The Electronic Intifada al-Walaja
2012年04月25日

俳優チームがアルワラジャ住民により語られたストーリを即興劇に変容した。(Sarah Tuck / The Electronic Intifada)
西岸のいくつかの村同様、アルワラジャ住民も、イスラエルの壁に対して毎週のデモンストレーションを行う。
しかしながら4月13日、村は、何か違ったもののため集まった。ジェニン拠点の「自由劇団」とその「自由バス」乗組員が、軍の暴力、家屋破壊、土地没収、そしておそらく最も重要なこと、公正のため彼らの闘争に断固たる態度を示すその決意のストーリを語る村人たちの自伝的話を聞き、上演するため招待された。
アルワラジャの人びとに連帯し、彼らのストーリを聞くため、群衆200人以上が集まった。
高いコンクリート板の陰に捕われて
アルワラジャは、差し迫る幽閉と消滅の可能性に直面する村である。毎日、ヴォルヴォとキャタピラのトラックが、イスラエルの壁の別の部分の進む筋を準備して山腹を掘り起こす。仕上がったなら、この壁はアルワラジャを囲い込み、高いコンクリート板の不変のラインの陰にその住民たちを閉じ込めるだろう。
国際法に違反して、アルワラジャの人びとは、既にその土地を奪われ、その家を破壊されてきた。壁の本当の目的は、そのルートが明かす。その軌跡は、グリーンライン(停戦ライン)をはるかに越えて土地と水資源を併合しながら、西岸を深くうねる。
4月13日の抗議は、イスラエル国立公園と一方的に宣言された山頂で開催された。土地のこの部分は、アルワラジャの人びと、何世代もが収穫してきたオリーヴ樹を含む。
(略:長いので)
再生
「自由劇団」とその「自由バス」乗組員は、俳優チームが、これらストーリを即座に即興作品に変容し、聴衆メンバーが自伝的話を共有し・観る相互作用アプローチの「再生劇」を取り扱うため招待された。「自由バス」乗組員に同伴したのは、ダル・カンディール(トゥルカレムの音楽家集団)とラッパー、Talha Alali Wise Wolfだった。
欧州連合元副大統領、Luisa Morgantiniは、イタリア代表団と共に出席した。地域コミュニティー・メンバー、アーティスト、学者、教師、活動家、ジャーナリスト、旅行者、子どもたち、若者や家族たちもまた参列した。気分は喜びと祝賀のそれだった。
(略)
弾圧と抵抗の鮮明な例証
群衆支配道具の彼ら通常の陣立てで重武装したイスラエル兵士・警察大隊が、イヴェントを監視するため配置され、すぐ近くから視ていたのだから、本当に説得力あることば。彼らの存在は、家ばかりでなく非武装民衆抵抗の破壊にもまた余念がない画一的団体の鮮明な例証だった。
イヴェントに入って30分、明らかに、音楽家、俳優、その聴衆におびやかされ、軍は、さらにゲストが到着するのを妨げるため、村の入口を封鎖した。しかし、イヴェントは続いた。アルワラジャの人びとは、その声を上げ、彼らのストーリを話した。
(略)
全文:The Electronic Intifada
欧州連合元副大統領の出席がなかったならば、この集いも「違法」集会として弾圧されたことだろう。パレスチナの芸術・文化が、占領勢力、イスラエルにより弾圧されているときに、イスラエルに対する世界市民による芸術・文化ボイコットに対し、「芸術・文化はボイコットされるべきでない」と発言することは虚しい。
アーカイヴ:公開書簡:テルアヴィヴのカメリ劇場での上演に反対を表明して(01月29日)