2012年06月30日

英国弁護士たちがイスラエルによる子ども拘留の慣例を違法と語る

2012年06月27日水曜日

ベツレヘム (Ma'an) -- 英国の上級弁護士代表団は、火曜日、拘留するパレスチナの子どもたちのイスラエルの扱いが国際法に違反すると述べる報告書を発表した。

英国政府後援の独立調査は、国連、イスラエル・パレスチナNGO、元イスラエル兵士、パレスチナの子どもたちによる、未成年者が、拘束(手枷・足枷)、フーディング(頭から袋を被せる)独房幽閉を被る証言を記録する。

「慣例的に、そして実体的期間、子どもたちを独房幽閉に捕らえることは、仮にそれが生じるなら、拷問に等しくなり得るだろう」と報告書は述べる。

夜襲で子どもたちを強奪し、肉体的な、あるいは言葉による虐待、そして彼らを親から離して保つこともまた、虐待、非人間的、あるいは尊厳を貶める扱いの国際的禁止に反すると、それは付け加える。

権利集団は、パレスチナの子どもたちおよそ700人が、毎年、イスラエルにより拘留されると見積もる。

報告書はまた、イスラエルの子どもとパレスチナの子どものための別の法制度の適用により、イスラエルが、差別に対する国際法に違反していると言及する。

パレスチナの子どもたちが、12歳の幼さでイスラエルにより拘留されてきた一方、イスラエルの子どもたちは、14歳未満では投獄され得ない。イスラエルの子どもたちが、48時間以内に弁護士へのアクセスを与えられなければならないのに反して、パレスチナ人は法的支援なしで3ヵ月間、捕らえられ得る。

「国際法下、人種や国籍に基づく、刑の管轄権を行使するものの間の差別の権利を与えられる国家はない。不平等、あるいは差別的公正は、公正でない」と、報告書が述べる。

イスラエルはまた、パレスチナの子どもたちを、被占領領域からイスラエルに移送することにより、国際人道法に反していると、それは述べる。

報告書はまた、パレスチナ人を裁決する軍システムに児童法廷を導入した最近の法的改善を歓迎するが、「法改正にも拘らず、慣例は変わっていない」と述べる。

英国外務省は、英国新聞、The Independentに、報告書が、拘留中のパレスチナの子どもたちのイスラエルの扱いに対する政府の長年の懸念のため、資金提供されたと語った。

(略)

全文:Ma'an News Agency
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占領(勢力)が未成年者6人を5年から12年投獄

2012年06月26日

カルキリヤ、(PIC) -- イスラエル法廷は、西岸、カルキリヤの東、アッズーン町のパレスチナの子ども6人に対し、彼ら各々に対する過重な罰金に加え、苛酷な判決を出した。

アッズーンでのイスラエル攻撃記録責任者、ハッサン・シュバイタは、Quds pressに、ジェニンの西、サレム軍事法廷が最近、14歳から16歳までのパレスチナの子ども6人に対し、5年から12年までの苛酷な現実の判決を出し、彼ら各々に過重な罰金を課したと伝えた。少年6人は、昨年の4月に逮捕され、それ以来彼らの裁判は何度か延期されたと、彼は語った。

パレスチナ職員は、法廷が、ハーレド・アブハニーアに12年、オスマン・オムランに9年、ムハンナ・メシャールに8年の刑を判決したと付け加えた。法廷はまた、サジ・イムラン、モハメド・アブハニーエ、サアド・アブハニーエに対し、5年の刑を発した。

シュバイタは、法廷が、拘留者6人の家族に、囚人各々につき8月12日前に、5000シェケル(10万円ほど)支払うよう、でなければ、彼らの刑期はもう1年半延長されるだろうと、課したと指摘した。

原文:The Palestinian Information Center
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2012年06月29日

