プレスリリース
2012年07月22日
Emek Shaveh組織とシルワン村住民たちは、ユネスコに、そこの考古学残骸の上、エルサレム旧市街の壁の隣に建設が予定される「Kedemセンター」を建設するElad組織の計画に関して、専門的見解を発するよう要請する。Givati駐車場での、この観光複合施設は、都市の性格と保存に著しい変更を構成する。わたしたちの見解では、危機に瀕する世界遺産としてのエルサレム旧市街の宣言は、計画された建設に関して、ユネスコの関与を要求する。
2012年2月に、エルサレム地区計画・建設委員会は、5階建ての9000平米の地区を覆う観光複合施設工事を承認した。建物は、旧市街の壁の外に建設されることになっており、壁から20メートルほどの距離しかない。工事は、「Givati駐車場」として知られる考古学発掘地区で行われるだろう。プロジェクトは、Elad協会とイスラエル自然・公園当局により開始された。
Emek Shavehは、ユネスコ(書簡は別便に添えられる)に、提出された計画に介入し、エルサレム旧市街に対する計画の構造物の影響に関する独立した専門的見解を発するよう求めた。ユネスコの1981年の世界遺産遺跡としてのエルサレムの壁の承認と、旧市街の危機に瀕する世界遺産遺跡としての認識は、ユネスコが、エルサレムの遺産の保護のための責任機関と示す。
わたしたちは、遺物当局や自然・公園当局といった古代遺跡の保護の責任を負うイスラエル機関(複数)が、この計画を支援しているので、この訴えをユネスコにしている。イスラエルのユネスコ世界遺産委員会議長が、この計画の企画者であり、したがって、わたしたちは、彼に独立した見解を示すよう訴えることはできない。
発掘や考古学層の撤去、あるいは遺物の上での工事やその結果の秘匿といった一方的手段は、協議することも地域の住民すべてを考慮することもない一方的ビジョンによってのみ、エルサレムの遺産を形づくる。「Givati駐車場」での計画の観光センターは、見られ保存されるエルサレム遺産の方法を実質的に変更し得る。現在の政治状況で、そして世界遺産遺跡としてのエルサレムの重要性ゆえ、エルサレムの遺跡を保護するため、多くの手段が必須である。
1. わたしたちは、ユネスコに、「Givati駐車場」で計画のプロジェクトを検討し、エルサレムの遺産へのプロジェクトの影響に関し、明確な姿勢を述べるよう求める。
2. エルサレム地区計画委員会が既に建設計画を承認したので、即刻、そして遺跡で建設工事が始まる前に行動する必要がある。わたしたちは、イスラエル政府に建設計画に関する明確な姿勢を提示するユネスコを代表する独立チームを求める。
3. エルサレムのユニークな位置が、全体としてエルサレムの遺産を保護し、今日遂行される一方的活動を和らげるため行動する、エルサレムに常置する独立のユネスコ代表派遣を必要としている。
4. 考古学発掘は、エルサレムの特質と都市景観を形作る重要な役割を果たすので、考古学が、地域のユネスコ代表事務所で、建築様式があるごとく、適切に表わされるだろうことが必要である。
* 「Emek Shaveh」は、考古学者、およびイスラエル-パレスチナ闘争の考古学の役割を変えるため作業する人権活動家の非営利組織。www.alt-arch.org
原文:Occupation Magazine
エルサレムの遺跡は層を成している。時代を追うごとに、上に上にと街をつくってきたからだ。イスラエルは建国以来、古代ユダヤの遺跡を探してきたがみつかっていないことは、このboycottilで、何度も繰り返してきた。だからウマイヤド王朝の遺跡やローマ遺跡を破壊してユダヤ遺跡を探すことは、その上の層のエポックともいうべき遺跡の破壊に直結する。みつかるユダヤ遺跡はたかだか住居跡だ。