2012年04月08日

イスラエル戦争犯罪被害者の公正を追求しないICC決定は「危険」で「政治的」とアムネスティ

アリ・アブニマ
2012年04月03日火曜日

アムネスティ・インタナショナルは今日、パレスチナ人の命、1400人以上を奪ったガザに対するイスラエルの2008年12月 - 2009年1月「キャストレード(鉛鋳造)作戦」攻撃に関する戦争犯罪申し立てを追求できないとの、国際刑事裁判所 (ICC) 検察官オフィスによる宣言を非難した。

アムネスティは、ICC検察官の決定は「パレスチナ人とイスラエル人の被害者が、公正を拒絶されるように見えるに等しい」と声明で述べた。

アムネスティの批判は、「パレスチナ自治政府が国家であると、関連する国連主体あるいはICC国家党派が決定しなければ、戦闘で犯された犯罪の申し立てと看做すことができない」と、検察当局が主張した事実から生じた。

しかしながらアムネスティは、この決定が、検察官でなく、判事たちの手に属するものであると述べた:

「この危険な決定は、ICCを政治的偏見の告発に開き、ICCの独立と矛盾する。それはまた、そのような問題は機関の判事たちにより考慮されるべきと明確に述べる、ローマ規程に違反する」と、アムネスティ・インタナショナルの国際公正キャンペーン責任者、Marek Marczyńskiは語った。

パレスチナ自治政府は、2009年1月、「2001年7月1日以来、パレスチナ領域で犯された行為の立案者・共犯者を特定し、起訴し、判決する目的で」ICCの裁判権を受理する宣言を提出した。

イスラエルが、ICC制定のローマ規程に署名していないので、加盟する他の国家が事件を付託するか、あるいは事件が、国連安全保障理事会により直接付託されない限り、裁判所は、それに対する事件を考慮することができない。

これらの規定は、ICCが、政治的に弱い国家に対してのみ使用することができ、イスラエルやその国際的スポンサーが、彼らの刑罰免除維持を保証するのを支援する。明白に、これまでにICCにより取り上げられた事件すべては事実上、アフリカである。

オバマ政権は、戦争犯罪のいかなる責任からも、イスラエルを保護するため、その国連拒否権行使を誓約してきた。

ICC検察官の政治的偏見の決定は、イスラエルの数十年に及ぶ特典と刑罰免除の終了を模索するパレスチナにとり、もうひとつの後退を表わす。

完全なアムネスティ・インタナショナル・プレスリリース(略:原文で)

全文:The Electronic Intifada
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アナン・タミミ

2012年04月04日水曜日

ナビ・サレの16歳、アナン・タミミは、今朝、学校に行く途中、この数週間で3度目、イスラエル兵らに逮捕された。
by Manal Tamimi, 02 April 2012

シオニストIDF(イスラエル国防軍)は、子ども、アナン・ナジ・タミミを、この40日間で3度目、逮捕した。アナンは、先月、朝午前3:00、自宅で逮捕された。彼の罪は、違法な抗議行動に参加し、子どもたちのひとりが石を投げている抗議で兵士らのひとりが撮った写真によれば、石を投げたというものだった。

弁護士は、軍が所持する写真がアナンでないと証明し、保釈金、500ドルを支払った後、彼は解放された。検察長官は、再び彼を逮捕すると脅した。

1ヵ月後彼らは、朝、午前2:00、彼を再び自宅から逮捕し、2時間、彼を尋問し、彼を殴り、彼らが最初示した同じ写真を見せた。アナンは、この写真が彼でないから前回釈放されたのだと主張した。朝、午前4:00、シオニスト軍隊は、手枷し目隠して、彼を空き地に投げ出し、ひとりで家に帰れと告げて、彼を解放した。目から目隠しを取り除くまで、彼は格闘し、入植者らの通りをひとり、半マイルほど歩いた。彼は、入植者のひとりが彼を見たので、彼を殴り殺すかもしれないととても怖かったと語った。彼は、寒さと恐れに震えながら家にたどり着いた。彼の手は、きつい手枷(ニッポンでいう結束バンド)で腫れ上がっていた。

この事件から1週間後の今朝、イスラエル軍は、同じ写真により、学校へ行く途中で、彼を3度目逮捕した。アナンは今、オフェル刑務所にあり、明日、彼は、同じ罪:写真のひとがアナンでないと明白だったので、判事が第1回目拒絶した同じ写真、彼らが証拠があると語る、違法抗議行動への参加と投石で審問がある。

これは、わたしたちの子どもたちが直面しなければならない、そして彼らが、このシオニスト占領からどれほど苦しまなければならないかというひとつの物語だ。

原文:Stop the Wall
posted by mizya at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする