2012年04月28日

アルワラジャ村が抵抗の一形態として演劇探求

Ben Rivers
The Electronic Intifada al-Walaja
2012年04月25日

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俳優チームがアルワラジャ住民により語られたストーリを即興劇に変容した。(Sarah Tuck / The Electronic Intifada)

西岸のいくつかの村同様、アルワラジャ住民も、イスラエルの壁に対して毎週のデモンストレーションを行う。

しかしながら4月13日、村は、何か違ったもののため集まった。ジェニン拠点の「自由劇団」とその「自由バス」乗組員が、軍の暴力、家屋破壊、土地没収、そしておそらく最も重要なこと、公正のため彼らの闘争に断固たる態度を示すその決意のストーリを語る村人たちの自伝的話を聞き、上演するため招待された。

アルワラジャの人びとに連帯し、彼らのストーリを聞くため、群衆200人以上が集まった。

高いコンクリート板の陰に捕われて

アルワラジャは、差し迫る幽閉と消滅の可能性に直面する村である。毎日、ヴォルヴォとキャタピラのトラックが、イスラエルの壁の別の部分の進む筋を準備して山腹を掘り起こす。仕上がったなら、この壁はアルワラジャを囲い込み、高いコンクリート板の不変のラインの陰にその住民たちを閉じ込めるだろう。

国際法に違反して、アルワラジャの人びとは、既にその土地を奪われ、その家を破壊されてきた。壁の本当の目的は、そのルートが明かす。その軌跡は、グリーンライン(停戦ライン)をはるかに越えて土地と水資源を併合しながら、西岸を深くうねる。

4月13日の抗議は、イスラエル国立公園と一方的に宣言された山頂で開催された。土地のこの部分は、アルワラジャの人びと、何世代もが収穫してきたオリーヴ樹を含む。

(略:長いので)

再生

「自由劇団」とその「自由バス」乗組員は、俳優チームが、これらストーリを即座に即興作品に変容し、聴衆メンバーが自伝的話を共有し・観る相互作用アプローチの「再生劇」を取り扱うため招待された。「自由バス」乗組員に同伴したのは、ダル・カンディール(トゥルカレムの音楽家集団)とラッパー、Talha Alali Wise Wolfだった。

欧州連合元副大統領、Luisa Morgantiniは、イタリア代表団と共に出席した。地域コミュニティー・メンバー、アーティスト、学者、教師、活動家、ジャーナリスト、旅行者、子どもたち、若者や家族たちもまた参列した。気分は喜びと祝賀のそれだった。

(略)

弾圧と抵抗の鮮明な例証

群衆支配道具の彼ら通常の陣立てで重武装したイスラエル兵士・警察大隊が、イヴェントを監視するため配置され、すぐ近くから視ていたのだから、本当に説得力あることば。彼らの存在は、家ばかりでなく非武装民衆抵抗の破壊にもまた余念がない画一的団体の鮮明な例証だった。

イヴェントに入って30分、明らかに、音楽家、俳優、その聴衆におびやかされ、軍は、さらにゲストが到着するのを妨げるため、村の入口を封鎖した。しかし、イヴェントは続いた。アルワラジャの人びとは、その声を上げ、彼らのストーリを話した。

(略)

全文:The Electronic Intifada


 欧州連合元副大統領の出席がなかったならば、この集いも「違法」集会として弾圧されたことだろう。パレスチナの芸術・文化が、占領勢力、イスラエルにより弾圧されているときに、イスラエルに対する世界市民による芸術・文化ボイコットに対し、「芸術・文化はボイコットされるべきでない」と発言することは虚しい。

アーカイヴ:公開書簡:テルアヴィヴのカメリ劇場での上演に反対を表明して(01月29日)


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ラマッラでハンガーストライキの囚人支持をデモンストレーション

EDITOR
2012年04月25日
フォトストーリ
Photos by Rafael Guendelman Hales

4月23日月曜日、ハンガーストライキのパレスチナ囚人何百人もを支持するデモンストレーションが、ラマッラ市、マナラ広場で開催された。大規模ハンガーストライキは、4月17日、囚人の日に始まり、日々、ますます多くの囚人たちがストライキに加わる。囚人たちの主要な要求は、行政拘留、独房監禁を停止することと、定期的家族の訪問の権利である。

抗議者たちは、イスラエルの鉄格子の向こうの兄弟姉妹への連帯を繰り返し、何人かは、大規模ハンガーストライキ運動とは別に、殆ど2ヵ月間、食物を拒絶してきた囚人のポスターを掲げた。パレスチナ旗が、いつもの党派の旗に代わって振られ、パレスチナ指導層とアラブ支配者一般に向けられたとき、スローガンはさらに怒りを増した。

(略)

全文と画像7点:The Palestine Monitor
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ハンガーストライキ - 2題

ハンガーストライキ58日目、患う拘留者継続決定
2012年04月26日木曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

パレスチナ政治犯、タエル・ハラフラは、ラムレ刑務所病院でハンガーストライキの58日目に入り、身体がその免疫系を失っており、臓器が働かなくなるかもしれないと、刑務所の医師が警告した一方、まだストライキを継続すると決意している。

マンデラ研究所の弁護士、アンワル・アブラフィは、ハラフラを訪ね、最近の彼の肝臓と腎臓のCTスキャンが、彼の身体が機能できず、彼の生命は重大な危険にあると明らかにすると述べた。

アブラフィは、ハラフラ、34歳が、歩くことも立つことも出来ず、鋭い胸痛、胃痛を被り、彼の右眼は殆ど見えないと述べた。

ハラフラは、体重24キロを失い、低血圧、非常な低血糖、脈拍増大、脱毛、口と歯肉からの出血、筋肉虚弱を被っている。

健康状態の悪化にも拘らず、ハラフラは、弁護士に、イスラエルが彼に対する行政拘留命令を無効にするまで、ストライキを継続すると決意しており、人権集団に、病気の拘留者たちが、ラムレ刑務所病院で服従させられる悲惨な状況に注意を払うよう求めたと語った。

ハラフラは、西岸南部の都市、ヘブロンに近いハラス村出身;彼は、2010年6月、軍により拉致され、刑事告発もないまま、繰り返し更新される行政拘留下に捕らえられてきた。

(略)

全文:International Middle East Media Center

ハンガーストライカーの家族が生命を心配
2012年04月25日

ナブルス、(PIC) -- イスラエル占領刑務所でハンガーストライキの50日目にあるオマル・アブシラールの家族は、イスラエル刑務所業務 (IPS) が彼への訪問を禁止して、彼の健康への懸念を表明した。

オマルの姉妹、ウム・オバダは、2012年3月27日、彼女の兄弟を訪ねるため IPS に要請を提出したが、その要請は拒絶されたと、PIC記者に語った。

彼女は、職員ひとりも、わざわざ家族に電話することもなく、あるいは連帯を示すこともないと語り、彼女の兄弟の事例を無視していると、PA(パレスチナ自治政府)を非難した。

ウム・オバダは、彼が、糖尿病、高血圧、脈拍低下、潰瘍、背中の痛みを被ると指摘し、イスラエル占領当局がオマルの生命に完全に責任を負うとした。

(略)

全文:The Palestinian Information Center


 パレスチナ自治政府にイスラエルから圧力がかかっている可能性もある。少なくてもファタハが、イスラエルに拘留されるファタハ系政治囚にハンガーストライキに加わらないよう呼びかけたとする記事を読んだ記憶がある。だから、パレスチナ自治政府はハンガーストライカーの家族誰にも、連帯を表明することはないだろう。
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