ブリュッセル、(PIC)--ガザ回廊との国境での鋼鉄壁建設とイスラエルによる封鎖に加担するエジプトへの抗議で、大規模な集会と座り込み抗議が、土曜日、ヨーロッパ大陸中のエジプト大使館前で組織されるだろう。
ヨーロッパの親パレスチナ協会連合は、金曜日、これらの抗議がイギリス、オランダ、スウェーデン、ドイツ、スイス、デンマークを含む多くのヨーロッパの国々で行われると語った。
連合は、抗議が、エジプト政府当局に、ラファ国境検問所を開き、鋼鉄壁建設を止めることで、ガザへの封鎖を終わらせるよう圧力をかけることが目指されていると付け加えた。
連合は、これらの座り込み抗議が、世界の自由の声を黙らせることはできず、ガザの人びとと連帯する立ち位置を宣言することを妨げることもできないと、エジプト政府当局へのメッセージを送ると強調した。
(後略)
全文:The Palestinian Information Center
抗議行動の記事のジャンルを「文化」としてしまうのは、この国に抗議行動の文化は存在しないと考えるからに違いない。パレスチナ関連のNGOは多いとまでは言えないにしても、この国にも存在する。しかし、それらNGOを繋ぐ「連合」といったものは存在しないし、抗議行動をも自らの役割とは認識していないように見える。あるNGOが主催した「講演会」で、参加者のひとりが、デモなど抗議行動を計画するようNGOに要請したのに対し、「それはNGOの仕事ではない」と返答したと聞いたことさえある。しかるに、よそから届くこのような情報で知り得るのは、NGOが協同して抗議行動を準備しているのである。欧米を絶賛するつもりはない。ただ、この国に抗議の文化は存在しないと思うばかりなのだ。