カイロ - エジプトは、ガザ回廊との国境に沿って壁を建設する、主権者たる権利を有すると、土曜日、パレスチナ大統領、マフムード・アッバスが語ったとして引用された。エジプトのアル・アフラム紙への所見で、パレスチナ指導者は、密輸トンネルのネットワークをそぐ明白な意図で、地下に伸びる壁は「エジプトの主権の問題」と語った。
アッバスは、西岸を統治するが、2007年、ガザ回廊の支配をめぐってライヴァルのハマース党派に負けている。彼はまた、パレスチナの主要なふたつの政党の和解を送らせているとして、イスラーム主義運動を支援している、イランを非難した。
エジプトは、ハマースがその支配を固めた後、(地中海)沿岸飛び地に封鎖が敷かれて以来、トンネル経由の、基本的商品、家畜、ドラッグ、兵器、その他で儲かる密輸取引をそぐよう、国際的圧力下に置かれてきた。
(後略)
全文:Earth Times
アーカイヴ:エジプト人活動家:エジプトは壁建設よりガザを支援すべき(12月19日)
国際社会は、ガザ封鎖解除を求めているとばかり思っていた。エジプトが言う国際社会というのはアメリカだけではないのか。国連だって「封鎖解除」を求めているのだから。
それにしても、封鎖で、仕事もなく、食べるものもなく、飲む水さえ汚染され、電気も燃料も、住む家さえも失ったパレスチナ人の大統領の発言とも思えない。国際社会が「封鎖解除」を求めていることをどのように考えているのか。これだから、選挙で負けるとしても不思議はない。