2012年04月28日

ハンガーストライキ - 2題

ハンガーストライキ58日目、患う拘留者継続決定
2012年04月26日木曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

パレスチナ政治犯、タエル・ハラフラは、ラムレ刑務所病院でハンガーストライキの58日目に入り、身体がその免疫系を失っており、臓器が働かなくなるかもしれないと、刑務所の医師が警告した一方、まだストライキを継続すると決意している。

マンデラ研究所の弁護士、アンワル・アブラフィは、ハラフラを訪ね、最近の彼の肝臓と腎臓のCTスキャンが、彼の身体が機能できず、彼の生命は重大な危険にあると明らかにすると述べた。

アブラフィは、ハラフラ、34歳が、歩くことも立つことも出来ず、鋭い胸痛、胃痛を被り、彼の右眼は殆ど見えないと述べた。

ハラフラは、体重24キロを失い、低血圧、非常な低血糖、脈拍増大、脱毛、口と歯肉からの出血、筋肉虚弱を被っている。

健康状態の悪化にも拘らず、ハラフラは、弁護士に、イスラエルが彼に対する行政拘留命令を無効にするまで、ストライキを継続すると決意しており、人権集団に、病気の拘留者たちが、ラムレ刑務所病院で服従させられる悲惨な状況に注意を払うよう求めたと語った。

ハラフラは、西岸南部の都市、ヘブロンに近いハラス村出身;彼は、2010年6月、軍により拉致され、刑事告発もないまま、繰り返し更新される行政拘留下に捕らえられてきた。

(略)

全文:International Middle East Media Center

ハンガーストライカーの家族が生命を心配
2012年04月25日

ナブルス、(PIC) -- イスラエル占領刑務所でハンガーストライキの50日目にあるオマル・アブシラールの家族は、イスラエル刑務所業務 (IPS) が彼への訪問を禁止して、彼の健康への懸念を表明した。

オマルの姉妹、ウム・オバダは、2012年3月27日、彼女の兄弟を訪ねるため IPS に要請を提出したが、その要請は拒絶されたと、PIC記者に語った。

彼女は、職員ひとりも、わざわざ家族に電話することもなく、あるいは連帯を示すこともないと語り、彼女の兄弟の事例を無視していると、PA(パレスチナ自治政府)を非難した。

ウム・オバダは、彼が、糖尿病、高血圧、脈拍低下、潰瘍、背中の痛みを被ると指摘し、イスラエル占領当局がオマルの生命に完全に責任を負うとした。

(略)

全文:The Palestinian Information Center


 パレスチナ自治政府にイスラエルから圧力がかかっている可能性もある。少なくてもファタハが、イスラエルに拘留されるファタハ系政治囚にハンガーストライキに加わらないよう呼びかけたとする記事を読んだ記憶がある。だから、パレスチナ自治政府はハンガーストライカーの家族誰にも、連帯を表明することはないだろう。
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2012年04月27日

「良心の囚人」保釈

2012年04月25日水曜日

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ラマッラに近いイスラエルのオフェル軍事法廷での裁判に臨むバッシム・タミミの資料写真。(MaanImages/PSCC, HO)

ベツレヘム (Ma'an) -- 非暴力活動家、バッシム・タミミが、13ヵ月を刑務所で過ごした後、火曜日遅く保釈されたと、民衆委員会は語った。

ラマッラ県ナビ・サレ村のタミミは、欧州連合により人権擁護者として、アムネスティ・インタナショナルにより良心の囚人と認められてきた。

彼は、近くのイスラエル入植地、Halamishによる彼らの土地の強奪に対する毎週の抗議を維持し、2011年3月24日、イスラエル軍により、村で違法デモンストレーションを組織したとして告発された。

火曜日、イスラエル軍事法廷は、彼の保釈に対する軍事検察の訴えを拒絶し、保釈金、12,000シェケル(3,193ドル)で彼を解放したと、民衆闘争調整委員会は語った。

タミミは、保釈の条件が、ラマッラ市内に留まり、また木曜日と日曜日の間、自宅監禁下にあると規定するので、彼の村に戻ることができないだろう。

彼は、法廷が彼の事例に答申するだろう5月13日、次の出廷をするだろうと、委員会報道官、ヨナタン・ポラックは語った。

彼の裁判を通し、タミミは、西岸のパレスチナ人を裁定する軍事法廷システムの合法性と、10人以上のいかなる集まりも違法デモンストレーションと看做すイスラエルの規定を繰り返し質問してきた。

