2012年06月28日

子ども4人を含むパレスチナ人16人が1週間で殺された

2012年06月24日日曜日
Saed Bannoura - IMEMC & Agencies

ガザ回廊のパレスチナ医療筋は、イスラエル軍が、土曜日夜、ガザ市西部地区を砲撃して、住民ひとりが殺され、他の10人が負傷したと報告した。最新の攻撃は、1週間で、死亡者数を子ども4人を含む16人とする;子どもや女たちを含む、少なくてもパレスチナ人73人が、イスラエル軍により遂行された40回を超える攻撃で負傷した。

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モタズ・アリ・アッシャワフ、6歳 - Palinfo

ガザの厚生省報道官、アシュラフ・アルクドゥラ博士は、土曜日夜、住民、オサマ・マフムード・アルアッダが殺され、住民10人が負傷したと報告した。軍が、ガザ市西部、Al-Quds Open University通りをオートバイに乗っていたアルアッダにミサイルを発射した。

アルアッダは、ガザの民衆抵抗委員会の軍事部門、サラハッディーン旅団のメンバーだ。

軍隊により発射されたミサイルはまた、住居建造物の壁に命中して、民間住民の中に多くの負傷者を出した。

ガザの医療・救急業務報道官、アドゥハム・アブサルミーヤは、ガザで民間住民に対し戦争犯罪を犯したイスラエルを非難し、国際社会に介入してガザ回廊に対するイスラエル軍のエスカレーションを止めるよう要請した。

Maan News Agencyと話して、アブサルミーヤは、1週間で、イスラエルのミサイルと砲撃により殺されたパレスチナ人を、以下のごとく特定した:

1. オサマ・マフムード・アリ、42歳は、ガザ市西部へのイスラエル無人機によるミサイル発射により、6月23日土曜日、殺された。

2. ハーレド・ナセル・アルボレイ、25歳は、ジャバリアの東、クレイボ・ヒルを標的とした軍によるミサイル発射で、6月23日土曜日に殺された。

3. モタズ・アリ・アッシャワフ、6歳は、6月23日土曜日、軍が、ハーンユーニスの東の遊び場を砲撃して、殺された。

4. モハマド・アブド・アッザアニーン、23歳は、ベイトハヌーンの東、アッシッカ通りへのイスラエルのミサイルにより、6月18日に殺された。

5. ホマム・ジャマル・アブカドゥース、20歳は、6月22日金曜日、ガザ市北部、アッスーダニーヤ地区で殺された。

6. バッシム・アブドゥラ・アフマド、28歳は、6月22日金曜日、軍が、ガザ回廊中央部、アルブレイジ難民キャンプの東地区に砲弾を発射し、殺された。

7. モハマド・ズヘイル・アルハレディ、30歳は、ガザ回廊北部地区の封鎖-破りトンネルを、軍が砲撃し、毒ガスにより窒息した。

8. ターエル・モハマド・アルベイク、26歳も、ガザ回廊北部地区の封鎖-破りトンネルを、軍が砲撃し、毒ガスにより窒息した。

9. モーメン・アルアッダム、13歳は、ガザ市の東、アッゼイトゥーン地区に、軍が砲撃し、6月21日に殺された。

10. ガーレブ・アッワドゥ・エルメイラト、21歳は、6月20日、軍が、ガザ回廊南部、ラファのオートバイにミサイルを発射し、殺された。

11. ハディール・アフマド・アルハッダド、2歳は、6月19日、軍が、ガザ市東部、アッゼイトゥーン地区の彼女の両親の家を砲撃して、殺された。

12. バッサム・モハマド・アブマリーク、16歳は、6月19日、ガザ回廊中部のKissufim検問所近くへのイスラエルの砲撃により殺された。

13. ユーセフ・アッティルバーニ、16歳も、6月19日、ガザ回廊中部のKissufim検問所近くへのイスラエルの砲撃により殺された。

14. ジハード・アブシャバーブ、22歳は、6月18日、ベイトハヌーンの東、アッシッカ通りへのイスラエルのミサイルにより殺された。

15. モハマド・シュバト、23歳は、ガザ回廊北部、ベイトハヌーンの東へのイスラエル無人機により発射されたミサイルで、6月18日に殺された。

16. モハマド・アブオダ、24歳も、ベイトハヌーンの東にイスラエル無人機により発射されたミサイルで、6月18日に殺された。

イスラエルの爆撃は、人口密度の高い地区、競技場、鍛冶屋や他の仕事場、家屋や住居建築物に加えて、抵抗訓練キャンプと考えられる地域を標的とした。

原文:International Middle East Media Center

関連記事:「攻撃下のガザ | 続く虐殺、2012年6月23日の攻撃 | 写真」Occupied Palestine 画像115点ほど(警告:負傷者、遺体の写真を含む! が、目を背けるほど損傷の激しい遺体も負傷者も、掲載写真の中に含まれてはいない)
ラベル:ガザ回廊
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イスラエルが囚人協定を破った憤り

2012年06月21日木曜日

ベツレヘム (Ma'an) -- 囚人権利集団、アッダミールは、木曜日、元ハンガーストライカーの行政拘留を更新するイスラエルの決定により憤慨させられたと語った。

ハッサン・サファディは、イスラエルが告発あるいは裁判なしに彼の拘留を更新しないと約束して、5月14日、71日間のハンガーストライキを終了した。

サファディの行政拘留を6ヵ月更新するイスラエルの決定は、「囚人ハンガーストライキ委員会とイスラエル当局間の合意のあからさまな違反である」と、アッダミールは語った。

サファディは、告発なき彼の拘留に抗議して、3月5日にハンガーストライキに入った。さらに何千人もが、5月14日、囚人たちとイスラエル当局間の取引で終了した抗議に加わった。

アッダミールは、サファディの延長の宣告が、さらなる合意違反が続くだろうことを示唆する懸念を表明した。

「長期間のハンガーストライカーたちの誰あれ、示された日付に解放される保証は、今やない」。

5月14日の取引で、囚人代表団は、サファディを含む長期的ハンガーストライキにある行政拘留者5人が、期間終了の際解放されるとの、イスラエルからの明確な約束を確保したと、パレスチナ囚人協会の長、カドゥラ・ファレスはそのとき語った。

イスラエルは、投獄を要求する新たな情報がなければ、告訴なく捕らえられているパレスチナ人300人以上の行政勾留を更新しないと約束したと、ファレスは付け加えた。

イスラエルはまた、独房幽閉を停止し、ガザの囚人たちに家族の訪問を許可する囚人の要求「促進」に同意した。

アッダミールは、拘留者、ディラール・アブシシがまだ独房幽閉にあり、もうひとりの囚人が先週、隔離に移されたと言及した。

一方、イスラエルの行政勾留政策と、ガザの囚人たちが家族の訪問を許されていないことに変わりない。

原文:Ma'an News Agency

アーカイヴ:アムネスティ・インタナショナルが、独房幽閉からのパレスチナ人移動は肯定的一歩だが、イスラエルは囚人の権利保護ためもっと行うべきと語る(05月19日)
     :歴史的パレスチナ大規模ハンガーストライキを終了させたイスラエルの譲歩の詳細が明らかになる(05月19日)


 アーカイヴの記事で、つまり囚人委員会とイスラエル刑務所行政間の合意成立の時点で、アッダミールは既に「イスラエルが囚人に関する合意を尊重しない経歴を持つ」と言及している。イスラエルはそのような指摘を証明することを恥じない。
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