2012年05月28日

解放の1時間前、囚人が行政拘留に移送

2012年05月24日木曜日
William Temple - IMEMC & Agencies

今日のPNN報道で、アルアフラル囚人調査・人権センターは、5月23日水曜日、囚人、サメ・エライウェ、50歳が、彼の予定された解放の日取りの1時間前に、ナブルス市から行政拘留に移送されたと述べた。

行政拘留は、公正で適正な裁判の法令に反して、行政命令により権限を与える告発も裁判もない拘留である。

アルアフラルの長、フォアド・アルハフシは、火曜日、イスラエル軍が、エライウェの事例を、彼の弁護士、ファレス・アブアルハッサンに伴われ、裁判所に提起したと確認した。裁判所は、翌日のエライウェ解放を命じた。

しかしながら、イスラエル諜報機関が、エライウェの弁護士が裁判所を離れた後、裁決を覆すよう訴えて、裁判所は、行政拘置所に囚人を4ヵ月の移送とした。

アルハフシは、イスラエル諜報機関が囚人の精神を故意に破壊しようと企てると申し立て、実際、ハンガーストライキの前以上に使用しているように見えるとき、行政拘留政策停止に、軍が本当に合意したのかどうか疑問を呈した。

イスラエル刑務所行政と囚人最高委員会が、5月14日、合意に署名して以来、25を超える事例が行政拘留に移送されてきた。

原文:International Middle East Media Center


 イスラエル刑務所行政と囚人最高委員会の合意は以下の通り:詳しくはアーカイヴ記事で:
書面にされた合意は、5つの主要条項を含む:
● 囚人は、合意の署名に続き、ハンガーストライキを終了するものとする;
●「安全」の理由での囚人の長期の隔離使用を終了し、囚人19人は、72時間以内に隔離から移動されるものとする;
● ガザ回廊の囚人の第1度近親者(親子兄弟姉妹)と、曖昧な「安全理由」に基づき訪問が否定されてきた西岸の家族の家族訪問は、1ヵ月以内に回復するものとする;
● イスラエル諜報機関は、日々の状況を改善するため、IPSと囚人たちの間の会合を促進する組織された委員会の存在を保証する;
● 行政拘留が基づく秘密ファイルが、「非常に重大な」情報を含まない限り、現在行政拘留中のパレスチナ人308人に関し、新たな行政勾留命令、あるいは行政勾留命令更新はないものとする。

アーカイヴ:歴史的パレスチナ大規模ハンガーストライキを終了させたイスラエルの譲歩の詳細が明らかになる(05月19日)
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西岸に国際軍を配置するとき

2012年05月22日火曜日|Yossi Gurvitz

IDF(イスラエル国防軍)が、入植者らからパレスチナ人を保護することができず保護するつもりもない以上、国際軍に西岸を渡すときだ。

アシラ・アルキブリーヤ村での事件が、土曜日、B'Tselemのカメラに捉えられて以来、メディアの注目を引いた。Yitzhar入植者集団が、村襲撃を企て、畑に火を放ち、そのうちの2人が、彼ら自身を防衛するため集まった村住民に対し威勢よく発砲し、彼らのひとりに重傷を負わせた。現場にいたIDFガンマンたちは何もしなかった。IDF報道官は、「一見したところ、ヴィデオは事件全体を表わしていない」といったようなことに口角泡を飛ばした。IDF報道官の欠落は、パレスチナ村に侵入を企て、実際発砲した入植者らの逮捕への言及だった。

事件が実際に報道された事実により、盲点を突かれた入植者らは、いくつかの主張を持ち出してきた。彼らは、 (a) 火事はパレスチナ人により起こされた; (b) 遵奉のユダヤ人は土曜日に火をつけないのだから、そして (c) 急襲者らは実際入植地 衛兵団だったと、主張した。

これら嘘の取り崩しは、入植者らの虚偽の文化をあばくために重要だ。Haggaiが書いたように、ヴィデオの最初は、入植者らが丘を下ってきて、そのとき、火事の兆候がないのを示す。主要ヴィデオが、村のごく近くでの火事と、パレスチナ消防車を示す。わたしたちはそして、入植者らが下りてきたとき、パレスチナ人の何人かが彼ら(入植者)の進む道ですれ違って、彼ら(入植者)の後ろに火をつけたと信じるよう求められる。ありそうな話。あなたがそれを信じるなら、わたしが「エルサレムに海辺の家を持つ」というのも、実に合理的評価となる。

