2012年04月06日

国連調査は西岸をイスラエルの手から取上げなければならない

2012年03月31日

西岸が他の民衆に属し、その土地が、ユダヤの民主国家に利用可能でないと理解するため必要とされる国連調査委員会はない。
Haaretz社説

入植地を調査する国連人権協議会の決定を妨害するその手法から、政府を外すことはいわれないことでない。

金曜日、Akiva Eldarにより、Haaretzで明らかにされた、入植地に「利用可能」の土地の地図は、連続するイスラエル政権(複数)が、イスラエルと並ぶ持続可能なパレスチナ国家設立を望むと吹聴してきた一方、この解決を妨害する経済的努力や法的創造性を、彼らが惜しみなく使ってきたと示す。

地図は、何十年間も、(イスラエル占領軍)民事行政が、時代遅れのオスマン帝国法が「国有地」として定義した西岸の土地を、求め計画してきたことを示す。この土地の多くが、入植地や違法前哨基地でさえ、設置するために利用されてきた。

(略)

620,000ドゥナム、あるいは155,000エーカー(西岸のおよそ10パーセント)に及ぶ569用地を含む、土地の蓄積の殆どは、分離フェンスの東で、イスラエルが、パレスチナとの最終地位協定で、併合を望む「入植地区画」である。パレスチナ自治政府に、エリアAとBに於ける民事業務に関する支配を与えた、暫定的オスロ第2合意以来、(イスラエル占領軍)民事行政は、イスラエルの完全支配下にあるエリアCでのみ、前哨基地と界隈(ユダヤ人が好んで使う入植地の別称、neighborhood:訳注)を「合法化」する一方、土地を地図にしてきた。

3エリアへの区分は、一時的取り決めと意図された。しかし、連続するイスラエル政権(複数)は、エリアC - 西岸のおよそ60パーセント - を、イスラエルの不可分の一部として扱ってきた。(イスラエル占領軍)民事行政、イスラエル国防軍、国家検察当局は、このエリアに住むパレスチナ人の制限を可能にするすべてをしており、ミグロンの事例でのように、入植者らによる法律違反に向け、あまりにも寛大だ。

どんな事例でも、西岸が他の民衆に属し、その土地が、ユダヤの民主国家に利用可能でないと理解するため必要とされる国連調査委員会ない。

全文:Haaretz.com

アーカイヴ:報告:イスラエルがMigron前哨基地のための新入植地承認(02月15日)
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イスラエル・サッカーに関する暴力 - 2題、報道と社説

イスラエルのサッカー関連暴力の新ラウンドがハイファのスターを病院に留まらせる
2012年04月01日

Hapoel Haifaのスターは顔を殴られ、伝えられるところによれば、Maccabi Petah Tikvaとのサッカー試合の最終ホイッスルに続いた乱闘でノックアウトされた。
Haaretz

Hapoel Haifaのアリ・ハティブは、土曜日夜、Maccabi Petah Tikvaとのサッカー試合の最終ホイッスルに続いた乱闘で、顔を殴られた。

ハティブは、伝えられるところによれば、強打でノックアウトされ、近くの病院に運ばれる前、Magen David Adom医療関係者に治療された。何人かの選手が、Maccabi Petah Tikva IDバッジの誰かがハティブに頭突きし、過程で歯の何本かを失わせるのを見たと報告した。

TVクルーにより撮られた映像と共に、他の目撃者たちは、攻撃者らが、Maccabi Petah Tikvaのゴールキーパー・トレーナー、Ami Ganishとチーム役員、Yigal Memanと明らかにした。

(略)

全文:Haaretz.com

イスラエル・サッカーの人種差別に対し介入するとき
2012年04月02日

イスラエル国は、何十万もの人びと、その多くが若者に、熱心に注目されるそのスポーツの中で、人種差別と暴力の扱いがたい腫れものに変わる状態を認め得ない。
Haaretz社説

3月だけで、イスラエル・サッカーに繋がる記録された暴力事件が4件あった。

Hapoel Tel Avivのファン、何千人もが、テルアヴィヴ競技でチームが負け、競技場にものを投げ、両チームの選手がそこを離れるのを妨害して、暴動を起こした。数日後、Maccabi Petah Tikvaファン2人が、競技場に飛び込み、審判を攻撃しようとした;その後、わたしたちは、「アラブ人に死を」と叫び、アラブ人清潔労働者を殴りつけた、マルハ・モールで荒れ狂ったBeitar Jerusalemファン、300人を抱え;また土曜日、ひとりに頭突きされ、もうひとりに顔を蹴られたHapoel Haifaの選手、アリ・ハティブを、Maccabi Petah Tikvaクラブの役員2人が攻撃した。

ハティブは、意識を失い病院に担ぎ込まれたが、緊急の治療の類いが必要なのは、イスラエル・サッカーであるように見える。

全家族に娯楽を供給する目的の大衆スポーツは、近年、他のいかなる地域においても正当でない現象の氾濫を通し、イスラエル社会の溝へと変わった。

イスラエル・サッカーのみが、クラブがメンバーに加わることからアラブ人を阻害することができ、残酷な暴力が、イスラエル・サッカー協会 (IFA) の内部判定会議により処理され、規律的違反行為として扱われる。無秩序と警察施行の欠如が、イスラエル・サッカーを、暴力・人種差別・憎悪の源に変え、時々チームを運営するいかがわしい人物を引きつけ始めさえしてきた。

IFAは、UEFA、欧州サッカー連盟、FIFA、国際連盟といった、国際的スポーツ機関に従属し、そして、文化・スポーツ省の関与を激しく拒絶する。しかし、文化・スポーツ大臣、Limor Livnatが、イスラエル・サッカーに浸透した腐敗を取り除くことができないと判明して数年経ち、彼女にとり、ことの密集部に取り組むときだ。

彼女は、フーリガンに対する持続的、防止的警察活動と、暴力的ファンに対する不屈の判決を組み合わせた、英国で成功裡に使用されたモデルを採用しなければならない。イスラエル国は、何十万もの人びと、その多くが若者に、熱心に注目されるそのスポーツの中で、人種差別と暴力の扱いがたい腫れものに変わる状態を認め得ない。

原文:Haaretz.com

アーカイヴ:フランスとマルハ・モールの間(03月28日)


 FIFAかUEFAが、IFAを除名するなら、そのときこそ、イスラエル・サッカーは変わることができるだろう。そもそもがアジア、パレスチナに建国されたイスラエルが、何故、アジア・サッカー連盟でなく、欧州サッカー連盟に属するのか。イスラエルの建国の仕方を見るなら、アジア諸国への憎悪をむき出しにするものだったから、アジア・サッカー連盟諸国が、イスラエルとの試合を望まない、はじき出されるのは当然としても、何故、欧州サッカー連盟が受け入れるのか。まあ、ナチスドイツの「罪滅ぼし」? スポーツは国際的競技大会を通した、国家の代理戦争と映らなくもない、そもそもがいかがわしい。そして文化・芸術もまた、国威発揚に利用される以上、いとも簡単にいかがわしいものになり得る。だからわたしは、芸術に携わりながら、あるいは携わるからこそ、芸術が「ボイコット」されるべきでないとは考えない。「ボイコット」される芸術が偉大なほど、ボイコットの効果も偉大になるけれど、じつはそれほど偉大な芸術が存在するわけでもない。だから、どこに立って表現するのかが問われることになる。
posted by mizya at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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