イスラエル軍事法廷がパレスチナの子ども14歳に8年の刑

OCCUPIEDPALESTINE
2012年06月24日

カルキリヤ、(PIC) - サレムのイスラエル軍事法廷は、カルキリヤ県、アッズーン村のパレスチナ人の子どもに8年の投獄を判決した。

Quds Pressは、アッズーンでのイスラエルの暴力を記録する担当、ハッサン・シュバイタが、「有罪を判決された」子ども、イハブ・ハニ・ミシャアルは僅か14歳と語ったと、伝えた。

彼は、イスラエル軍検察が、同じ村の子どもたち集団に対し、同様の苛酷な刑を求めたと語った。

彼は、数ヵ月前に逮捕された子どもに対する判決が、子どもの権利への重大な違反と語り、イスラエル法廷を激しく非難した。

シュバイタは、子どもたちを標的とする政策を終らせるよう、イスラエル占領当局に、圧力を加えることを要求した。

原文:Occupied Palestine


 この記事には、8年の投獄を判決された子どもの罪状が書かれていない。まあ、通常は石を投げた、といったところだ。しかしイスラエルの捜査能力は決して高くない。イスラエル人入植者らがパレスチナ人に石を投げて負傷させ、そのシーンがヴィデオに記録されていてさえ、その入植者を特定できない有様なのだ、つまり逮捕できない。だからパレスチナの子どもたちは拷問で「自白」を強要される。それが「数ヶ月前に逮捕された」数ヶ月の意味するところだ。だから拷問で自白させた罪状が何であれ重要でない、と、ここまで書いてぐずぐずしていたら、「パレスチナ子ども囚」の署名活動のメールが届く。英国の署名活動だけれど、構わず署名してSign the petitionをクリックすると、Postcode で英国でないと識別し、「英国ではありませんね」と聞いてくるので、「はい」とばかりに、マスにチェックを入れると、ニッポンからのでも受けつける。以下:

パレスチナ子ども囚の虐待を終らせよ

パレスチナの子どもたちは、通常、真夜中に逮捕され、弁護士も彼らの親の立ち会いもなく尋問センターに連れて行かれ、そして、自白の証拠で有罪と判決される。家族の大多数は、刑務所の子どもたちを訪ねる許可が下りない。彼らの拘留中、パレスチナの子どもたちの虐待の多くの証拠がある。

今日請願に署名を!

英国市民としてわたしたちは、イスラエル当局によるパレスチナ人子ども囚の虐待を終了するため、あなた方の権力のすべてを使用するよう、わたしたちの政府としてのあなた方に要求します。わたしたちは、(イスラエル)国家がパレスチナの子どもたちの権利を支持し、国際法を満たすまで、イスラエルとの特恵貿易協定すべての凍結をあなた方が支持するよう求めます。

原文:Palestine Solidarity Campaign
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イスラエル軍はなぜ13歳のマムーン・アッダムを殺したのか?

Hama Waqum
2012年06月24日

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オリーヴ畑中に広がった血まみれのマムーンの衣服の切れ端 (Photo: Hama Waqum)

赤い染みの黒と青の布の断片が、ガザ市郊外のオリーヴ畑中にばらまかれてある。

13歳のマムーン・アッダムのT-シャツの残りが、オリーヴの茂みや彼が殺された場所から5メートルに振り飛ばされた彼のサンダルに引っかかっている。

誰も、水曜日午後、2時30分に起こったことについて話しておらず、イスラエル国防軍 (IDF) も、いつものごとく、彼らの行為について問われていない。

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手のつけられていないピクニックと血まみれのクッション。(Photo: Hama Waqum)

マムーンは、ゼイトゥーンとタルエルハワ界隈の間の地区の庭で両親とピクニックをしているとき、IDFにより投下された爆弾によって殺された。

マムーンの隣人のひとり - 特定されることを望まなかった20代の男 - は、「ぼくは、悲鳴を聞きつけ、オリーヴ畑にやって来た。黒煙を見ることができた。ぼくは、到着して固まった - ぼくは、5分間、何もできなかった。ぼくは、若い母親が息子の遺体の上で叫んでいるのを見た」と事故を思い浮かべた。

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爆発の衝撃で後ろに吹き飛ばされたフェンスに記されたあばた。 (Photo: Hama Waqum)