第2の嘘は容易に論駁される。聖なる群は、聖なる日の「特別の魂」を吹き込まれ、退屈で死ぬので、Yitzhar入植者らによる襲撃は、ことさら土曜日がむしろ一般的だ。ちょうど1年前、Yitzharの入植者らが、アシラ・アルキブリーヤを襲撃し、住民に石を投げつけ、車輌に火を付けたのが記録された。破壊分子の中には、異教徒殺害マニュアル、悪名高い「Torat Ha'Melekh」小冊子の共同執筆者、Yitzharイェシバー(トーラー専門学校)の校長、Yitzhak Shapiraもいた。入植者らは、非-ユダヤ人との対立があるなら、安息日の神聖を侵すことができると、そのとき語った。いかに... 都合のいい。彼らは恐らく、1年後、誰かがこの言い訳を思い出し、それが彼らの真新しい嘘に噛み付き返すだろうとは思わなかった。

3番目の嘘に関して:わたしは、その領域を受け持ったことがあり、またわたしは、そのひとりがピストルを振り回す武装の男3人のみの、強奪展開団を見たことはない。そして入植地の外で一団がしていることは何か? 「無届け外出」しに?

入植者はしかしながら、問題ではない。Yitzharの入植者らは、よく知られる獰猛な雄牛だ。問題はIDFだ。西岸でのその存在は、それが占領勢力であるという理由のみで認められる。そういうものとして、それは被占領住民を保護する義務を負う。それが処理されず、それほど懸命に試みられなかった。それだけでなく、それ(IDF)は、戦争犯罪である占領地へのユダヤ人人口移送を支援し、そればかりでなく、この人口を保護し(もうひとつの戦争犯罪)、戦争法によれば、その保護下にあるひとを、入植者らが傷つけるのを首尾一貫して可能とする。そして戦争法はまたしても、西岸でのIDF存在の唯一の口実だ。

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兵士とMitzpeh Yairの入植者、ヘブロン南部。 (Photo: B'Tselem)

そしてそれは、Yitzharばかりでない:入植者らは昨日、Mitzpeh Yair前哨基地近くでパレスチナ人を攻撃し、彼らのひとりは、B'Tselem調査官が持っていたヴィデオカメラを盗んで壊し、彼を脅した。IDFガンマン存在は、またしても、介入しなかった。これは今や、長年続いている。2011年遅く、入植者らが、IDF基地を攻撃した後、Yoav Mordechai旅団長が、 - 選ばれた民のメンバーでなく、パレスチナ人からの場合、投石攻撃にIDF大佐はどのように応じるのか訊ねた軍事記者、Carmela Menasheに、告げたのはこうだ:「わたしは、Carmela、君が、彼の前に立っているユダヤ人に、旅団長が発砲すると期待しないだろうと思う、わたしは、君がそれを本気で言ったのでないと確信する」。

言うすべてのものが言うためにある。IDFは、その義務を果たすことも、それ(IDF)が彼ら(パレスチナ人)のただ中に連れてきた侵入者からパレスチナ人を保護することもできず、わたしが意味するところで、そのつもりもない。その将軍らは、それが彼らの義務、第一の義務で、入植地を保護するとしても最後に来るとさえ理解しない。とすれば、そして、和平プロセスが可笑しくもないジョークとすれば、わたしたちは、西岸のIDFを国際平和維持軍に置き換える運動をすべきだ。IDFは、占領軍としてその義務を果たす能力があると証明するのに45年あったが;失敗した。略奪するものから先住民を保護できる新しい軍事力を議題にのせるときだ。

原文:+972


 誰かの土地を、別の誰かにやる、それが1947年の国連による「分割決議」だった。自分の土地でないのだから、もちろん国連にパレスチナ人の土地を分割してヨーロッパからやってきたユダヤ集団に「分けてやる」権利などあろう筈もなかったが、その問題はおくとして、それに続く紛争は予見できたのだから、「分割決議」をした以上、その分割ラインに国際軍を派遣しておくべきだった。わたしの感覚では、国際軍派遣は既に、45年でなく、65年遅いのだ。
posted by mizya at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする