ドキュメンタリー『ビリン・闘いの村』の監督、佐藤レオさんの訃報に衝撃を受けている。
今年4月、ビリンの毎週金曜日のデモで、バシムが殺された時、このboycottilでいくつか記事を掲載した。そのうちのひとつ、モハマド・ハティブによる弔辞「彼の名はバシム」を冒頭のみ翻訳し、届いた英語のまま掲載したのを、佐藤レオさんが丁寧に翻訳してくれた。
「彼の名はバシム」佐藤レオ訳
翻訳を知らせてきたメールに「初めて読んだとき、そして翻訳を終えたとき、僕も涙してしまいました」とある。わたしが「不覚にも涙が溢れた」と書き送っていたから。
レオさんは続けて「しかし、彼の死を受け止め、ポスターのプリントが入ったシャツを着て、シールドを作り、勇敢に抵抗するビリン村の人々の強さには圧倒されます」と書いていた。
背中にパレスチナを刺繍したジャケットを羽織った彼の姿を忘れない。