爆弾が落ちた穴は浅く、それが着弾したとき、マムーンは、1メートル半ほどにいた。彼の右腕はぱりぱりに焼かれ、身体は小さな穴で穴だらけだった。彼の衣服は焼け、オリーヴ畑中、近隣の土地にも広がり、茂みに断片となってあった。爆弾の効力は、近くの金属フェンスを2メートル吹き飛ばした。金属は、小さな豆粒大の穴で穴だらけにされる。マムーンの隣人は、爆弾が、小さな傷のうねりで彼の胴体を点々で覆う、クラスター(群れ)に爆発する金属小球を含むと考える。

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小球サイズの穴が、マムーンの身体と周辺地域の両方を傷つけた。 (Photo: Hama Waqum)

マムーンの学校のテストとノートが、オリーヴ畑のプラスチック・フェンスを溶かした爆発から免れたピクニックの現場の周りに散在していた。隣人が、「マムーンは、いつも書くのが好きで、どこにでも紙を持っていく」と思い浮かべた。

オリーヴの木立は、24時間、殆ど触れられなかった。家族のピクニックは、プラスチック・テーブルの上で手をつけられないままだ。ドライ・ピクルスの脇に、マットレスとクッションがあり - どちらも今、マムーンの母親が、息子を日陰に移し、盲目の、攻撃で頭部を負傷した彼の父親の前に彼を横たえたので、血に染まった。爆弾破片が茂みに引っかかり、マムーンの(携帯)電話はみっつに裂けて、野バラに絡みあう。

隣人は、マムーンの母親が「彼の身体を夫の前に横たえ、見ることのできない夫に『マッシャッラ(アラビア語「神と共にあらんことを」といった意味だと思う)と言って;あなたの受難者、息子のために』と言った」と説明した。

マムーンの死は、月曜日に開始されたエスカレーション以来の16件のひとつだ。13歳の死は、大きく報道されることなく過ぎ去り、IDFは、説明を求めるTwitterに、歪んで応答することを除き、彼の死に関して公式声明をしていない。

Twitterから:
@Sarahcarr 2012年6月22日
わたしの最後のRTに導いた@WelshInGazaをフォローし、ガザでピクニックしていたティーンエイジャーを何故殺したのか@IDFSpokespersonに尋ねて。

IDF
@IDFSpokesperson
.@WelshInGaza@Sarahcarr、なぜハマースは、ピクニックのティーンエイジャーを人間の盾として使用するのか? #Gaza ow.ly/bKIvO
2012年6月22日

隣人たちは、その地区からミサイルが発射されたことはなかったし、仮にあったとすれば、紛れもなく家族は、ことさらエスカレーションの中で、ピクニックを離れたと語った。

IDFにより提示されたロケット発射の証拠はなく、誰も、何故13歳が殺されたのか問いたださない。

彼らが何故マムーン・アッダムを殺したのか説明するようIDFに圧力をかけてください。

彼らとのコンタクトはここ

TweetはIDFSpokesperson

原文:Mondoweiss

アーカイヴ:子ども4人を含むパレスチナ人16人が1週間で殺された(06月28日)


 この記事が100MBの限界を超え、写真を押し込むために、古い記事の、使った記憶も定かでない画像をいくつか取り除いた。しかし、取り除きすぎないように注意したから、現在99MBのまま、間もなくこのboycottilを終了すると宣言してから、もはや1ヵ月になる。マスメディアとの落差を記録してきたつもりだから、記録として今後も利用いただけるなら嬉しい。
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2012年06月28日

子ども4人を含むパレスチナ人16人が1週間で殺された

2012年06月24日日曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

ガザ回廊のパレスチナ医療筋は、イスラエル軍が、土曜日夜、ガザ市西部地区を砲撃して、住民ひとりが殺され、他の10人が負傷したと報告した。最新の攻撃は、1週間で、死亡者数を子ども4人を含む16人とする;子どもや女たちを含む、少なくてもパレスチナ人73人が、イスラエル軍により遂行された40回を超える攻撃で負傷した。

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モタズ・アリ・アッシャワフ、6歳 - Palinfo

ガザの厚生省報道官、アシュラフ・アルクドゥラ博士は、土曜日夜、住民、オサマ・マフムード・アルアッダが殺され、住民10人が負傷したと報告した。軍が、ガザ市西部、Al-Quds Open University通りをオートバイに乗っていたアルアッダにミサイルを発射した。

アルアッダは、ガザの民衆抵抗委員会の軍事部門、サラハッディーン旅団のメンバーだ。

軍隊により発射されたミサイルはまた、住居建造物の壁に命中して、民間住民の中に多くの負傷者を出した。

ガザの医療・救急業務報道官、アドゥハム・アブサルミーヤは、ガザで民間住民に対し戦争犯罪を犯したイスラエルを非難し、国際社会に介入してガザ回廊に対するイスラエル軍のエスカレーションを止めるよう要請した。

Maan News Agencyと話して、アブサルミーヤは、1週間で、イスラエルのミサイルと砲撃により殺されたパレスチナ人を、以下のごとく特定した:

1. オサマ・マフムード・アリ、42歳は、ガザ市西部へのイスラエル無人機によるミサイル発射により、6月23日土曜日、殺された。

2. ハーレド・ナセル・アルボレイ、25歳は、ジャバリアの東、クレイボ・ヒルを標的とした軍によるミサイル発射で、6月23日土曜日に殺された。

3. モタズ・アリ・アッシャワフ、6歳は、6月23日土曜日、軍が、ハーンユーニスの東の遊び場を砲撃して、殺された。

4. モハマド・アブド・アッザアニーン、23歳は、ベイトハヌーンの東、アッシッカ通りへのイスラエルのミサイルにより、6月18日に殺された。

5. ホマム・ジャマル・アブカドゥース、20歳は、6月22日金曜日、ガザ市北部、アッスーダニーヤ地区で殺された。

6. バッシム・アブドゥラ・アフマド、28歳は、6月22日金曜日、軍が、ガザ回廊中央部、アルブレイジ難民キャンプの東地区に砲弾を発射し、殺された。

7. モハマド・ズヘイル・アルハレディ、30歳は、ガザ回廊北部地区の封鎖-破りトンネルを、軍が砲撃し、毒ガスにより窒息した。

8. ターエル・モハマド・アルベイク、26歳も、ガザ回廊北部地区の封鎖-破りトンネルを、軍が砲撃し、毒ガスにより窒息した。

9. モーメン・アルアッダム、13歳は、ガザ市の東、アッゼイトゥーン地区に、軍が砲撃し、6月21日に殺された。

10. ガーレブ・アッワドゥ・エルメイラト、21歳は、6月20日、軍が、ガザ回廊南部、ラファのオートバイにミサイルを発射し、殺された。

11. ハディール・アフマド・アルハッダド、2歳は、6月19日、軍が、ガザ市東部、アッゼイトゥーン地区の彼女の両親の家を砲撃して、殺された。

12. バッサム・モハマド・アブマリーク、16歳は、6月19日、ガザ回廊中部のKissufim検問所近くへのイスラエルの砲撃により殺された。

13. ユーセフ・アッティルバーニ、16歳も、6月19日、ガザ回廊中部のKissufim検問所近くへのイスラエルの砲撃により殺された。

14. ジハード・アブシャバーブ、22歳は、6月18日、ベイトハヌーンの東、アッシッカ通りへのイスラエルのミサイルにより殺された。

15. モハマド・シュバト、23歳は、ガザ回廊北部、ベイトハヌーンの東へのイスラエル無人機により発射されたミサイルで、6月18日に殺された。

16. モハマド・アブオダ、24歳も、ベイトハヌーンの東にイスラエル無人機により発射されたミサイルで、6月18日に殺された。

イスラエルの爆撃は、人口密度の高い地区、競技場、鍛冶屋や他の仕事場、家屋や住居建築物に加えて、抵抗訓練キャンプと考えられる地域を標的とした。

原文:International Middle East Media Center

関連記事:「攻撃下のガザ | 続く虐殺、2012年6月23日の攻撃 | 写真」Occupied Palestine 画像115点ほど(警告:負傷者、遺体の写真を含む! が、目を背けるほど損傷の激しい遺体も負傷者も、掲載写真の中に含まれてはいない)
ラベル:ガザ回廊
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イスラエルが囚人協定を破った憤り

2012年06月21日木曜日

ベツレヘム (Ma'an) -- 囚人権利集団、アッダミールは、木曜日、元ハンガーストライカーの行政拘留を更新するイスラエルの決定により憤慨させられたと語った。

ハッサン・サファディは、イスラエルが告発あるいは裁判なしに彼の拘留を更新しないと約束して、5月14日、71日間のハンガーストライキを終了した。

サファディの行政拘留を6ヵ月更新するイスラエルの決定は、「囚人ハンガーストライキ委員会とイスラエル当局間の合意のあからさまな違反である」と、アッダミールは語った。

サファディは、告発なき彼の拘留に抗議して、3月5日にハンガーストライキに入った。さらに何千人もが、5月14日、囚人たちとイスラエル当局間の取引で終了した抗議に加わった。

アッダミールは、サファディの延長の宣告が、さらなる合意違反が続くだろうことを示唆する懸念を表明した。

「長期間のハンガーストライカーたちの誰あれ、示された日付に解放される保証は、今やない」。

5月14日の取引で、囚人代表団は、サファディを含む長期的ハンガーストライキにある行政拘留者5人が、期間終了の際解放されるとの、イスラエルからの明確な約束を確保したと、パレスチナ囚人協会の長、カドゥラ・ファレスはそのとき語った。

イスラエルは、投獄を要求する新たな情報がなければ、告訴なく捕らえられているパレスチナ人300人以上の行政勾留を更新しないと約束したと、ファレスは付け加えた。

イスラエルはまた、独房幽閉を停止し、ガザの囚人たちに家族の訪問を許可する囚人の要求「促進」に同意した。

アッダミールは、拘留者、ディラール・アブシシがまだ独房幽閉にあり、もうひとりの囚人が先週、隔離に移されたと言及した。

一方、イスラエルの行政勾留政策と、ガザの囚人たちが家族の訪問を許されていないことに変わりない。

原文:Ma'an News Agency

アーカイヴ:アムネスティ・インタナショナルが、独房幽閉からのパレスチナ人移動は肯定的一歩だが、イスラエルは囚人の権利保護ためもっと行うべきと語る(05月19日)
     :歴史的パレスチナ大規模ハンガーストライキを終了させたイスラエルの譲歩の詳細が明らかになる(05月19日)


 アーカイヴの記事で、つまり囚人委員会とイスラエル刑務所行政間の合意成立の時点で、アッダミールは既に「イスラエルが囚人に関する合意を尊重しない経歴を持つ」と言及している。イスラエルはそのような指摘を証明することを恥じない。
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2012年06月27日

「胃袋の闘い」の猛威のもうひとりのパレスチナ政治囚が死の間際

Ira Glunts
2012年06月21日

イスラエル占領に対する大規模パレスチナ非暴力抵抗はどこにあるか? それは、フリードマンやクリストフといったあまりに独りよがりの自由主義ジャーナリストらが尋ねることだ。しかしながら、それが現れると彼らは見ない、見るとしても、彼らはそれについて書かない。恐らくそれは、彼らが思い描いたとおりの抗議というのでない。

71日間ハンガーストライキしてきたアクラム・リハウィは、差し迫る死の危機にある。リハウィは、イスラエル刑務所業務が、悪化する健康のため人道的立場で、彼を解放するよう要求している。長い間喘息と糖尿病を被ってきたリハウィは、2004年以来、イスラエル刑務所にある。パレスチナ囚人の権利組織、アッダミールは、リハウィが適切な治療を受け取るよう民間病院への即刻の入院を要求している。

アッダミール・ウェブサイトの6月20日投稿によると:

