっている。だから、現在の旧市街はおよそパレスチナ人(アルメニア系含む)が築いてきたといって過言でない。1967年のイスラエルによる占領で、旧市街のパレスチナ人は追い立てられ、ユダヤ人地区と呼ばれるようになった。いわゆる「嘆きの壁」の前の広場もかつては、家屋が密集していた。ユダヤ化とは間延である。密集のない旧市街はもはや旧市街ではない。アジアの風景、アジアの文化が蹂躙されるのを、看過できない。破壊の危機にある世界遺産、エルサレム。破壊しているのはイスラエルだ。
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