リサ・ゴールドマン
日曜日の「エルサレムの日」イヴェントで、パレスチナの少年、恐らく10歳が、国境警察の非常に腹を立てた隊員により、東エルサレムの通りを追いかけられた。国境警官が彼に追いつき掴もうとしたちょうどそのとき、少年はつまずいて転び、立ち上がった。しかし、22歳の女性イスラエル人活動家が、少年の逮捕を妨げるためふたりの間に割って入り、パレスチナ人少年を逃れさせた。
「エルサレムの日」は、1967年戦争でのイスラエルの勝利に続く都市の「再統一」の祝賀を意図する。実際それは、旗で覆われたイスラエル国粋主義者らの一日で、彼らが、東エルサレムと旧市街の通りを通って行進するとき、輪になって踊り、歌い(イスラエル国粋主義者お気に入りのスローガン、「アラブ人に死を」を含み)繰り返す。ユダヤ人デモンストレータの多くが、イスラエルと西岸の右翼イェシバー(タルムード専門学校)からバスで運ばれる。
東エルサレム住民、アジズ・アブサラは、イスラエル警察が、パレスチナ商店に「緊張緩和」のため「エルサレムの日」早くに店舗を閉めるよう「提案」すると書く;先立つ何年か、イェシバー学生らが、旧市街でパレスチナ人を攻撃し、彼らの資産を破壊した。警察は、パレスチナ商店に、店舗の外に陳列されるいかなる商品も取り除くとのむき出しの命令を出す。同じ投稿で、アジズは、その年「エルサレムの日」、彼が警察により、彼の身分証明書が住人と示してさえ、 - 彼自身の地区での - 彼の存在が祝賀を妨げるかもしれないので、自宅に戻ることさえ妨げられたと記述する。
最近何年か、イスラエル左翼活動家何人かが、祝賀の行進の流れが過ぎた旧市街の門の外で、小さな反-デモンストレーションを行なってきた。一般に、反-デモンストレータたちは、「東エルサレムは被占領パレスチナ領域」などのようなスローガンの小さな掲示を掲げる。パレスチナ人何人かもまた、普通、パレスチナ旗を手に集会を開く。
今年、超正統派ユダヤ教の男が、10歳の少年の手からパレスチナ旗をひったくり、返却を拒んだ。少年は怒って、ユダヤ人の男の手をこじ開けようとした。10歳のパレスチナ少年と完全に成長したユダヤ人の男の間の争いを見た国境警官は、旗を返すようにユダヤの男に命じるよりむしろ、パレスチナの少年を追いかけた。誰かが、その事件のモンタージュを作り、注釈と共にFacebookに掲載した。2番目の写真に見られる、国境警官の目の憤怒表明に注目。
親-パレスチナFacebookページに投稿されたモンタージュ (photo: facebook.com/welcometopalestine)
結局、彼が少年を掴もうとしたちょうどそのとき、国境警官の前に自らを投げ出したSahar Vardiという名のエルサレムの22歳のイスラエル人活動家の介入のおかげで、少年は逃げた。フォトジャーナリスト、Haim Schwarczenbergが、この事件を撮った。
イスラエル人活動家、Sahar Vardiは、国境警官がパレスチナの子どもを逮捕するのを止めるため介入 (photos: Haim Schwarczenberg)
この事件はまた撮影され、クリップがYoutubeに投稿された:
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(略:Facebookに投稿された極右ユダヤ人の暴力的反応のいくつか、翻訳に堪えない)
全文:+972
YouTubeの画面をクリックするとYouTubeのサイトでこの動画を観ることができる。6秒の動画だから、boycottilに埋め込まれた動画で充分と思うかもしれない。しかしながら、YouTubeにはYouTubeの情報がある。この動画のコメント欄に「するとこの少年の犯罪というのはパレスチナ旗を持っていたこと? 殆どニッポンが朝鮮を占領していたときのようじゃない」とある。ニッポンの占領は叩きつぶされた。イスラエルの占領を叩きつぶすのに、このコメントが役立つかもしれない。