アッダミールと人権医師団-イスラエル (PHR-Israel) は、今日、ハンガーストライキの70日目に、生命の差し迫る脅威に直面し続ける、アクラム・リハウィのため、その大きな懸念を繰り返す。PHR-Israelの独立の医師が、最後の6月6日の訪問以来、彼への定期的アクセスをまだ否定されているものの、アッダミールの弁護士、モナ・ネッダフは、昨日、ラムレ刑務所医療クリニックの彼を訪ねることができた。

ネッダフ氏は、訪問に続き、アクラムがとてつもなく疲弊して弱っており、現在の体重が49キロしかないと言及した。更に、6月16日以来、彼は静脈投与を通したいかなるビタミンや液体も拒絶している。彼はひとりで水を飲んでいるが、水を飲むことさえ、現在、彼にとっては非常に困難で、ネッダフ氏は見るに絶えず、そして彼は、1日当たりおよそ1リットル飲むことができるのみだ。

アクラムは、イスラエル当局がPHR-Israelによる要請を継続的に否定して、6月6日以来、独立の医師の訪問を受けてこなかった。PHR-Israelの医師が、長引くハンガーストライキと、糖尿病と喘息を含む前からの持病が相まっての、アクラムの差し迫る死の危機を診断してから、今や、15日が経過した。6月14日、イスラエルの地方裁判所は、彼の健康悪化にも拘らず、PHR-Israelにより提出された、アクラムを民間病院に移送する訴えを拒絶した。アクラムは、ネッダフ氏に、適切な治療のため、すぐにも民間病院に移送される彼の希望を強調した。

リハウィは、32日間ハンガーストライキしてきたサミール・アルバルクと房を共有する。アルバルクは、彼に対するいかなる告発ももたらされない、不明確な投獄を被る行政拘留者だ。

アッダミールのリハウィ入院の要求に加え、組織は、囚人どちらもの独立の医師たちの診察を許可し、その家族の訪問の権利を許すよう、当局に望む。

90日以上の断食後、伝えられるところによれば、7月10日の刑務所釈放を勝ち取ったガザのサッカー選手、マフムード・サルサクの事例により生成された世界的周知を、リハウィとアルバルクは受け取っていない。パレスチナ・国際活動家たちは、ハンガーストライキを継続する他の囚人たちのためにも、同程度の周知を生成することを望んでいる。

2000人もの囚人たちの1ヵ月にわたる全般的ハンガーストライキは、5月に、イスラエル当局との合意で終わったが、食べることを拒絶することにより、囚人何十人もが、抗議を続ける。現在のハンガーストライカーは、ハシャロン刑務所に捕らえられる20人のティーンエイジャー集団を含む。6月12日にそのストライキを開始した少年たちは、投獄の苛酷な条件に抗議している。

原文:Mondoweiss


 パレスチナサッカー・ナショナルチームの選手、マフムード・サルサクのハンガーストライキは、ワールドカップの地区予選の時期に重なっていた。活動家としては、当然、これを利用しない手はないと思う。しかしもちろん、目指したのはサルサクの解放ばかりではない。犯罪の証明が不可能な(つまり犯罪を犯していない)パレスチナ人を拘束するイスラエルの手法、「行政勾留」の不正も、どれほど繰り返し述べられたことだろう。パレスチナサッカー連盟が加盟するアジアサッカー連盟を動員できなかったことは無念だったけれど、イスラエルが加盟するヨーロッパサッカー連盟もFIFAも動員に成功した。しかしそれは、サルサクひとりの解放でなく、彼の後にいる何百人、何千人に繋がっていくのでなければならない。

 沖縄で開催される「キジムナーフェスタ2012」のシンポジウム、「平和構築のための児童・青少年演劇の役割」で、イスラエル代表は何を語るつもりだろう。イスラエルが弾圧するパレスチナの子どもたちを捕らえて、学問する権利まで奪うイスラエルに、語る資格があるのだろうか、何かを。

アーカイヴ:拘留されたパレスチナの子ども20人がハシャロン刑務所でハンガーストライキ開始(06月18日)
     :イスラエルがパレスチナの子どもたちの刑務所での食事数を減らす(05月31日)
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