4月半ばまでにパレスチナ人拘留者を解放するとのイスラエル当局の決定は不十分と、66日間のハンガーストライキ終了に彼が同意したとの報告の中で、アムネスティ・インタナショナルは述べた。
組織は、イスラエルに、急を要する医療を受けられるよう、ハデル・アドナーンを即刻解放するよう促してきた。(略:先行記事で既知)
「重要な新証拠が現れないなら、4月17日にハデル・アドナーンの解放をみるとの取引は、現在、彼の命を救うため緊急の医療を要するとき、不十分である」と、アムネスティ・インタナショナル中東・北アフリカ臨時局長、フィリップ・ルーサーは語った。
「ハデル・アドナーンが、ハンガーストライキ終了に同意したとの報告が真実としても、これは、彼が危険を脱したことも、高度に専門的医療の必要を減少させることも意味しない」。
「彼は、現在状況で『セキュリティ脅威』を構成することはできず、即刻、強制収容を解かれるべきである。イスラエル当局(複数)は、彼の継続的拘留を正当化する証拠を何ら明らかにしていない」。
ハデル・アドナーンは、1月10日に4ヵ月の行政拘禁命令を科された。(略:先行記事で既知)
イスラエル最高裁判所は、火曜日、ハデル・アドナーンの上告を扱う予定だったが、審問は、彼の弁護士とイスラエル当局間の報告された合意に従い取り消された。
パレスチナ自治政府とイスラエル政府の報道官どちらも、アムネスティ・インタナショナルが独立して確認することができない、ハデル・アドナーンが、ハンガーストライキ終了に同意したと報告した。
「アムネスティ・インタナショナルは、イスラエル当局(複数)に、彼らが、国際的に承認しうる刑事犯罪で速やかに告発するか、公正な裁判の国際基準に従って裁判するのでないならば、ハデル・アドナーンと行政勾留で捕らえられている他のパレスチナ人を解放するよう、繰り返し要求してきた」と、フィリップ・ルーサーは語った。
(略)
全文:Amnesty International