ラマッラ (Ma'an) -- イスラエルが、西岸の平均的なパレスチナ人より各入植者に70倍の水を割り当てると、日曜日、パレスチナ水当局の長は語った。
ラマッラでの記者会見で、シャダッドゥ・アッティリは、パレスチナ人が、1995年のオスロ合意で割り当てられた量より少ない、また、国際基準により必要とされる4億立米の4分の1程の、1億500万立米の水を受けると語った。
イスラエルが、西岸の殆どの水資源を支配し、パレスチナ人にイスラエルから水を買うことを強いて、パレスチナ人に割り当てる水量増加を拒絶すると、アッティリは語った。
水はイスラエルとの交渉の最終的地位問題で、最終会談に問題を延期することが、ガザと西岸に於ける水危機を創出してきたと、官僚は語った。
パレスチナ水当局は、水を購入しなければならず負債で何十億シェケルもになると、アッティリは語った。パレスチナ自治政府は、自身の財政危機のさなか、負債を支援してきていないと、彼は付け加えた。
一方ガザでは、水の95パーセントが人間の消費に適しておらず、また、海水 -- 下水で汚染された -- は、腎臓病の長期的問題を脅かし、過剰抽出の沿岸集水地域に漏れている。2年以内に、ガザに残される飲料水はなくなるだろうと、アッティリは語った。
原文:Ma'an News Agency
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