2012年06月26日

BDS総括:Zakir Hussainがテルアヴィヴとエルサレムでの演奏キャンセル

nora
2012年06月19日火曜日

世界的ボイコット、資本引き上げ、制裁 (BDS) 運動のニュースの今週の総括:タブラの巨匠、Zakir Hussainが、インドとパレスチナのBDS運動家による訴えに続き、演奏をキャンセル;中東のボイコット活動家たちが、シルク・ドゥ・ソレイユにイスラエルでのショーをキャンセルするよう促す;Punks Against Apartheid(アパルトヘイトに反対するパンクたち)は、Red Hot Chili Peppersに、ピケラインを跨ぐなとアピール;ガザの家族が、英国女王にロンドン塔の血のダイヤモンド展示を取り除くよう要請;ガザの学生活動家たちが、外国の学生たちとの連帯と戦略の拡大模索。

著名なインド人音楽家、Zakir Hussainがテルアヴィヴとエルサレムの公演キャンセル

インド・パレスチナBDS運動家たちによる訴えに続き、タブラの巨匠、Zakir Hussainは、彼がテルアヴィヴとエルサレムでの来たるショーをキャンセルしていると発表した。公演は来月に予定されていた。

2週間前、INCACBI、Indian Campaign for the Academic and Cultural Boycott of Israel(イスラエルの学術・文化ボイコット・インド・キャンペーン)は、Hussain - 伝統的・現代的インド音楽の主導的演奏家で作曲家 - に、彼の予定されたショーをキャンセルするよう訴える書簡を書いた。インドのアーティストとミュージシャン85人以上が署名したその書簡は述べた:

異なって演奏することは、意図せず、イスラエルの植民地主義・アパルトヘイト・占領政策に承認のスタンプを与えるでしょう。イスラエルは、国際法を尊重せず、自由・平等・公正へのパレスチナ民衆の権利を認めないとき、世界的文化領域に受け入れられるべきでしょうか? イスラエルの植民地的・人種主義的政策のエスカレーションへの応答で、イスラエルを孤立させる国際的運動が地歩を固めるとき、わたしたちは、あなたがイスラエルで演奏する招待受理の倫理的連座を熟考なさるよう促します。イスラエルでのあなたのパフォーマンスは、あたかもイスラエルとのビジネスが通常通り続くと見せかけ、イスラエルの悪習の糊塗を手伝うでしょう。

(略)

全文:The Electronic Intifada


 以前、「イスラエルの西岸入植住宅建設への国際的非難 - 4題」の記事に、「ニッポン-イスラエル外交関係樹立60周年記念事業」を添付したことがある。このような記念事業もまたイスラエルの占領政策の糊塗に利用されていることは言うまでもない。最近の事業としては、7月、ハイファ・シアター『レッツ・ムーヴ〜心の叫び〜』 キジムナーフェスタ2012 / アシテジ世界ミーティング、沖縄市内での開催だ。ニッポンの市民運動の裾野は狭い。パレスチナ問題に取り組む活動家たちが、脱原発運動にも、沖縄の米軍基地問題にも取り組んでいる。絶望的な気分になるのは、なぜ沖縄で「パレスチナ」でなく「イスラエル」なのか、土地、環境、生活、そして命を奪われているのは、沖縄であり、パレスチナ、奪っているのは、米国でありニッポン政府、イスラエルなのに、なぜ「イスラエル」なのか、と、考えるからだ。もちろん沖縄に限らない、選挙で勝利を収めたハマースを、NHKは「イスラム原理主義組織、ハマス」と枕詞を付けて言及する。ニッポン全体がそうなのだから、沖縄ばかりを非難するつもりはない。それでもなお、沖縄の米軍基地問題が、米国に追随するニッポン政府の枠内で解決の道筋がたたない以上、問題を世界に広げていくために、世界の同様の問題とタグを組むことは考えられていい。世界を見回すなら、パレスチナこそがまさしくタグを組む仲間ではないだろうか。
 ハイファシアターの「レッツムーヴ〜こころの叫び〜」は招待作品で、イスラエル大使館、つまりイスラエル政府の後援を受けている。さらに皮肉なのは、8月2日に開催の「平和構築のための児童・青少年演劇の役割」と題するシンポジウムで、パネリストのひとりに、パレスチナの演劇集団を弾圧してきたイスラエルの「ラジ・アミタイ(アイテジイスラエル会長)」(「アイテジ」は「アシテジ」の誤りと思われる)の名があることだ。パレスチナ演劇集団へのイスラエルによる弾圧の記事をアーカイヴからひとつだけ:

アーカイヴ:午前3時、イスラエルがパレスチナ劇団美術監督逮捕(06月11日)
posted by mizya at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スコットランド議会 が論争のイスラエル商会への補助金を終了するよう促される

2012年06月21日木曜日
PNN

パレスチナ人権集団は、今日、6月21日木曜日、論争のイスラエルの清涼飲料企業の英国支店へのScottish Enterprise補助金200,000ポンドを終了するよう、MSP(スコットランド議会メンバー)の支援を得るキャンペーンを開始した。

イスラエルのEden Springsは、1967年以来、イスラエルにより違法に占領された土地、シリアのゴラン地域の水を管理し、くみ出すことにより、国際法違反で非難される。会社は最近、ヨーロッパに拡張し、Eden Springs UKとしてこの国で経営する。

MSPたちは、「まだ手渡されていないいかなる補助金も撤回し、将来、Scottish Enterpriseが、Eden Springsや国際法に違反していると考えられる他のいかなる企業をも支援したり取引したりすることのないよう、明確なガイダンスを発行すべく、Scottish Enterpriseを指導する」よう政府に促すアリソン・ジョンストンによるスコットランドの緑の党運動に署名するよう求められている。

運動家たちはまた、「Eden Springs UKの将来を脅かす」増大するボイコット・キャンペーンに対処するため、企業がScottish Enterpriseからの援助を求めた後、Eden Springs UKの常務取締役、Jean-Marc Bolingerと会談した財務大臣、John Swinneyを標的としている。Scottish Enterpriseが、企業への200k(金額でキロを使っているのを見るのは初めて、まあ、1,000ということで)ポンドの援助金を発表したのは、この大臣会議の後だった。

(略)

全文:Palestine News Network
posted by mizya at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする