ラマッラ - Ma'an - スイスのベルンで開催された国際事務局との会談が成功裏に終わり、万国郵便連合(UPU)により、パレスチナは(国際)郵便番号が割り当てられた、と情報技術省は水曜日、発表した。
連合への使節団を率いたマフムード・ディワンは、再開される時手段が独立したパレスチナ郵便制度の保証を促進するし、イスラエルの制度とは異なると語った。現在、外国から西岸やガザに宛てた郵便には、イスラエル「気付」とか「経由」と掲示しなければならない。西岸域内か、西岸からガザに小包が送られる場合のみ、「パレスチナ」の表示が受け入れ可能だった。
「万国郵便連合は、パレスチナと他国間での直接の郵便のやりとり促進を目指す、一連の決定と方法を採った」と、ディワンは、会議から戻る時語った。
ディワンによれば、1948年以来、国連団体のUPUは、パレスチナ郵便番号の採択が、パレスチナに、開発資金や専門的技術組織へのアクセスを与えると語った。
(後略)
全文:Ma'an News Agency
パレスチナ美術家との交流展に長らく関わってきたから、国際郵便の制度を使って、パレスチナに作品を送ることも多かった。いつも「イスラエル経由」と記さなければならなかった。「経由」と記すこと自体、イスラエル宛ではないことの証明だから、ぞんざいな扱いを覚悟しなければならない。
纏めて、パレスチナ美術家のひとりがアンマンに出かけ、そこから東京に送られた、パレスチナ作家の作品を展示する展覧会を終え、パレスチナに送り返す場合、「おそらくイスラエル郵便局が中身を開いてまで確認しないと思われる」300g以内に小分けして、5つか6つの「小型包装物」に作り、「イスラエル郵便局が開く意欲を失うように」幾重にも交点に結び目をつくりながら麻ひもで結わえ、別の郵便局から日を違えてひとつづつ、「イスラエル郵便局に確実に届けなければならないと圧力をかけるため」包装物が確実に届いたと確認する(受信者の署名を求める)国際郵便はがきを添付するために書留で送ったものだった。もちろん、作品が届けばパレスチナ作家から連絡が入る。この「受信確認はがき」は、殆どの場合、ぼろぼろになって、2、3ヵ月かそれ以上経って郵便受けに入っていた。えっ、イスラエル郵便局は、はがき1枚、船便で送ってきたの? これって航空便の代金が含まれているのじゃない? このはがきを添付するために何百円か支払っているのだから...