ガッサン・バンヌーラ
イスラエルのエルサレム自治体は、火曜日、旧市街の城壁内にあるパレスチナ人所有の家屋、2棟を破壊した。
火曜日の真昼、イスラエル軍が到着、モハメド・ゴーシャに、彼所有の家屋を破壊するよう強いた。
家族は、兵士たちが彼らを攻撃し、家族のひとりと居合わせた若者を拉致したとメディアに語った。家族は、兵士たちがモハメドに、彼が即刻家屋を破壊しなければならない、さもなくば、2万5000ドルの罰金が課されると告げたと、つけ加えた。
その日早く、イスラエル軍は、聖墳墓教会近くの別のパレスチナ人の家屋を破壊した。
家屋所有者、ハリル・アルハルトニは、軍警察が来て家族に家を出るよう強い、破壊する前に弟を逮捕したと語った。彼は、家が4カ月目前に最初の破壊にあったとつけ加えた。
エルサレム関係パレスチナ大臣、ハティーム・アブデル・カデルは、イスラエルのエルサレム自治体が、東エルサレムのパレスチナ人所有家屋、800の破壊を計画している、と述べた。
自治体は、2つの家屋が必要な建築許可なしに建設されたと言う。1967年に、イスラエルがエルサレムを占領して以来、当局がパレスチナ住民に建築許可を与えることは殆どない。イスラエル政府は、東エルサレムの中と周りに、国際法に反する行為、ユダヤ人入植地を組み込み続けてきた。
イスラエルが1967年にこの地域にやってくる以前から(つまり占領する前から)建っていた家屋、あるいは、イスラエルが存在する以前から(つまり、1948年のイスラエル建国以前から)の家屋さえ、建築許可がないとして、破壊の脅威にさらされているケースが知られている。
破壊作業のコストを抑えるため、パレスチナ人に自身の家屋の破壊を命じるか、あるいは居住者に罰金を課すことによってコストの代価を払わせるのが通常だ。
原文:International Middle East Media Center
関連記事:「パレスチナ人、自身の家屋の破壊を命じられる」Ma'an News Agency