民衆闘争委員会によれば、2009年12月にナビ・サレで抗議が始まって以来、イスラエル軍は、全村の10パーセントほど、住民80人以上を拘留してきた。

タミミの息子のふたりは、抗議でイスラエル兵士らにより負傷を負い、彼の妻は、2度拘留された。イスラエル(占領軍)民事行政は、1965年に建築されたタミミの自宅の破壊を命令した。

原文:Ma'an News Agency

アーカイヴ:バッシム・タミミ裁判での目撃者たち:ぼくたちは尋問者らにより、彼に罪を負わせるよう指図された(2011年12月03日)
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入植者前哨基地合法化非難 - 2題

EUが入植者前哨基地決定を翻すようイスラエルに促す
Agence France-Presse
2012年04月25日

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Nir Elias/REUTERS
西岸のユダヤ人前哨基地、Rechelimでヤギの近くに立つ少年、2012年4月24日。イスラエルは、火曜日、与党連合を支える動きで、被占領西岸入植地前哨基地、Rechelimを含む3ヵ所に法的地位を与えたと語ったが、EUの鋭い非難を引きだした。


ブリュッセル - 欧州連合は、水曜日、被占領パレスチナ領域の入植者前哨基地3ヵ所を合法化する決定を撤回するよう、イスラエルに求めた。

「わたしは、被占領パレスチナ領域のSansana、Rechelim、Bruchin入植地の地位に関するイスラエル当局の決定を非常に懸念する」と、EU外交政策チーフ、キャサリン・アシュトンは語った。

「わたしは、この決定を撤回するよう彼らに求める」と、彼女は声明で述べた。

(略)

全文:National Post

スペインがイスラエルの違法前哨基地合法化を非難

マドリッド、2012年04月25日 (WAFA) - スペイン外務省により発表された声明によれば、スペイン政府は、水曜日、西岸の入植地前哨基地3ヵ所のイスラエルの合法化を非難した。

スペインは、イスラエルの行為を、他の入植地前哨基地に関わる危険な先例となる「非常に深刻な決定」と看做した。

それ(スペイン)は、入植地活動が、国際法に従って違法であり、将来の和平合意達成の障害を表わし、将来のパレスチナ国家の領土的連続性に影響すると考えた。

(略)

全文:WAFA
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2012年04月26日

ヴィデオ:重武装イスラエル兵士らが西岸夜襲で子ども3人を逮捕

アリ・アブニマ
2012年04月24日火曜日


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「ディル バラク、ハムーデ」 - 「気をつけて、ハムーデ(ムハマドのありふれた愛称)」 - これらは、子どもが学校か通りに遊びに行くので家を出るときの母親誰ものことばだろう。「ディル バラク」 - 幼年期からぼくに深くしみ込んだことば。

しかしこのヴィデオで、それらは、15歳の息子が、真夜中、完全な戦闘装備の中、重武装イスラエル兵士らにより、引きずられていくのを見ている親のことばだ。

大人たちは兵士らに叫び、同様に共に連れて行くよう頼みさえし、しかし結局、催涙ガスのうねる煙のただ中を咳き込みながら、子どもたちが連れて行かれるとき、彼らは無力だ。

ヴィデオの中の兵士のひとりは、iPhoneで襲撃を撮影しているように見える。恐らく彼は、そのFacebookのページに、得意げにそれを載せるだろうか?

ムハマド・アフマド・ハリール・アブハシム、15歳にとって、これは2回目の逮捕で、ヴィデオを撮ったパレスチナ連帯プロジェクト創設者、Bekah Wolfによれば、ムハマドの兄は、先週逮捕された。

彼らの罪? 最もありそうなことは、単に彼らの父親、アフマド・アブハシムが、ベイトオマルの民衆委員会メンバーで、したがって彼の子どもたちをハラスメントすることは - と占有者が考える - 彼を罰し、村の土地の続く窃盗に対する非暴力抵抗を組織する彼の仕事を思いとどまらせる方法かもしれない。

(略)

全文:The Electronic Intifada
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IOF兵士らがパレスチナの子どもたちを人間の盾として使用

