2009年12月16日

力と窃盗:イスラエルの束縛

2009年12月14日
ポール・クレイグ・ロバーツ

「入植者らが西岸モスクを攻撃してイスラーム聖典を焼く」は、2009年12月11日のロンドン・タイムズの表題だった。

 パレスチナ家屋の破壊、パレスチナのオリーヴ果樹園の根こそぎ、パレスチナ人が、学校・仕事・治療に行くのを阻む数えきれない検問所、パレスチナ人が彼らから奪われた土地に行くのを拒絶する壁、そして、ガザ・ゲットーの孤立と封鎖を伴う、これらの攻撃は、パレスチナ人大虐殺のイスラエル政府政策の一部である。

 イスラエル・ロビーは、アメリカに、イスラエルの良き友人、元大統領、ジミー・カーターにさえ、そのような力を持ち、アメリカ「クリスチャン」伝道者らが、利益を得て買収された政治家らと共に、パレスチナの緩やかな大虐殺のイスラエル政策を正当化してきた間、何十年にもわたり存在してきた大虐殺の慮ったことば - アパルトヘイト - の使用で凶暴化される。
(中略)

 国際法の下で、軍事力による占領者が、被占領地を盗むことは禁じられている。米国はしかしながら、国連決議の拒否権を行使して、何10年間もイスラエルの国際法違反を保護してきた。米国政府が、国際法の下でイスラエルに責任を負わせるのを防ぐ権力を行使したので、イスラエルはパレスチナ人からパレスチナを盗むことができた。
(中略)

palestinian-loss-of-land.jpg

 イスラエルに制御されたアメリカのメディアで、わたしたちは、パレスチナ人は、潔白なイスラエル人を殺すため爆薬を(その身に)縛る、あるいは、ロケットを撃ち込んでイスラエルの町を恐れさせるテロリスト、と際限なく聞かされる。上の地図を一瞥するなら、本当のテロリストが誰かを明らかにするに充分だ。イスラエル・プロパガンダの成功は、完全に明白な事実に直面して、アメリカ国民の無知と無関心を地獄に落とす。
(中略)

「世界唯一の超大国」米国は、中東に関するいかなる独立した声も持たない。実権は、入植者暴漢、イスラエル副首相で外務大臣のアヴィグドール・リーバーマンの手に留まる。これが、オバマ政権の中東政策を支配する男だ。リーバーマンが、「全能の米国大統領、バラク・オバマ」に、イスラエルへの、占領下のパレスチナの土地に、違法な入植者入植地を停止するという注文を撤廃するよう強制する。オバマは鳥に与えられ、彼の主人に提出された(???原文参照)。

 まるで世界を所有しているかのように、意気揚々と歩くマッチョなアメリカ人は、イスラエルの傀儡以外の何者でもない。米国は国家ではない。植民地だ。

全文:counter punch

 つまりニッポンは植民地の植民地? 聞くところによると、ジュゴンの棲む美しい珊瑚礁に「米軍基地」は建設できない、と米国裁判所が差し止め、米国は、国内的にも辺野古での基地建設を進めることはできない、とか。なぜ、ニッポン・メディアは伝えないのだろう。ニッポン・メディアは、野党、自民党の「傀儡」? まさかね、米国に商品を売りたいスポンサーを慮っているのか。
posted by mizya at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | article | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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