2009年12月14日

新たなパレスチナ食品表示でイスラエルが怒りを表明

The Times
2009年12月12日
ヴァレリー・エリオット

 より明確な選択を買い手に与えるため、イチゴ、ナツメヤシ、オリーヴといった西岸からの食品が、パレスチナ農場からかイスラエル入植地からかを、間もなくラベルが表示するだろう。
 スーパーマーケットと他の小売業者は、商品のボイコットを引き起こすというイスラエルの怒りにも関わらず、論議を呼んだ政府の新たな指導に従うと決めた。

 商品は「西岸生産(イスラエル入植地生産)」と「西岸生産(パレスチナ生産)」と明示されるだろう。政府は、その領域は国際的に承認された境界の国家内ではないので、イスラエル入植地からの生産物が「イスラエル生産」とラベルされないだろうと決定した。
 被占領地からの商品にイスラエル生産とラベルする貿易業者はまた、EUの法律違反行為で執行の可能性に直面する。

 処置は即座に、イスラエル外務省報道官、Yigal Palmorとの外交的論争を引き起こした。 彼は、それが「究極の目的が、イスラエル製品のボイコットである要請を満たす」と語り、処置を非難した。 彼は「それは懸念材料だ」と語った。

(中略)

 イギリスの行為が「明白に政治的」と見えたより広いユダヤ人社会の懸念もあった。政府が、東エルサレムと西岸の入植地、50万人ユダヤ人が平和の障害であると信じていることは広く知られている。

「西岸生産」ラベルを維持するロビー活動をしてきたユダヤ系イギリス人代理評議会の執行部チーフ、Jon Benjaminは、消費者や小売業者からの新指導要綱の要求が全くなかったと語った。
(後略)

全文:Times Online

アーカイヴ:イギリスは入植地製品を避ける?(12月13日)

 例えば豆腐、「遺伝子組み換えでない」と表示している場合、わたしの解釈はこうだ、40%は遺伝子組み換えの大豆が使われている。50%以上、例えば55%の大豆が「遺伝子組み換え」大豆でない場合、残りの45%が「遺伝子組み換え」大豆を使っていても「遺伝子組み換えでない」と表示できることに、ニッポンではなっている、と聞いた。実に酷い表示を(生産者の都合ばかりを考え、消費者のことなど眼中にない)ニッポン政府は許容しているとあきれながら、「遺伝子組み換えでない」とある商品の購入を避けている。が、だからといって、ニッポン政府に「表示を適正に」と要求まではしない、というか、労を惜しんでいる、さほど効果はあるまいと思って。ただ「不買」を貫いている。だから、上の記事、ユダヤ系イギリス人代理評議会の執行部チーフの言は説得力がない、「要求がない」のではなく、「要求はあって」「届かない」だけなのだ。
posted by mizya at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。