2012年04月24日

被占領エルサレム、(PIC) -- 児童保護の国際運動は、パレスチナの子どもたちを人間の盾として使用したと、イスラエル占領軍 (IOF) を非難した。

それ(児童保護国際運動)は火曜日、実践が、イスラエル高等裁判所の禁止後、「違法」と声明で述べた。

運動は、イスラエル高等裁判所判決に続き、そのような17件の事例のうち16件を文書化したと語った。

運動は、ひとつの事例のみで、人が子どもを人間の盾として使用したことで釈明を求められたと言及し、IOF兵士らが裁判所判決を軽視していると語った。

2004年から2011年までの期間を覆う報告は、イスラエル軍が、パレスチナの子どもたちを密告者として募っていると述べた。

原文:The Palestinian Information Center
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「60 Minutes」がパレスチナ・クリスチャンを描き、Michael Orenのぶざま

Adam Horowitz
2012年04月22日



上のストーリは、今夜の60 Minutesで流れた。それは、占領下での生活を示す力強い一編で、西岸に対する不正なイスラエル支配のスポークスパーソントップ(イスラエル駐米大使:訳注)としてのMichael Orenの破滅的肖像である。移動の自由を制限し、被占領地のパレスチナ存在を限定する厄介な許可政権に関し、Orenは、「それは彼らの不自由、それは我々の生存」と語る。Orenは、西岸の減少するクリスチャン・コミュニティを、イスラーム過激主義の責任にしようとし、インタヴュを受けたパレスチナ・クリスチャンは殆ど笑いだす。Orenが、イスラエルのクリスチャン批評家を反-セム(反-ユダヤ)と名指すことは、驚くにあたらない。

しかし恐らく、ショーの最もあからさまな部分は、それを「悪口」と名指し、その部分が放映される前でさえ、Orenが、CBSニュースのトップ、Jeff Fagerに苦情を言ったことへのボブ・サイモンの共有だった。

60 Minutesから:

イスラエルにとり、深刻な経済的帰結があるかもしれない。イスラエル政府統計によれば、観光は、何10億ドルのビジネスだ。観光客の殆どはクリスチャンだ。その多くがアメリカ人だ。それが、イスラエルが合衆国でのイメージについて非常に過敏なひとつの理由である。またそれは、今夜の放送のかなり前、わたしたちがまだストーリを報じている間に、Oren大使が、CBSニュースのトップで60 Minutesの執行プロデューサ、Jeff Fagerに電話した理由でもあった。「悪口」:と示すわたしたちのストーリの情報があると、彼は語った。

(略:ヴィデオ参照)

全文:Mondoweiss


 CBSの60 Minutesに、シオニストユダヤ人やシオニスト・クリスチャンから、不服を唱える電子メール、29,000通が届いたという。これに対し、非-シオニストユダヤ人活動家たちが、即刻、カウンター・アクションを立ち上げた。「60 Minutesにありがとう」署名、20,000人が目標値、は、ここ:
http://thankyou60minutes.org/
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2012年04月25日

少年、15歳が8回目の出廷

2012年04月22日

バシル・アブマリアは、10台の軍用ジープに合計で兵士60人が、午前2時、ベイトオマルの家々を襲撃した、2012年3月6日に逮捕された。彼は、寒い夜、他の衣服を羽織る時間も与えられないまま、兵士らによって連れて行かれた。

これはもちろん、家族全員にとり、驚くべき出来事だった。今や、夜に怯え、トイレにひとりで行きたがらない、ことさらバシルの幼い妹にとって。

彼女と他の兄弟姉妹は毎日、彼らの大きな兄について話す。

その同じ夜、他の少年ふたりが逮捕され、次の夜、他の3人が逮捕された。これら少年の誰も、判決を受けていないが、まだ投獄されている。

バシルは、石を投げ、デモンストレーションに参加したと非難される。しかし、逮捕されて以来、既に7回、オフェル裁判所を経験し、イスラエルが彼に関して何も持っていないことは明らかだ。これは、家族たちを傷つけ、これにより占領に対する民衆闘争を押し潰すことを望むイスラエルにより使用される一般的慣例だ。

バシルは、パレスチナ人殆ど同様、最初の尋問で弁護士(立ち会い)を許されなかった。実際、彼は法廷でのみ、弁護士に会う。

2012年5月9日、彼は、8回目、オフェル裁判所に戻るだろう! 検察官が新しい証拠を持っているとは誰も考えていない。同時に誰も、証拠のこの欠落が、(民主国家での事例のように)バシルの解放に結びつくだろうと考えない。

逮捕されたパレスチナ人の99%以上が、これら軍事法廷で結局有罪と判決される。

原文:Palestine Solidarity Project

アーカイヴ:アナン・タミミ(04月08日)
posted by mizya at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする